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【3Dアニメーター】センスとは?センスいいね!となるには??

こんにちは、3Dアニメーターらいはん です。
プロの【3Dアニメーター】センスとは、
どういう事かの個人的まとめをアップします。

世の中の「センスがある!」という状態に至るまでは、【パターンと段階】があると考えました。

センスって?

センスは、英語で感度や五感の意味。
転じて、美的感覚や感性のこと。
才能と似た意味である。

Wikipediaより

おそらく日本人的なセンスの認識としては、上記で合っている人が多いと思います。

個人的定義は、
表現がありそうで無かった!と感じられる、またはかつ光ものが感じられるアニメーションだったら「センスあるね!」となるのかと思いました。(これは他デザイナーにも共通項かな?と)

なんで考えたか?

SNSでよくある【上手くなる方法】を読んでいる際に思った事(気づき)

「センス」とは? とふと考えを巡らせました。
以下合っていると思うかどうかは、あなた次第っ!!

一例として、世の中でセンスがあると呼ばれる3Dアニメーターは・・・

センスは、一流のインプットとアウトプット!

そもそもセンスは、
一流の良いインプットの蓄積から、質の高いアウトプット(フィードバックあり)により、混ざった絶妙なバランスで出来た作品のことかと思います。

生まれて最初から色や形の違いを明確に使い分けて、世の中に刺さるデザインを作る赤ちゃんなんて見た事ないわけですね。

そもそも赤ちゃんは、自分の腕すら「これ自分の腕だ!」と認識するまでに3、4ヶ月も時間がかかったりするわけです。

それを最初からセンスがある!とはなりません。。。

センスにはパターンがあるのでは?


個人的に、センスがあるというのは、あるパターンの組み合わせだと考えました。
以下ABCDになります。

必須項目.作り手の人が作品に滲み出ている!
 (その人自身の思いが伝わる共感)

A.見た人たちの中で「1割程度におもいっきりグサっと刺さる!」もの

B.あまり見たことがない組み合わせでバランスよく作れる
(ハイセンスの類)

C.あるあるな組み合わせで、組み合わせ前より良くみせられる

(秀才系、センス複合系(面白系など))

必達は含めつつも、
または【AとB】【AとC】が両方できる人、
または単発A/B/Cの1つで精度が高い人、
センスがある3Dアニメ―ターだと考えました。

上記3パターンの人たちのセンスの段階があると思い至り、以下段階について進みます。

第一段階(センスはない(見えない))

第一段階としては、
他作品のアニメーションをみて、
「なぜ、アニメーションが※映える(バえる)のか?」という点がわかる事です。
・バえるポイント(以下略:バえポ)を捉えられる事
※この第一センスは、目には見えないため、センスがあるねっ!とはなりづらいです。

第二段階(センスはない(見えない))

そして、第二段階は、
・バえポが※ハマる条件と活かし方(最適な状況)を見分けられる事
※この第二センスも、目には見えないため、センスがあるねっ!とはなりづらいです。

上記第一と第二について目に見えないですが、
上記2つのセンスがある別々な3Dアニメーターが同じ作品をみてから、
片方がバえポとそれの活かし方を話を聞けば、
第一と第二のセンスがあるかの判定が可能であると思っています。

実際に過去にそういった場面を見たことがあります。
あれですね、私からすると一種のニュータイプ的な会話です。

第三段階(センスが見える!)

最終の第三段階として、
・第一と第二を踏まえて、形に出来る事
※目に見える!

結局のところジャンルによっては、必要技術の習得レベルがこの第三段階のセンスに影響します。
そのため、第一、二、三段階において人それぞれ発動条件があると考えます。

例えば、萌え系だと発動!
ただし、リアル系では発動しづらい など。
要は蓄積による感度の違いが大きく出てしまうという事です。
時間的なゆとりがある、体調が良い、プレッシャーがかかる、なども人によって発動条件となるのかと考えています。

物凄く感度が高いガチ勢(本物のニュータイプ)は、ほぼ全範囲で第一から第三のセンスを発動できるから、イイものが出来るとなりそうです。
世の中にいると思いますが、ちょっと会った事がないですけど。。。

結局、第三段階のセンスまでいかないと世の中的には「センスがある」と認められる事はなく、ならないから悲しいところです。
ちなみに、さり気に第一、二段階まで出来ていて、
形にできず「自分は才能がないのかぁー!?」と
思っている方もいる事でしょう。

努力が開花する(センスある!)になるか?

この分析が、合っているかどうかは置いといて、
「あまり」やっておらず悩んでいる方※
もう少し頑張ってみようと思えたら幸いです。

結局のところ、形にしてアウトプットすることが難しいので、そこで粘れるジャンルを仕事としてできる事は向いているのかと思っています。

ただ、センスいいねっ!っては、期待しない方がいいです。
仕事なら、自分のモチベは自分でどうにかしろっ!という話ではあるし、自己顕示欲、承認欲求なんかもって作るってのは、プロじゃないなぁとは思います。

※ちなみに映像作品の映える場合は、アニメーションの要素だけでない場合がほとんどです。(総合力)
キャラクターが超イイ、カメラワークがかっこいい、画面効果/エフェクト周りがマッチしている!
などなど影響範囲がでかいです。

 そんな中で、アニメーションのバえポを見分け、
 適切な箇所で効果的に再現出来たら・・・
 「アニメーションのセンスあるねっ!!」となるのかと思います。

センス開花への努力量は?

センスあるになるために「あまり」やっていないについて、現状の3Dアニメーターで、「それなり」にやっているという自分の基準があります。

これは、過去見てきた中で、この人あまり向いてないなぁと思う人でも、「それなり」にモノになるのだ!(第三段階のセンスをそれなりに発動できる)
というキッカケがありました。

そこからが概算して、「それなり」になれるまでの数と状況の基準を考えました。
もちろん人によってこの限りでないと思います。(見てきた人数も多いとは言えないです)

ただ、自分としてはこの基準までやってモノになっていない人はみたことが今のところありません。
要は基準を満たすくらいやっているとモノになるはず!という事です。
その前に諦めるな!という事です。

諦めるな!は、どのレベルまで上手くなりたいか。期間はどれくらいか。などの無視した発言です。
それなりになるは、上級者ではないと考えています。

一流への道

それなりのレベルからその先を見ると、上の努力のレベルの話となります。
努力レベルは人により違った視点がありますが、上級者を目指す努力レベルで定義します。

先に行くためには、
「好きのレベルが高いか」
「コミット力があるか」となります。

好きこそ物の上手なれ 、か
または 、自分に対して、やりきると決めた責任をもって取り組む姿勢が違う、という事です。

やはり、上級者に突入するためには、
好きのレベルが高い という事にかかってきます。

好きレベルが高い場合の例と、
「3度の飯より、3Dアニメーションを作っているのが好き」といったような上記条件を満たして継続できれば時間の問題で早い段階で突入していくわけです。

最後に

後半は話変わりましたが、私も含め、大半はセンスいいね!ともならず、一流まで努力できない!という答えになってしまいます。
ただ、センスいいね!という片鱗を見せる事はある程度の蓄積と挑戦量(作ってアウトプット)で、可能性が高いと思います。
センスでの片鱗を見せる、一流を目指して進む、これは、なかなか面白い道ですね。

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