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日本入国 : まずは何しよう?

無事に日本に到着し、パスポートに入出国のスタンプももらって、到着ゲートを出た。

同僚が、預かって来た荷物を受け取りに来ているハズなので、どこにいるのかキョロキョロしていると、

「3K さ~ん!!」と、向こうで手振っている人がいる。同僚だ。

「おかえりなさい~」と、同僚に言われ、ちょっと嬉しくなった。
帰ってきた時に誰かが迎えてくれるのはいいことだ。

私と同僚のお母さん&家族は同じソサエティ(団地)に住んでおり、今回、日本に来ると知って、お母さんに息子夫婦へのお土産を持たされた。(同僚夫婦は日本に住んでいる。)

同僚のお母さんと家族にはいつもお世話になっているし、日本帰国のための陰性証明については、この同僚が色々と助けてくれた。

ちょっとした荷物を持って行くぐらいのことはしたいと思った 。

出発当日に、同僚のお母さんが一生懸命詰めていた荷物は、スーツケースの一つに入っていた。

そのスーツケースは結構な重さであったので、同僚にカートから下ろしてもらい、その場でもう開けてしまう。大きな荷物を持っている事を前提としているからか、空港では、スーツケースを広げてしまっても他の人の邪魔にならなくていい。

同僚には、「お母さんのお土産はど~れだ?」と、聞いてみたが、
簡単すぎたのか、あっさり分かってしまった。

まあ、これ以外は書類やファイルばっかりだから、その中に圧力鍋が混ざっていたら分かるか(笑)。

出発直前にお母さんが作ってくれたお菓子も渡す。

インドのお菓子はかなり甘いのがデフォルトだが、実は私もこのお菓子だけは好きだった。しかも手作り。機内で食べようと思っていたのだが、なんとなく手を付けられず、日本に到着してしまった。

私は、この後、たくさん移動するので、これを持っていると荷物になってしまい、ムダになってしまう可能性があるから。同僚にはお母さんの気持ちだけ受け取ったので、持って行くように伝えた。

なお、お母さんには、(私が食べていなくて、同僚に渡した事を)絶対に言ってはいけないと約束させて。


今回の到着は成田ではなく羽田であり、しかも平日で早朝の到着であったため、ここから直接横浜の区役所に行って免許更新の為の書類を取りに行く予定だった。

戸籍課に行くので、ついでに離婚に関連する情報も入手できればいい、とも思っていた。

ちゃんと調べていなかったので、昔の記憶で羽田から浜松町に出て、山の手線で渋谷まで行き、その後、東急東横線で向かうつもりであった。

そのことを同僚に言うと、「え、京急で横浜に出てしまった方が早くないですか?」と言われ、調べてくれた検索結果を見ると(なるほど)と思った。羽田空港から京急線で横浜までは、比較的早く、安かったので、横浜経由で区役所に向かうことにした。

平日で仕事もあるとの事で、荷物を受け取った同僚はさっさと帰って行った。

「こっちに、AAAもBBBもいますから、今度、3Kさんも一緒にみんなで飲みましょうね!」と残して。

そう言って誘ってくれるのは嬉しい限りである。

今までインドで出会い・かかわった人たちと日本で再会し、お互いの人生が交わる不思議を感じる。


到着後のTodoの一つは終わった。

まだ、wifiを借りたり、荷物を発送したりとあるが、早朝の到着なので、とにかくコーヒーを一杯飲みたかった。羽田空港の出口近くにはタリーズコーヒーがあり、コーヒーのいい香りがしている。

私はそれにあらがえずに、コーヒーを一杯飲んでいくことにした。
その間に、PCやスマホの充電もしておきたい。

日本に入国したらまずはコーヒーを一杯。



タリーズコーヒーに入り、列に並んでまず思ったのは「何で支払いすればいいんだっけ?」であった。

楽天銀行のカードはあるので、日本円はある。
現金もインド出発前に両替した分があるので、それでも良い。
それにここは空港なので、外貨でも払えそうな気もする。

ドキドキしながら、カフェラテを一杯注文し、楽天銀行のカードで払ってみる。

ドキドキ・・・・。

「ピーッ!!シハライガオワリマシタ」

おおお、よし、大丈夫だった~。。。。(ホッ)

