〈台湾留学〉居留ビザから居留証の取得まで

携帯の契約や口座の開設などの際に身分を証明するために必ず必要になる居留証の申請に関する記事です。

長期間台湾で過ごす際には居留証(Alien Resident Card或いはA.R.C.)の取得が義務付けられています。この記事では台湾の大学に本科入学(大学生の1人として4年間を過ごす)人向けのものです。

最近居留証の申請に行ったのですが、その際に自分が提出した書類について居留ビザ取得の段階から説明します。

居留ビザの取得について(日本)

居留ビザは居留証取得の前段階のようなもので居留証申請の際に提出を求められる書類の1つです。日本には台湾の大使館はないのですが、代わりに「台北駐日経済文化代表処」というところがその役割を果たしています。民間の機関ですが、実質的に台湾の領事館や大使館としての役割を請け負っています。

申請の前に確認すること

台北中日経済文化代表処にはいくつかの分処があり、それぞれに担当の地域があります。原則管轄の地域以外の人の申請は受けられないとのことなので、行く前に1度電話でご確認ください。(聴いた話では静岡・神奈川の担当は横浜分所で、東京の分処では東北の方の申請も受けているということで、東京の分処は行ってみた感じ待っている人が忙しそうだったので、東京以外の地域にお住まいの方はできるだけ御自身の地域の担当分所に行くことをオススメします)。

居留ビザ申請に必要なもの

1.パスポート(残りが6ヶ月以上のもの)

残りの残存期限が6ヶ月以上のもの。未成年は5年分パスポートしか取得できませんが、居留証等の関係で大学在学中にパスポートを切り替えると少し面倒なことになりそうなので、僕は行く直前に5年分を再取得しました(残存期限が1年未満の場合に申請できるそうです)。

2.一般ビザ申請書

申請書の作成は専用ウェブサイトから必要事項を選択することで簡単に作成できます。作成後の申請書のデータをプリントして署名欄に署名をして提出します。

3.証明写真2枚(横浜分処では背景が白のものを要求されました)

申請日前6ヶ月以内に撮影したもの

4.留学先の入学許可書原本とそのコピー

大学に合格すると大学の方から入學證明書という賞状のようなものが貰えるので、それをコピーして原本と一緒に提出します。

5.健康診断書

台北駐日経済文化代表処よりダウンロードできます。僕の場合は梅毒、風疹、麻疹の検査を受けましたが、検査項目に関しては各自電話でご確認ください。

6.最高学歴の卒業証明書と成績証明書(日本語可)

最高学歴(中学、高校、大学等)の原本を提出します。申請の際に提出したこの2つの書類は返ってこないので、大学等に提出する際には余計に用意しておく必要があります。また余談ですが、大学に提出する書類に関しては英語且つ台北駐日経済文化代表処の認証を受ける必要があります。

7.銀行又は郵便局の残高証明書(50万以上)の原本とそのコピー

口座の名義が本人ではなく、両親のものである場合は家族であることを確認するために3ヶ月以内に取得した戸籍謄本が必要だそうです。

8.査証手数料

シングルの際は6,900円、マルチの際は13,900円かかります。シングルとマルチの違いは何度も出入国できるかどうかです。居留証を申請する場合、マルチであれば居留証の申請が義務付けられた15日以内、いくらでも出入国できますが、その必要がなければ(15日以内に日本に戻る予定がなく、居留証の申請に行くつもりである)シングルでも問題ありません。

9.所要日数(翌日以降に受け取り可)

通常であれば、翌日発行ですが、午前中の申請、追加料金の支払いという条件を満たせば即日発行もできます(状況によってはできない場合もあり)。

※国内での申請になるので日本語可ですが、台湾の大学等に書類を申請する際には英語で書かれた上で書類の認証を受ける必要があります。

※この記事は2019年8月時点の情報を簡単にまとめたものです、実際に行く際には台北駐日経済文化代表処の居留査証より御確認ください。2018年12月に一度申請に必要な書類が変わっているので、また変更されている可能性があります。

居留証の取得について

居留証を取得するには居留ビザを取得した上で、台湾に到着後15日以内に申請を行う必要があります。15日以内に申請しないと罰金等のペナルティが課せられるようです。

居留証の申請に必要なもの(台湾)

1.居留申請書

中華民國內政移民署のサイトより書類をダウンロードすることもできますが、移民局に行けば書類は貰えるので、その場で書く形でも大丈夫です。URL→外國人居停留案-件-申請表→PDFの順で選択すればデータが開けます。

2.パスポートと居留ビザの原本とそのコピー

3.証明写真(基本的に移民局には証明写真の機械がある)

サイズ4.5×3.5の証明写真です。

4.在学証明書或いは学生証の原本とそのコピー

学生証のコピーを提出する際は大学の認証を受けスタンプを押して貰う必要があります。また学生証がない場合は学費のレシートでも代用できますが、仮に奨学金等で学費が免除されている場合は奨学金の証明も提出する必要があります。

5.手数料(1000元)

6.所要日数(14日間)

※ある程度書類が揃っていれば多少の不備があっても申請自体はしてくれるようですが、受け取りの際に足りない書類を提出する必要があります。

※この記事は2019年8月時点の情報を簡単にまとめたものです、実際に行く際には各自御確認ください。

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