見出し画像

「学校に行きたくない」と言い出した小1長男。話をじっくり聴いてみたら…

こんにちは!みなとです。
3人の男の子を育てています。
今回は小学校にあがったばかりの長男の話。
入学早々「学校に行きたくない」と言い出しました。本人の話をじっくり聴いてみて考えたことを書いていきます。

当初は張り切っていた長男

保育園最後の登園日3月31日。
「もう今日で保育園来るのは最後だね。どんな気持ち?」と長男に聞いてみたところ、「(小学校に行くのが)たのしみ!」と答えるくらい、小学校に入ることを楽しみにしていました。
保育園の登園が最後というさみしさよりも、小学校への期待や楽しみのほうが膨らんでいて、希望に満ちていました。

いよいよ始まった小学校生活。
最初は短時間の授業でしたが、少しずつ長くなる授業時間。
そんな中でも、張り切って学校に毎日通っていました。
帰宅してからも「今日は絵を描いたよ!」「給食はカレーだったよ!おかわりしたよ!」「おともだちができたよ!」とたくさんお話もしてくれていました。

4月のおわり、「学校行かない」と言い出した

もうすぐGWに入ろうとしていた、4月下旬のある日の朝。
いつも通り保育園のお友達が集まる登校班に合流しようと支度をしていたとき、突然長男が「学校に行きたくない!行かない!」と言い出しました。
とはいえ、夫は仕事もあるし、私も体調を崩していた三男の通院などもあったので、親の私たちも困ってしまいました。
その日は騙し騙し連れて行き、なんとか登校。

しかし、翌日も「行かない」と言い出し、もう動かない。
それも、わめいていた昨日とは違い、ポロポロと泣き出してしまう始末。
長男は身体が大きくて、保育園時代のように無理やり抱っこして連れて行くわけにも行かず、その日は家で自分で時間割決めることを約束して休ませることに。

その日は、夫と長男で時間割を考え、こどもチャレンジのワークブックをやったり、本を読んだりして過ごしました。

予期していた長男の発言

私も夫も、長男が「行かない」と言い出したことに驚きはしませんでした。
もともと、長男は自分でやると決めたことをやりたい人だからです。周りがあれこれ言っても聞かないし、自分の好きなものには没頭してのめり込むタイプです。(夫に似て頑固者…)

今の教育は少しずつ変わってきているとはいえ、長男の通う公立小では、30人近くの子どもが一斉に席に座って同じことをしているようです。基本的には、私が小学校に通っていたときと変わっていません。

長男の特性を踏まえ、入学前から、私も夫も「小学校の環境に適応することはできるのだろうか?」とやや疑問を持っていました。
とはいえ「行ってみないとわからないよね」ということで、通い始めた矢先の長男の発言だったのです。

じっくり話を聞いてみたら…

GWに入った初日、長男と時間を取って今考えていることを聞いてみました。(次男や三男がワチャワチャしてるので、別室で私と長男2人でやりました。)

「学校行きたくないって言ってたけど、どんな気持ち?」

「悲しい気持ち。学校嫌だから、行きたくないの。」

「そうなんだ。どんなところが悲しいとか、嫌だなって思うのかな?」

「えっと、疲れちゃうの。」

「そっか、疲れちゃうんだね。どんなときに疲れたなって思う?」

「ずっと椅子にピッて座ってないといけないから疲れるし、ずっと座ってるのが疲れるの。あとやることが決まってるのが嫌なの。」
「あと歩くのが疲れるの。」(学区の端っこで学校が遠い)

こんな感じでじっくり時間を取って、話を聴きました。
途中話しながら、涙をポロポロと流す場面もありました。

「ママがいないのがさみしいの。保育園では次男くんがいたから大丈夫だったけど、一人で行くのがさみしいの。」と、溜めていた感情が溢れ出したように泣きました。

初めての環境、慣れない人間関係の中、一生懸命頑張っていたのだと思います。

(余談ですが、長男の話をじっくり聴くときに、コーチングで学んだことや、Yellサポーターとしての活動を通して得た学びが活かされました!学んでて良かった。)

夫婦で共通認識をもつ

長男から話を聴いた日の夜、夫と話をしました。
私たちの基本スタンスは、「無理強いはしない」。
泣きわめいていても、長男を引っ張ってでも連れて行くという手段は私たちの中にありませんでした。

学習は自宅でもできます。
一方で、学校は勉強する場所というだけでないことはわかっています。

今のところ、懸念していることは2つあります。

ひとつめは、自宅にいても人間関係をつくる練習ができないこと。
今までの長男を見ていると、じっくり時間をかけて人と打ち解けていく方だと思います。グイグイ自分から行かないタイプ。
今通っている小学校には保育園から一緒のお友達もいますが、小学校に入って新しい人間関係を築くことも大切です。
一緒に学んだり、遊んだり、時にはぶつかったりしながら、実際に人と関わることで楽しい思いや失敗もして、段々とわかってくることがたくさんあるはずです。
また、親以外の先生という大人と築く関係性や、得ることも多いと考えています。
現状、自宅にいると親しかいないので、親以外の人間関係をつくる練習ができないことが気になっている点のひとつです。

もうひとつは、運動不足
長男は食べることが大好きで、ちょっと気を抜くと太ってきてしまいます。
今通っている小学校は少し遠いところにあるので、必然的に行き帰りの登校だけでかなりの運動量になります。体育の時間もありますし。
自宅にいるとなった場合、意図的に身体を動かす時間をつくる必要があると考えています。
(これは大人のリモートワークと一緒だ…)

とはいえ、小1だと大人の伴走必須だよね…

のんびり行こう

新しい人間関係が広がらないこと、運動不足になること、この2つ以外にも、色々と課題が出てくると思います。

それでも、ひとまずは長男の声を聴き、これからどうしていきたいか、どうしていくのが長男にとって良さそうなのか、一緒に考えていきたいと思っています。

たまたまコーチングのつながりで、学校の先生をされている方と長男のことについて話す機会がありました。
その方に言われたことが心に残っています。

教師という職業をしている身ではあるけれど、学校は「箱」でしかないと思っている。
多くの人が使っているシステムだからみんな使おうというだけで、全員に合う仕組みなわけではないと思うし、合う合わないはあると思う。

長い学校生活のまだほんの1〜2ヶ月経ったところだから、新しい学習機会を他に探すチャンスと捉えて、学校にはちょっとだけでも来てみるとか、学童だけでも行ってみるとか試しながら、やってみてはどうか。

(私の)焦らずゆったりと構えている姿勢は長男くんにも伝わっていると思うから、その姿勢は素晴らしいし、ぜひ大事にしてほしい。

思っていた以上に、大きく立ちはだかる小1の壁。
まだまだこれからいろんなことが待ち受けていると思いますが、どーんと構えて、長男としっかり向き合っていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?