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PVMVS体系図 ~思考のベクトル~

軸となる思考、行動のベクトル

経営理念を作り直す前にまず着手したのが、理念の軸となる思考と行動のベクトル(方向性)の整理です。
経営理念をどんなに素晴らしい内容にしたとしても、思考、行動の方向性がずれてしまうと、期待した結果と逆行してしまう危険性を感じたからです。

見出しにPVMVS体系図(PVMVSはPurpose、Vision、Mission、Value、Sancri Sourceの頭文字)と書きましたが、ベクトル(方向性)をまとめてみました。

思考のベクトル


思考のベクトルは「何のために(Why)」を問うたものです。
外から内に向かい、未来(抽象)から現在(具体)に向かっていき、何を目指し動機としていくべきかを整理しています。
顧客は社会を目指し社会のために、会社は顧客を目指し顧客のために、チームは会社を目指し会社のために、個人はチームを目指しチームのために・・・
この思考のベクトルの方向性でいけば、一人の個人の動機、想いから出発したことがチーム、会社、顧客、そしてその先の社会へと、より公のものに繋がっていきますし、より公のものに繋がっていくことで、大きなパワーが与えられると信じています。

公vs個

体系図を作ってから、一日の終わりの振り返りの時間に自分がベクトルの方向性からずれていないかチェックしてみることにしました。
その経験から改めて分かったことは、放っておくといつの間にかベクトルが逆行してしまっていることです。
サンクリでもコロナ過からテレワークの頻度が多くなり、自宅で仕事をしているとけっこう考える時間ができます。
考えること自体は悪くありませんが、注意しなければならないことは何を目指して何を動機にして考えているかです。
チームや会社のためにと言いながら、いつの間にか個としての自分のこだわり、好き嫌いに執着していたりとか、顧客との折衝でいつの間にか自社の損得に執着していたりとか・・・
何か物事が上手く進んだり、自分の気持ちとしてもスッキリと前進できる時は思考のベクトルの通りに向かっている。。。一方で何かモヤモヤして上手く回らない、行き詰まり感にぶつかる時は思考のベクトルの方向がずれていることに気づくようになりました。




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