自治会予算の余剰金

当自治会費は昨年度まで月額300円だったが諸々の理由から今年度より月額200円に値下した。
一つの理由は余剰金の増加だ。
最初に自治会予算を見た時に驚いたのが余剰金。
何故ここまで増えてしまったのかということ。

過去の総会議事録などを紐解くと、自治会館建設並びにその維持費に将来費用が掛かるためという記述があった。
とは言えその余剰金も計画的に貯められたものではなく、予算未消化の積み重ねによるものだ。
また、その後に分かったことだけれども、当自治体では自治会館は行政予算で建築・維持されれるため自治会での予算積立は不要ということだ。(自治会は管理業務を行う)

このような事実が分かってきたため、このままでは余剰金が年々積み上がってしまうことは目に見える状況だった。

余剰金の中から自主防会則に記載されている「大規模災害対策基金」に数百万を移管。
これは大規模災害が発生した際の対応費用として別枠とした。
果たして大規模災害発生時に銀行から現金が下ろせるのか?
そもそも現金が役に立つのか?という議論は別途しなければならないが。

そもそも自治会予算は予算ありきで活動すべきなのか、必要な活動を想定してそれに掛かる予算のうち会費をどの程度集めるのかを考える必要がある。

本質的には後者が正しいとは思うが、当自治会も含めてそれが出来ているところは少ないと思う。

余剰金が発生しがちな理由としては、自治会を運営する人たちの多くはマジメな人も多く、予算内で収めることを前提に予算を執行しているためだとも思う。
余らせた方が良しとされる傾向だ。

あと、活動方針に含めている内容を行わないことは役員判断でも可能だが、総会で可決されていない行事や物品を購入することは原則としてできない。
臨時総会で可決される必要もあることから余程のことでない限り、活動方針案内の事業で収めることになる。

自治会予算の余剰金の取り扱いについては結構大きな問題だと思う。

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