【PAD】PowerAutomate Desktopで数字当てクイズつくってみた！
世間でじわりじわりと広がっているWindowsのRPAツールで数字当てクイズを作ってみました！
（本編は全部無料、ダウンロードファイルだけ有料です）
総務、経理、人事、営業事務等、会社でパソコンを使って事務作業している人は誰でも活用できるのでこの機会に触れていただけるといいかなと思います。
RPAというと小難しいシステムで、システムに素養がある人でないと使えないと思っている人もいると思うので、親しみを持ってもらうために今回の記事をしたためました。
そもそもRPAって何？
ロボットとイメージすると、工場とかで機械が決まった動作を繰り返して製品を作ってくれる感じを思い浮かべると思います。
RPAはそれがパソコンの中で決まった動きを繰り返してくれるツール（ソフトウェア？）になります。
総務、経理、人事、営業事務等、ファイルの移動、Excel間のコピー、Excelから会社内のシステムに転記・・・・みたいな誰もが経験したことがある作業を自動化できるツールです。
（参考）野村総研のRPAとはのページ。
WindowsのRPAツールって？
今回扱うWindowsのRPAツールは、「PowerAutomateDesktop」という名称です。
他のRPAツールとの大きな違いは個人で無料で使えること！
Windows10,11のユーザであれば、アプリをダウンロードして無料のまますぐに使えます。
（参考）Windowsの案内ページ
実際の動作をみてみよう！
PDFで動きの流れまとめてみました。（文字小さくてすみません・・・）
１．作成したプログラムを実行
２．数字を選ぶ（０～９）
３．結果発表
・正解すれば終了
・間違っていたら２からやり直し（数字の選びなおし）
業務に活用できるプログラムのポイント
今回の数値当てクイズで実際の目の前の業務に活用できるポイントはざっくり2つです。
１．正解・不正解のリストの作成
２．ループ処理（For each）とIF条件の活用
・For eachとIF条件でのルックアップを代用
・ラベル設定でフローを前に戻る
詳細下記に書いていきます。
１．正解・不正解のリストの作成
今回のプログラムでは、プログラム内で変数を設定することで、正解・不正解のリストを作成しています。（Excelで表を作ってそれを読み込ませる処理でも代替できます）
具体的には下記の画像の通りです。（正直何書いてるかわからないですよね・・・）
Excelで表すと下表になります。
また、お気づきの方もいると思いますが実際のエラーメッセージも変数として設定しています。
False_message ⇒ 外れだよ！別の数字を選んでね！
True_message ⇒ 正解！！よくできました！！
設定画面は下画像になります。（Falseも同様）
＜業務に活かせるポイント＞
・キーとなる値（今回だと数値）とルックアップしたい値をセットで表としてまとめる。
・数が少なければプログラム内で直接設定してもいいが、Excelで表をまとめてプログラムにExcelを読ませる方が実用的。
２．ループ処理（For each）とIF条件の活用
RPAツール（PowerAutomateDesktop）の中にはExcelのvlookup,xlookupのようなルックアップ関数はありません。
代わりに、表を上から一行ずつ取り出して（For each）、一致しているか（IF）確認をしています。
具体的には・・・
（例）選択した数字：3
処理：下表を一行目から順番に比較していく。
1回目：0 ⇒異なる
2回目：1 ⇒異なる
3回目：2 ⇒異なる
4回目：3 ⇒一致！（IF条件に一致）
⇒ IF分岐内の処理を実行！
今回だと3で設定されている「False_message」を表示。
「False_message」なので再度数字を選びなおすようにフローを戻る。
（ラベルの設定と移動）
具体的なプログラムの設定内容は下記画像の通り。
＜業務に活かせるポイント＞
・Excelの表でこの値の時だけ処理をさせたい・・・といった場合は、ForEachとIF条件を組み合わせて実行しよう。
・チェック処理等でフローをさかのぼりたい場合には、IF条件を設定しつつ、ラベルの設定と移動先の設定を活用しよう。
最後に
PowerAutomateDesktopは、無料ですぐに利用できるツールになります。今回は業務に活用できるエッセンスがつまった「数字当てクイズ」を紹介させていただきました。
note内に貼っているキャプチャを参考に組み立てていただいてもよいですし、下記テキストファイルをPowerAutomateDesktopにコピペしてもらえば同じ内容を再現できます。
興味ある方はぜひ下記ダウンロードお願いします！
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