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創業30年。三恵クリエス創業ストーリー

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代表の木幡(コハタ)が語る、三恵クリエスの創業〜現在に至るストーリーです。 30年以上の歴史の中で、今に至るまでの流れをご紹介します。
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【創業ストーリー①】人との出逢いによって成長してきた三恵クリエス

三恵クリエス代表の木幡(コハタ)です。 思うところがありまして、今後三恵クリエスの創業からの歴史の変遷を案内していこうと考えています。 歴史の中に、嬉しかったこと、辛かったこと、何かを決断したこと・・・ 様々な想いや価値観が現れていると思いまして、都度紹介して参ります。 第一回目は創業(1991年)から2000年までの出来事です。 三恵クリエスは1991年7月24日に、東京目黒区の池尻大橋駅前のとあるマンションの一室で産声をあげました。 余談ですが、現在の本社も池尻大橋駅前

【創業ストーリー②】私と三恵クリエスとの出逢い

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリー連載、第2弾です。 今回は私が三恵クリエスの二代目代表になった経緯を紹介します。 私は2000年の5月に代表になりましたが、同じ年の3月頃、前職の会社でリストラとなって、会社を出ることとなりました。 ショックではありましたが、新たな環境で再出発するチャンスと捉えて、前職でやっていた営業職で転職活動を始めようとした矢先に、三恵クリエスの先代社長から声を掛けられました。 どのように声を掛けられたかと言いますと・・・「木幡さんに三恵クリエ

【創業ストーリー③】始める勇気と捨てる勇気〜1本の電話から〜

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリー連載、第3弾です。今回は『始める勇気と捨てる勇気』についてです。 私が就任した時には大きく2つの事業を行っておりました。 一つは健康食品の販売など物販の事業、もう一つがIT系の事業です。 当時は浮いた立場で営業や管理をする社員がいなかったもので、物販方面も自分で販売スタッフの管理や、自ら展示会販売の前線に立っておりました。 ある日のこと、今後の事業方針を考えるきっかけとなった一本の電話がかかってきました。 その電話は健康食品のお客様

【創業ストーリー④】メンバーから突然のクレーム。緊急ではないけど重要なこと。

代表の木幡です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。 (前回までのあらすじ) 前任の代表から2つの事業を引き継いだ木幡。ある電話をきっかけにIT事業1本に絞ることを決意。捨てる勇気の大きさを感じながらも、事業をフォーカスし、『どのように利益基盤を作るのか』を日々考えていました。 ---- 創業以来続けてきた物販の事業を2002年に手放し、IT系に注力することを決めたものの、手放した分、IT系のみで利益の基盤を作ることが先決でした。 当時はデジタル家電分野(携帯電

【創業ストーリー⑤】まさかの解散。社長になって初めての挫折。

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。毎週月曜に更新してまいります。 (前回までのあらすじ) 主力社員から突然のクレームを受け、「緊急ではないけど重要なこと」に改めて時間を使うことを決めた木幡。メンバーを巻き込んだ「ビジョンづくり」のために、OSM(オーナーシップミーティングの略称=会社に主人意識を持った者の集まり)を立ち上げ、主力メンバーをアサインしました。 ---- OSM(オーナーシップミーティング)の立ち上がりは順調でした。 当時

【創業ストーリー⑥】どん底からワクワクへ。第二創業期の出発

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。毎週月曜に更新してまいります。 (前回までのあらすじ) 会社のビジョン作りのために始めたOSM(オーナーシップミーティング)が失敗(解散)に終わり、会社とメンバーはバラバラに・・・。失意で一歩踏み出す気持ちさえ湧かないある日、一本の電話がなりました。 ---- (本編) 一本の電話。かけてきた相手は・・・古参メンバーが離れていき、行き詰まっていた私。そんなある日、一本の電話がなりました。そして、この電話

【創業ストーリー⑦】社員制度開始で、まず目指した2つのこと。

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。毎週月曜に更新してまいります。 (前回までのあらすじ) 安澤さんからの提案をきっかけに、社員制度を作ることになった三恵クリエス。フリーランスメンバーに向けた社内説明会を実施して、賛同してくれたメンバーとともに新しい出発を始めました。 ---- (本編) 社員制度を作った後に、まず目指した内容が2点あります。 一つは請負の仕事を受注して、自社のチーム体制で開発することです。 フリーランス中心でやっていた当

【創業ストーリー⑧】こうしてアプリが強みになった〜危機的状況の中で学び、得たもの〜

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。毎週月曜に更新してまいります。 (前回までのあらすじ) 内外の環境を整えて、社員化に取り組んだ第二創業がスタート。まずは順調に動き出した実感があリマした。しかし、社員化して数年も立たないうちに、自社のみならず業界全体も大きく影響を受ける壁にぶちあたることになったのです。 ---- (本編) 社員制度が始まり、しばらく経った2008年にリーマンショックという世界的規模の不況が起こり、IT業界にも約半年遅れ

【創業ストーリー⑨】大きな壁を越せない8年間。〜3歩進んで2歩下がる〜

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。いよいよあと少しで連載を終えようと思います。 (前回のnote) 【創業ストーリー⑧】こうしてアプリが強みになった〜危機的状況の中で学び、得たもの〜 ---- (本編) 前回はリーマンショック時の転機について書きましたが、今回は2011年~2018年頃について書いてみます。 「3歩進んで2歩下がる」を繰り返す日々 スマホアプリ開発の分野に活路を見出し、リーマンの危機を乗り越えてた私たちは、徐々にア

【創業ストーリー最終回】ギアを入れ替えての2年 ~決めると動き出す~

代表の木幡(コハタ)です。創業ストーリーの過去記事はこちらからどうぞ。今回で最終回となります。 (前回のnote) 【創業ストーリー⑨】大きな壁を越せない8年間。〜3歩進んで2歩下がる〜 ---- (本編) 前回の投稿で紹介したように3歩進んで2歩下がるような状態が続いていた中で、2019年の1月の役員会議でのことです。 このままではいけないと思いつつも、何となく積み上げ方式で来てしまった中、「今の延長線でVisionMilize(中期目標)が実現できるのか?」という