カートに乗せたトランクはカフェスペースの外に置いておき、時々チラチラとそちらを見ながらパソコンやスマホのチャージをして、今日これからの行動を計画した。

まずは空港内で注文していたwifiを受け取る。
その後、大きなスーツケース2つは宅急便で発送する。
その後、横浜経由で区役所に行く。
全部終わったら、成田の妹の家に向かう。

これが今日のTodoだ。

久しぶりに日本でいただくコーヒーを楽しみながらも、一杯500円代って高いわ~と思うのだった。


コーヒーを飲み終え、まずはwifiを受け取りに行く。


タリーズコーヒーからまっすぐ反対方向に行くと(タリーズコーヒーはそのフロアの隅にある)、モバイルレンタルのショップがいくつかある。メールを用意していたのだが、空港の無料wifiは調子がイマイチなのか、表示できない。

いくつかあるモバイルレンタルショップのうち、自分が注文していたのがどの店なのか分からない(笑) 最近はこういったちょっとしたことが記憶に残らなくて困っている。

恥ずかしさをこらえて2店舗並んでいるうちの一つに聞いてみると、
「ああXXさんですね~。向こう側にありますよ!」と向かい側を示される。

ごめんなさい、全然違うお店だった・・・・・。恥ずかしい。

日本国内で使用できるモバイルwifiを受け取り、まずは電源を入れる。
日本の電話番号が無いので、wifiが無いと連絡が全く取れなくなってしまい、もちろん何も調べられなくなってしまう。

空港はカフェスペース以外にも受電ポイントが多いので、フライトでもらっていたジュースを飲みながら、再度チャージ&メールやメッセージの確認をする。

まずは両親&妹、近しい友人たちに到着連絡。

これから移動する間、スマホの充電が切れてしまうと困るので、充電ができるまで少し待つ。

妹や友達は「お帰り~!!」と返信をくれた。
やっぱり、帰国を喜んでもらえるのは嬉しい。

15分程、スマホの充電を待ち、その間にスーツケースの荷物を整理した。
会社のメールも簡単に確認したが、日本時間で朝の6時であったので、ほとんど確認&返信が必要なメールは無かった。

スマホの充電が50%ほどになったところで、宅急便のカウンターに移動する。宅急便のカウンターはタリーズコーヒーとは正反対の一番奥にあった。

数社あるようだが、名前を知っているので、「クロネコヤマト」の列に並ぶ。スマホで事前に送り状を作成できるようだが、インドのスマホではできない様だった。

しばらく並んでいたが、クロネコヤマトが15名ぐらいの列であるのに対し、他の会社は待っている客はほぼゼロであった。

そこまでしてクロネコヤマトにしたい理由はないので、別の会社の列に並ぶ。待っている間に送り状を記入したいので、事前に用紙をもらう。スーツケース一つが元夫の所で、もう一つは妹の所だ。

立ちながら送り状を書くと、元々美しくない自分の字が、
読めないくらいに汚く乱れる。今は手書きで何かを書く必要はあまりないが、はやり字はきれいになりたい。

ペン字でも練習しようか(笑)

自分の順番が来て、受付してもらう。一つは元夫へ送り、もう一つは妹の家へ送るので、間違わない様に何度も確認する。どうやら本日の夜には到着するらしいので、早くて驚く。

元夫には帰国の事を言っていなかった。この荷物が到着する事で、私の帰国が知られてしまう事を、ちょっと躊躇したが、遅かれ早かれ、元夫&娘とは対面しなければならないのだ。もう送ってしまえ。

ちなみに、並んでいる人がほとんどいなかったので、「クロネコヤマト」と記載されていない列に並んだのだが、結局、荷物の取り扱いはクロネコヤマトであった。

なんでこの形で分けたの(笑)

大きな荷物を預けて(発送した)、身軽になった私は、横浜の区役所で書類を入手するために、京急の駅に向かったのだった。

(つづく)






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