自治会情報の開示にニーズはあるのか?

自治会に入りたくないという動機に占める大きな要素として「自治会とは何か?」ということを知らないということがあると思う。
この「何か」の中には目的や狙い、これまでの実績や成果など多くのものが含まれているはず。
そもそも知らないものには入れない。
むしろネガティブイメージが先行している。

この解消法の一つとして自治会総会議案書データベース的なものを地域で作れないか?
もちろん役員の情報など個人情報に繋がるものは見えない形にするなどの工夫は必要だけれども。

そこに新たに転居したいと思う人の判断材料の一つとして提示できるものにする。

これが整備されている自治体は自治会に対しての情報公開が進んでいると評価され、転入者にとってもプラスポイントの一つになる。

また、他の自治会にとっても近隣自治会がどのような取り組みをしているのかを知ることもできる。

自治会とそれにまつわる取り組みで、その自治体としての評価が高まり、その先の都市間競争においても優位になれるポイントにできるのではないか?

これをやるには連合会で参加自治会に対して総会議案書の開示許可をもらう必要がある。

総会議案書の取り扱いはおそらく各自治会における文書管理規程などで定められているか、もしくは全く想定していない可能性もあるのでその辺の定義からしてもらう必要がありそうだけれども。

自治会という組織に不足しているのは他の自治会との客観的な比較なのではないかと思い始めている。
もちろん任意団体なのでそこだけで完結しても何の問題もないのだが、行政から補助金を得、地域に一つしか作れないという独占的団体でもある。

この辺をリーディングするのがまさに自治会連合会的な組織、機能なのだと思うのだけれども、そこも十分に機能できていないように感じている。

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