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インドのビザ申請手続き:書類に不備あり出直し

昨日よりインドのemployment visaの申請のために日本に帰国中だ。

書類をそろえるために1か月近くインド国内で待っていたが(原本じゃないと受け付てもらえないものも多い)、やっとそろったので、インド大使館に行って来た。

インドのemployment visaを申請するために必要な書類の一覧はサイトにも記載があるが、これより前にインドで就業していた場合は、これらに加えて、退職証明書や納税証明書(form-16)、前のビザが失効している事を証明する書類も必要である。

退職証明書や納税証明書は2022年12月に受領していたのだが、前のビザが失効していた事を示す証明書の発行に時間がかかり1月末までインドにいることになってしまった。

その最後の書類を受け取ったので急遽日本に戻ってきたのだが、大使館に行ってみたら書類の不備があって出直しとなってしまった。

ビザの申請というのはなんとも難しい。



インド大使館の建物は改築したのか、新しくきれいである。

ビザのセクションも全面ガラス張りになっており、入口を入るとビザの申請者は番号札を受け取ることになっている。

申請の受付は平日の9:30~11:30で、私が到着したのは受付開始10分前ぐらいであった。受付番号札は6番だ。(午後は発行済みのビザを受け取る時間帯)

受付カウンターもコロナ対策なのかガラス張りだが、マイクが設置されていてるので、声はクリアに聞こえる。

インドに長くいたせいか、大使館に到着してから写真を張り付けていなかった事、書類への署名がまだだったことに気が付いた。

ペンはトランクに入れてきてしまったので、どうしようかと周りを見渡すと、幸い他の申請者も同じ様な人がいたらしく(恐らくパスポートを申請しに来たらしいインド人)、受付からのりをもらってきていたので、便乗して私も貸してもらった。

待っている間、『申請費用はおつりが出ない様にご用意ください』という張り紙に気づき、ハッとした。

大使館に来る途中でお金は用意してきたのだが、小銭までは確認していなかった・・・。焦る私の前で、これまた別のインド人が(やっぱり日本人はそういう事しない笑)となりのカウンターで『おつりありますか?』と聞いていた。

もう私もインド人になったと思う(笑)

大使館の人は『おつりの用意ができたら教えますけど、ダメなら両替しに行って来て下さい』と言っていたので、なんかほっとした。費用についてはおつりを待ってもいいし、両替しに行ってもいいのだ。お金はあるんだから。



だから問題は書類である。

今回の指摘は、
①雇用契約書に私の住所が記載されていない
②Certificate of non-availability of required skillに「non-availability」である事が明確に記載されていない
③self requestが無い(なぜビザが必要なのか?を記載する→自分で用意)
である。

事前に何度も確認したのに、中々難しいものだ。指摘もなんか「細かいな。。」と思うけど、ビザの書類なんてそんなものなのかもしれない。

①、②は会社に作成してもらわないといけないので、人事に連絡の上、返事を待つ。インドの時間は日本より3時間半遅れているので、準備はこれからになるだろうから、早くても用意できるのは明日になるだろう。

(追記:①については、会社に問い合わせたところ、書類の一番最初に私の住所が記載があった事を人事から指摘されてしまう。慌てすぎてそこを見落としてしまっていた。そのため①は会社による対応は不要。あわて者でスイマセン。)

③は指摘があった後、大使館近くのドトールに行って、すぐに作成した。
友人に内容をレビューしてもらって、問題なければ、印刷して署名する。
日本だとコンビニで24時間印刷できるのでとても便利だ。



ビザの申請書類は『原本のみ』と言われることも多いので、万が一不備があった場合、少し前だったらすごい大変だったのじゃないかと思う。

今だと、日本とインドの間でも「じゃあメールで送るから」と移動を介さずに書類の送付が可能だが(原本で!と言われない限りは)、これが昔ならスピードポストなどで書類を送りなおしたりしていたのだろうと思う。その国との距離とその国の郵便事情により違ってくると思うが、きっと何日もかかっていたのじゃないだろうか。

なんと便利な時代になった事か。ありがたいありがたい。



事前に何度も確認しているし、このビザの申請の為にわざわざ日本に帰国しているので、指摘があって出直しになった事は「あ~あ」と思ってはいるのだが、同時に「まあそんなもんか」とも思ってもいる自分がいる。

インドに行ってから、やり直しや予想外の事態に対して、随分と耐性が付いたものだと自分でも思う。

これが日本にいた頃ならきっと、「あああ~。。。もうダメだ」とどっぷり落ち込んでいたのじゃないだろうかと思う。

でも今は不思議なほどに「しょうがない。ひとつひとつ処理していくしかない。」と思える。

ビザの申請のためだけに東京に滞在するので、今回はホテルも一泊ごとに決めている。(待っている間は東北の実家や成田の妹のところに行こうと思っている。)

書類の作成を待ち、申請が受け付けられるまでは予定の見通しが立たず、その辺もやりづらいところではあるが、少しの間ノマド体験だと思って楽しむ事にしよう。

友人がおススメのネットカフェを教えてくれたので、ネットカフェ初体験してこようかと思ったりしている。昨日は初のカプセルホテルに泊まってみた。きれいだし、男女はきっちり分けられているし、快適に過ごすことができた。これはまた別の機会にnoteに書こうかと思っている。

早く無事にビザが発行されることを願うが、程よく楽しみながら過ごしていきたい。

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