得でも徳でもいいから欲しいと言いつつ、努力を惜しむ不徳の至り
イケメン・美女アドバンテージを持って生まれた時点で人生において大きな得がある反面、それによる反作用も大きいのは前述の通り。
しかし既にある程度の財産を持っているということは、やはり大きな得ではないだろうか、投資をするにも資金力の違いでリターンは大きくなる。リスクも大きいが、その時はその時で“這い上がる”労力、努力、またそれに伴い、日常生活を不自由なく過ごせることや、それを支える周囲への感謝の度合いも大きく、結果として得られる徳も大きくなる。
どちらにしても、得か徳が約束されている。サイコロを振れば俗世間ルートなり聖人ルートなりの成功(ゴール)が用意されている。
一方、大きな成功がない代わり、大きな苦労もなく、会社と政治にグチをこぼし、休日にはその鬱憤を晴らすべくささやかな趣味に興じるありきたりな私です。自己研鑽する気概もなく、周囲への感謝・社会貢献することもなく、自分の人生を自分のためだけに浪費していく中で、どれだけの得や徳があろうか。
何より、それに気付きながらも己の行動を変えられず、また変えようともしない、そんな救いようのない自分と卑下することにも開き直っている。ホントどうしようもない。
「このままでは……」と思いつつ、
「このままでも……」と踏み出さない。
漫然とサイコロを振り、ループするルートを何度も周回している。
「このマスに止まったプレーヤーはコストを払うことで●●コースに移動」という出口を示されたところで、そのコストを惜しみ、周回を重ねる。
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