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「冬季うつ」注意報発令

◆冬季うつ病(季節性うつ病)とは◆

冬季うつ(季節性うつ)とは…
 ・気分が塞ぐ
 ・何をする気力もなくなる
 ・強い疲労感
 ・イライラする
 ・哀しくなる
などといった、鬱症状を呈します。

ただ、一般のうつ病とは異なり、
 ・季節性がある(主に秋~冬にかけて症状が出る)
 ・寝られないのではなく、やたら眠る(過眠)
 ・食べられないのではなく、やたら食べる(過食)
 ・(過眠、過食ゆえに)痩せるのではなく、太る
といった、特徴があります。

原因は、陽の光の不足だそうです。

人間は太陽の光を目から取り入れることで
脳内で働く神経伝達物質の一つ「セロトニン」の合成が活発になります。
すると、「メラトニン」という睡眠に関係するホルモンの分泌が抑制され、体内時計が調整される。
よって、太陽の光が不足すると「セロトニン」の合成が促されず、
脳の活動がダウン。
「メラトニン」も正常に分泌されなくなり、体内時計が狂ってしまい、
だるく、眠く、お腹が減る…なんて症状が出る。
日照時間の短い北国で発症する人が多いそうです。

わたしの場合は、子どもたちもまだ小さく、仕事も忙しかった、冬のこと。

◆寝ても寝ても眠かった◆

本来わたしは短い睡眠時間でも苦にならない方。
なのにその冬は、寝ても寝ても眠かった~。
日曜なんて、サザエさん始まる時間18:30に寝たことも。
普通に、寝られる。そのまま朝まで、寝続ける(-.-)

◆とにかく、砂糖がほしかった◆

コーヒーはブラック派。
なのにその冬は、会社の休憩時間ドトールで飲むコーヒーに
スティックシュガー4本入れて飲み干すのが、
何よりの楽しみだった~。
カップの底に溶け切らずに残った砂糖をスプーンで
すくって食べる、至福('Д')

◆なんか、無気力◆

洗濯物を干してるベランダの縁から下をのぞき、ふと、
「あー、こっから落ちたら、なんかすっきりするかも」
なんて思ったり~。
「あー、いろいろ面倒くさい。リセットしたい」
なんて思ったり~。
本来のわたしは、「生まれたからには死ぬまで生きる」主義(-.-)

◆怒鳴られて、気づく◆

まあ、仕事は休まずちゃんと行ってたし、家族の世話もしてたし、
家事も手を抜いてはいなかったので、表面的には何も問題なし。
自分も周囲も何かが変だとも気づかず・・・。

気づいたきっかけが、旦那に怒鳴られたから。
旦那が、休みに友達を家に呼ぶと言ったとき、
わたしが大層くっさい顔をしたらしい。自覚なし。

「なんだ、その顏!
そんな顔するなら、おまえの友達も二度と家に呼ぶなよな!」

すんごい剣幕で怒る旦那に謝りながらも心中では

いや、今、自分の友達にも会いたくないし。
できるなら、だれにも会いたくないし。

などと、ぼんやり思っておりました。
でも、同時にこの時、怒鳴られたことで
「わたし、変じゃね?」と気づいたのです。
だって、普段のわたしだったら、こんなふうには思わない。

それから、「砂糖いっぱい食べたい」「とにかく眠い」
「でも、疲れる」とか検索した結果、
どんぴしゃで「冬季うつ」という症状に辿りつきました!

これ、これ。これだよ~( ;∀;)まさしく、これだよ~。

よく聞きますよね。病名が確定すると、逆にホッとする現象。
この時のわたしが、まさにソレでした。
だって、これで対処する方法も分かったし。

でもさー、
崖の間際まで行ってる人間を突き落とすようなこと、
旦那よくしたよねー。
わたしが、崖の縁で爪先立ちでも踏ん張るような
往生際の悪い人間でよかったよ。

この時から「自分を救うのは自分」という思いを新たにした
わたしです(^-^;

◆さて、対処法◆

・とにかく、光を浴びる
 ↑ これが、いちばんの対処法だそうです。
朝起きたら、カーテンを開け、朝の光を浴びましょう!

しかしっ。わたしが住む北の地方都市の冬は、暗いっ。
朝、カーテンを開けたところで、真っ暗!
7:00過ぎたくらいから、や~っと、薄明り。日中もどんより暗い。
15:00すぎれば、夜はすぐそこ。
太陽がほしい~~~( ;∀;)

しかし!大丈夫っ!
浴びる光は、太陽の光じゃなくとも良いそうです!
よかった~~~~( ;∀;)
室内の人工の光でも、光を目から取り入れれば
「セロトニン」の合成が促されるらしい。
よかった~~~~( ;∀;)

それからのわたしは、せっせと空を見ました。
部屋のあかりをガンガン点けて、その光を見上げました。
とにかくね。

そしたらですね~。
いつの間にか、ダルさがなくなり…砂糖がいらなくなり…
睡眠時間が普通になっていたのです。

すごいな、太陽。すごいな光。

その他、
・規則正しい生活を送る。
・セロトニンを作る「トリプトファン」という必須アミノ酸を多く含む
 肉類、魚介類(ぶり、いわし等)、豆腐、のり、バナナ、牛乳など
 を食事に取り入れる。
・運動をする。
といった、対処法があります。

太陽の光を浴びる規則正しい生活を送り、
身体に必要な栄養を採り、適度な運動をする。
――って、めちゃくちゃ普通に健康的な生活を送れ!ってことです(^-^;

◆今年もそろそろ◆

今年も、暗い朝、暗い昼が続く季節が、はじまりましたー。
でも、対処法は分かっているので、
貴重な晴れ間はとにかく青い空を見上げます。
曇っていても、雲間から差し込む光を崇めます。ありがたや。

みなさまも、
甘いものが無性に食べたくなったり、寝ても寝てもまだ眠かったり、
食欲があるのに、元気になれなかったり
――なんて症状に襲われたら、「冬季うつ」を疑ってみてください。
そして、意識して太陽を求めてみてください。

光あれ~。
出でよ、セロトニン~。

今年も乗りきってみせます !(^^)!








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