ひと畝日記③

秋晴れの農道は、どちらを向いても黄金色の稲穂。

二週間くらい前に白菜と大根と人参の種を撒いて、大根と白菜は芽が出て、人参は芽が出ない。ひと畝借りているゆきさんに聞いたら、人参は難しいのだそうだ。土の中で何が起こっているのかな。

大根は虫に食われちゃっているけど、大丈夫なのか?葉っぱを食べる虫は飛んでくるんだと。ほらあの蝶々とかね…って、畑の先輩きょうちゃんが言う。

落花生のあたりの草を刈っていたら、馬鈴薯の小さいのみたいなものが、茎??にくっついていた。おお、これは!落花生ではないか〜!

って、自分で植えたからね。びっくりすることはないんだけど、感動する。

まだ早いから元に戻して、あんまり周りをきれいにしない方がいいよ、とゆきさん。カラスやハトが狙っていて見つかったら食べられるんだって。草で隠しておくか、ネットをかけたらいいとアドバイスしてくれた。狙われるような美味しいもの、作ってるのか〜。なんだかちょっとうれしい。

今日の収穫は、前の人が植えていた紫蘇の実とニラ。赤紫蘇は梅干しと紫蘇ジュースになった。青紫蘇は春巻きや餃子に入れたり薬味にしたり、紫蘇味噌にしたりで、重宝した。最後は実で塩漬けを作ってみよう。実取るの面倒くさそうだけどね。やるよ〜!

知らないことだらけ。うれしい。