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このアルバム、ヤバすぎんだろうが!!!

おーい、アイドル好きな人たちー!
じゃなくて、音楽が好きな全ての人たちー!
ハンパねーアルバムが出たぞ!

タワレコ新宿店

寿々木ここね朝倉みずほ(※ベルハーの伝説的メンバー)の2人組アイドルSAKA-SAMAの現体制ラストアルバム「万祝」や!

STUTSやYUKIのアートワークなどでも知られる我喜屋位瑳務さんが手がけたジャケットからして最高だし、間違いなく今年のベストアイドルアルバムにノミネートされる作品だが、アイドル興味ない人に聴かせても全く恥ずかしくない最先端のJ-POPアルバムだと思う。例えば坂本慎太郎に聴かせても「いいですね」とか言ってもらえるんちゃうかな?

アルバムは全8曲入りのトータル28分、本日休演の岩出拓十郎元bjonsの今泉雄貴どついたるねんのうーちゃんなど、音楽好きから評価の高いインディーシーンのアーティストが楽曲提供で参加。持ち曲を網羅的に収録した前作「君が一番かっこいいじゃん」とは対照的にコンパクトな作品なので、つべこべ言わずに全曲聴いてほしいところだが、簡単に内容を紹介するぜ。

アルバム収録曲8曲のうち4曲は、SAKA-SAMAの代表曲の一つとなった「抱えきれないわ」を作詞作曲し、おそらくそれがきっかけで、でんぱ組.incの新曲を手がけたことでも話題のシンガーソングライターmekakusheさんの提供曲。4曲とも歌詞に切なさがにじむ点で共通しつつも、曲調は見事にバラバラで、mekakusheさんの作家としての才能が炸裂している。

中でも“SAKA-SAMA版Perfume”という印象の爽快なエレクトロポップ「革命前夜」がストレートに刺さりやすいと思うのでオススメだが、重低音の迫力がハンパないTomgggさん編曲の「ライラック・ランデブー」、ここねんみずほのハモリが美しいカントリー調の「わたし世界と地続きです」、疾走感あふれるバンドサウンドの「ネガティブ・グライダー」の3曲も全部キャッチーで最高。mekakusheさんはアイドルソングライターとして、これから引っ張りだこになること間違いなし。いや、もうなってるか。

アルバムにはこれらのmekakusheさん曲に加えて、現体制SAKA-SAMAの元気で無邪気な雰囲気をそのまま表したようなハイテンションナンバー「万祝」、歌詞にコロナ禍が反映されたグッドメロディのド名曲「E.S.P」、”浮気”がテーマのフワフワかわいいレゲエ歌謡「恋は愛の日傘」、コミカルなラップ曲「寿司でぃ・ないと・ふぃーばー‼︎」を収録。アイドル界きってのファンシーなちいかわボイスで、ジャンルレスに良い曲を歌うSAKA-SAMAの魅力が存分に堪能できる作品になっている。

SAKA-SAMAより良い曲歌ってるアイドルいたら教えてくれよ!

と本気で思ってしまうほど素晴らしいんだが、こんな凄いアルバムを作り上げた今の2人のSAKA-SAMAは、みずほが脱退するため、7月2日に終わってしまうことが決定している。おいおい、正気か!?

みずほに何度も確認したが、「マジ」とのこと。
残るライブは片手で数えられるほどしかないので、みんな行けそうなライブに是非とも足を運んでほしい。一番のオススメはもちろん7月2日の現体制ラストワンマンライブ「万祝」。会場は代官山UNITなので、最高の楽曲たちを迫力ある音響で浴びることができるはず。

そして、もう一つ是非来てほしいのは、mekakusheさんやどついたるねんも出演する対バンイベント「元気印」。これ実は自分が企画したやつなので大変恐縮なんですが、120%楽しいメンツのイベントになったと思います。

どちらもチケットはイープラスで販売中。奇跡みたいな今のSAKA-SAMAを絶対に見逃さないでほしいが、とにかくアルバム聴いてみてくれ!


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