王道な映画 ゴーストシップ


独りぼっちの金曜日に

独りぼっちの金曜日の夜、映画を観ませんか?
今夜は少しグロいけど王道なホラー作品をご紹介いたします。
 ※この記事にはネタバレを含みます。未視聴の方は鑑賞してからお読みいただくとより作品を楽しめます。また、本ブログは既に視聴した方向けの内容です。さらに、勝手な考察を含めます。

あらすじ

 1962年の春、イタリアの豪華客船アントニア・グラーザ号は大西洋で突如消息を絶った。

 40年後、ベーリング海でサルベージ船アークティックウォリアー号のクルーたちは、天候調査をしている男からある依頼を受ける。それは偶然見つけた大型船の牽引だった。海洋法では公海上の廃線が発見されたとき、所有権は全て発見者の物になる。

 さっそく航海に出るアークティックウォリアー号のクルーたちだが、嵐の中、突然豪華客船が表れて…

各所に散らばる恐怖演出

 脚本は非常に分かりやすく、非常に丁寧な恐怖演出と人の欲が説得力を増している。キャラクターも違和感なく動いているせいか、つい見入ってしまう。
 
恐怖演出はビックリ形よりも、ジャパニーズホラーに近い不気味系が非常に多い。
プールの弾痕から血が流れ出たり、吸ったばかりのタバコが廃船にあったり、1962年に存在しないデジタル時計が他の訪問者を示唆していたり、まさしく幽霊船の名に恥じない演出ばかりです。作品前半に覗いたエレベーターシャフトが後々の死因になったりと丁寧に脚本が作られています。

〇まさしくポップコーンを片手に見たい映画
 映画後半、残り30分から怒涛の演出が続きます。アークティックウォリアー号の爆発からバラバラに行動し始めたクルーたちは、それそれ幽霊の幻覚に苦しめられ、おかしくなっていく。ドレスの幽霊に誘惑されたり、スープ缶かと思ったらウジ虫を食べていたりと印象的なシーンは多い。

 まさにポップコーン片手に見たい映画だ。


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