スカイリムプレイ日記～狩人ちゃん～ #６
『金の爪』
忘れがちですが、ファエンダル先生はリバーウッド・トレーダーのカミラさんに片思い中です。いつも拾得物を持ち込んで換金している間、それとなく店内を物色するふりをしながらカミラさんに話しかけられるのを待っています。
そんな折、店から盗まれたお宝について相談されました。村からそう遠くない墓場を拠点にする山賊に、カミラさん兄妹が代々受け継ぐ家宝を奪われてしまったというのです。
「先生、なんとかなりません？」
「それは一大事です！！この私にお任せなさい！」
まだソラルドさんの件を放置したままなのですが……まぁいいか。
山賊の住処へ向かう途中、屈強なオークの戦士が悲しそうにたたずんでいました。見たところ強くて元気そうなのに、死にたくて仕方がないようです。説得を試みますが、聞く耳を持ちません。気になる人ではありますが、諦めてその場を離れました。
ブリーク・フォール墓地
「ここに金の爪があるのか」
ブリーク・フォール墓地に着きました。その名をどこかで聞いたことがあるような気がしましたが、思い出せません。中に入ってみると、当然山賊がわらわら出てきます。
山賊を片づけて奥へ進んでいくと、「助けてくれ～！」という男の悲痛な叫び声が聞こえました。そこには巨大な毒蜘蛛と、その糸に捕らえられた男の姿がありました。
噴射される毒糸を避けて蜘蛛を射殺し、男のもとに近寄ります。
「よかった！早くこの糸をなんとかしてくれ！」
「はいはい……あ、やべ」
糸を払ってやるつもりで矢を当ててみたら、間違えて男まで射抜いてしまいました。
申し訳なく思いながらも、こと切れてしまった男の荷物を探ってみると、金の爪と手記が出てきました。こいつが犯人だったようです。
手記によれば、この金の爪はお宝の鍵となる重要なアイテム、とのこと。盗人の目的はそちらだったというわけです。
周りを見てみると、男が捕らえられていた糸の向こうは通路になっていて、まだ奥に行けそうです。好奇心は抑えられません。お宝探し続行です。
奥の通路はこれまでとは違う雰囲気です。警戒しながら歩いて行くと、横たわっていたドラウグルがゆっくり起き上がり、古代ノルドの武器で襲い掛かってきました。四方八方から出てくるので、ファエンダル先生と協力して戦います。なかなかの強敵です。
様々なトラップをかわし、次から次へとわいてくるドラウグルを倒しながらさらに奥深くへ。やがて、いかにも意味ありげな扉が現れました。
おそらくここで金の爪を使用するのでしょう。手記の文面を思い出し、金の爪を観察してみると、扉の仕掛けに描かれている絵と同じものが爪の内側に彫り込まれていました。照合してみると、カチッと何かのはまる音がした後、地鳴りと共に扉が開きました。
扉の向こうにはドーム状に開けた空間が広がっていました。岩の隙間から光が差し込み、冷たく濡れた岩肌がキラキラと輝き、神々しく感じられます。
古代文字が刻まれている巨大な岩壁に近づくと、突然視界が暗くなり、ささやくような声が聞こえ、不思議な力が体の中に吸い込まれる感覚に陥りました。ファエンダル先生から声をかけられて我に返りますが、特になにかが変わった様子はありません。
首をかしげながら宝箱を見つけて祭壇に近づくと、棺が開いて重装備のドラウグルが起き上がりました。他のドラウグルとは違い、魔法を使えるドラウグル・オーバーロードです。大声、とだけでは言い表せないような覇気を放ち、それを食らえば全身がビリビリしびれたように怯んでしまいます。
ファエンダル先生とともに射撃で応戦し、なんとか倒すことができました。
ドラウグル・オーバーロードの遺体を探ると、何やら重い石板を見つけました。
「これは、ホワイトランの宮廷魔術師に回収を依頼されていたドラゴンストーンではないか？」
ファエンダル先生に言われて、やっと思い出しました。どうやら思いがけず二つのタスクをこなしてしまったようです。
「すっかり忘れていました。ホワイトランに持っていかなくてはいけませんね」
「それよりも先にカミラの元へ行くぞ！」
ファエンダル先生に引っ張られるようにしてリバーウッドへ戻ります。
兄妹はとても喜んでくれましたし、報酬ももらえました。ファエンダル先生も上機嫌です。
この後リバーウッドで一泊したら、明日にはホワイトランに戻ってドラゴンストーンの納品です。ちゃっちゃと片づけて、いい加減にソラルドさんを救いにいかなくては！
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