小説「サラダドレッシングをかけないで」より2

そして夕暮れがやって来た。
レタスは言いようのない浮遊感を覚えた。
何だか、世界の中でほんとに一人ぼっちになってしまったような。
日が沈むにつれ、自分の影だけが濃くなっていくような。

それは孤独ともよく似ていた。



下巻165頁より引用

※架空の小説です

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