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キジ撃ち


お休みのお昼時に相すみません。老若男女問わず皆さんに質問です。野〇ソしたことありますか?「もちろん」なんて公言するのは恥ずかしいですか?

人生何事も勉強、野〇ソの一度も垂れずに人生を終えることに抵抗はありませんか?大自然のすべてを己の厠と考え、生理的欲求のなすがまま時と場所を選ばず脱〇ンする解放感は、一度経験したら病みつきです。言い過ぎました、次回からさほどの抵抗は感じなくなります。

昔、波乗りをしていたころ、海水浴場でもないビーチに公衆便所などある訳がなく、だからといって一旦国道迄出て最寄りのスタンドやら商店などのトイレを借りようにも、朝の早くから営業する店などどこにも見当たらないため、必要に駆られて車から少し離れた格好の野〇ソフィールドの草むらへ分け入り、雑草と格闘して朝のお勤めを果たしたものでした。そして気が付くと、半径100m以内の草むらに自分以外の人間の頭が、ひょこひょこと立ち上がる姿を確認して、自分だけじゃあないんだと変に納得して羞恥心も罪悪感もいつのまにやらどこかへ消え失せました。そんな折によく辺りを見回せば、新旧織り交ぜたティッシュペーパーの被さった排せつ〇つの山があちこちに散乱しておりました。今どきはお犬様の排せつ〇つでさえキチンとビニール袋に入れて持ち帰る時代だというのに、当時のサーファーと呼ばれた非常識人たちは、出しっぱなしのやりっぱなしが当たり前でした。まあ持ち帰るのも相当な勇気がいる行為だといえなくもないんですが。今思えば格好の朝の野〇ソスポットは、他と比べ植物の生育がすこぶる早かったような気がするなどというこじつけは、今頭に浮かんだエセ情報です。

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話は変わりますが二年ほど前から、我が家から車で2時間以内ぐらいの距離程にある里山に、気が向くとちよっくら出かけて登るのが習慣化しているのですが、どの山も大して名の知れぬ田舎の里山、一応登山道らしき道や標識はあるにはありますが、ウィークデーともなると他の登山客と一人も遭遇することなく一日を終えるなんてこともざらです。

岐阜県と長野県の県境に恵那山という2000m級の山があります。そしてその山の隣には富士見台高原という、8合目付近まで車で上れて、結構な山の割に就学前の子供から爺さん婆さんに至るまで、また或る時など若いお母さんがおんぶ紐も使わずに乳飲み子を抱いてサンダル履きで山頂に現れた姿にも遭遇した記憶があるほどの、山歩き初体験の人にお勧めの山があります。

しかしこの山のロケーションは侮ることなかれ最高で、駐車場からすぐの地点で森林限界に達して、そこから上は360度の大展望が広がります。山の知識はほとんどないので目にする山が一体何という山なのかはっきりは分かりませんが、隣の恵那山と少し北にそびえる御嶽山、南に目をやると飛び込んでくる南アルプスの高名な山々は、だいたいの察しがつきます。ケガで自宅療養中だった去年の秋、足腰には何の不自由もなかった為、リハビリを兼ねてという大義名分を引っ提げて色々地元の山を登った時期がありました。ことに富士見台高原はお気に入りとなり、3度目か4度目かのアタック(カッコええやん)を敢行したウイークデーのある日、冬本番を迎える前の雲一つない晴天の晩秋の日に、見渡す限りの視界の中に自分以外の誰も存在しないというシチュエーションに遭遇しました。

早い時間に家を出て8時前には山頂直下のガレ場と呼ばれる、ゴロタ石?が広がる山道を歩いていた時、寒さ対策が万全でなかった為急な便意をもよおし、避難小屋のトイレに駆け込んだまではよかったのですが鍵がかかっていて用を足すことが出来ないという状況に追いやられました。

さすがにこの年になると先に書いた若かりし頃のサーファー時代のような訳にもいかず、冷や汗もので括約筋に全神経を集中して、途中の林道でみかけた公衆便所まで引き返そうかとも考えたのですが、そんな悠長なことを言っておられない状態に間もなく陥り、360度大パノラマのピークから少し下った、登山道から少し離れた、他に人がいたら絶対に躊躇するような場所で御嶽山を目の当たりにして事に当たった野〇ソ体験は、人生最高の爽快感でした。最後には周りの小石でしっかりと埋葬したのでご安心あれ。

こんなこと名のあるアルピニストの皆さんにでも話そうものなら大ヒンシュクを買うかもしれませんが中々出来そうで出来ない経験だと今になれば思います。その時は本当言うと、それどころではなかったのが正直なところなんですが…

東海三県、南信にお住いの皆さんも、是非一度富士見台高原野〇ソツアーを敢行されてみてはいかがなものでしょう?大自然の懐に抱かれ、確かな自分のク〇跡を残す、なんて書いたら富士見台高原の管理者から大目玉を食らいそうでひやひや物です。

交通アクセス
岐阜県中津川市より                         中央道中津川インターより国道19号を長野方面へ、沖田交差点を右折し岐阜県道・長野県道7号中津川南木曽線を進み、県道に従い山道を登り、富士見台高原の山頂近くの駐車場に駐車    所要時間中津川インターより約60分

長野県下伊那郡阿智村より                      中央道園原インターより車で5分で、ヘブンス園原へ到着。富士見台高原山麓駅→(ロープウェイ+リフト25分)→ヘブンス山頂→(徒歩/1時間)→神坂峠→(徒歩/40分)→富士見台高原山頂

中津川よりの林道は、途中すれ違いのままならない断崖絶壁の箇所が数ヶ所あります。ご注意ください。なお中津川からの途中にはクアリゾート湯舟沢、園原インター近くには月山温泉という趣のある温泉施設があります。温泉好きの方は是非一度お尋ねください。

こんなご時世に失礼いたしましたとさ。

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