世界一楽しい決算書の読み方


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個人的評価

読んでよかった      ★★★☆☆
読むべき度        ★★★★★
読みやすさ        ★★★★☆
学生に対してのおすすめ度 ★★★★★

個人的おすすめ度 ★★★★★

 決算書を読めるということは、企業の実態を把握することができる。例えば、化粧品メーカーの化粧品で1,000円の商品があったとすると、その商品は200円とか300円くらいで作られており、残りの利益の多くは広告宣伝費などの販管費として費用になっている。商品の売却価額の内訳も決算書を読むことで大枠を理解することができるというわけ。

 私は、会計士の勉強をしていたため、簿記とかも習っており、決算書は既に読める状態でこの本を読んだ。しかし、何もわからない人でも決算書を読むこと自体はそこまで難しいことではない(と思う)。この本を読めば、基本的に決算書について何もわからない人でも読了後には読めるようになると思うため、かなりおすすめしたい。

ちょうざっくり概要

 決算書の最も大事な財務三表。これは貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書だが、それぞれについて実在企業を例に説明している。そのため、理論的というよりは「実際の企業の決算書を見ていき、決算書を読めるようになっていく」ような本。

著者:大手町のランダムウォーカー
発行所:株式会社KADOKAWA
2020年3月28日

感想

 これもkindleで読んだのだが、このnoteを書くにあたり購入日を見直した所2020年8月だった。その時は、まだ資格勉強で読む気はなかったので、読み始めたのはつい一週間前とかなのだが、もはや発売されて1年が経とうとしているとは思ってなかった。私はいろいろな方がおすすめしていたこの本を決算書を知らない人ではなくより決算書について理解を深めるために読んだ。一通り財務会計論について学んでいるが、実際に会計について知識がない人に「決算書ってなに?」と聞かれてもわかりやすく答えられる自信がなかったためだ。

 この本を読んで、わかりやすく答えることができるようになったかは、わからないが、少なくとも理解は深まった。また、実際の企業の公表している決算書ベースで決算書の仕組みを理解していけるため、非常に読んでいて楽しかった。

 また、決算書など会計についていままで関わったことのない人にも本当にわかりやすく説明されていると思った。簿記3級でも確かキャッシュ・フロー計算書は範囲じゃないけど、この本では理解できるようにわかりやすく説明されている。

最後に

 大学生は就職活動などで企業分析することもあると思う。そんなときに決算書を読める人ってかっこよくない?(自分はあまり企業研究とかしていない身なので、全く意味わからないことを言っていたらすいません。。)読むこと自体はそんなに難しくないのに、読める人ってあまりいない印象を受けるので、この本を読んで読めるようになってほしい!そして、より興味を持ったら簿記とかもトライしてほしい!


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