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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん第二章~#14

こちらの続きです


『霊魂の確認』②解決編


 さて、この後はセプティマスさんの所へエルフの血液を届けに行こうと思うのですが――懸念するのはデイドラ王子、ハルメアス・モラのこと。
 彼らの思惑に巻き込まれることは私にとって初めての経験ではありませんが、ジェイ・ザルゴさんを巻き込むわけにはいきません。

 大学に残るようお話すると、残念そうにしながらも理解してくれました。色々と危険な目にも合わせてしまいましたが、彼なりに旅を楽しんでくれたようです。
「ここの砂は冷たいが、お前がいるとカジートは暖かく感じるよ」

嬉しいお言葉ですね

 ジェイ・ザルゴさんと別れ、セプティマスさんの所へ向かいました。

ただいまー

「頼まれた血をすべて集めましたよ」
「もう少しで…聞こえそうだ。彼らの命のエネルギーを感じる。来い、混合を始めるとしようぞ」

がんばえー

 セプティマスさんが抽出器を操作し、箱の下で何か作業をすると…

おお?
おー???

 箱に通路のようなものが現われました。ここから箱の中に入れるようです。セプティマスさんは躊躇する様子もなく、駆け足で中に飛び込んでいってしまいました。

なんじゃこりゃー

 中から声が聞こえます。
「何だこれは…ただの本か!?そうか、超越した世界は心の中で燃えるのだ…素晴らしい…」
 後を追っていくと、セプティマスさんが台座の上に乗った一冊の本を見つめていました。

大丈夫?

「セ、セプティマスさん…」
 セプティマスさんは吸い寄せられるように本へと手をのばし…

大丈夫?

「あ!?」
 なんと次の瞬間に、セプティマスさんは灰となって崩れ落ちてしまいました。
「セプティマスさん!!」

うわーーーーーー!!!

 残されたのはセプティマスさんだったものと、不気味な装丁の古い本が一冊。

おわわわ
 

 私が触れてみても、何も起こりません。開いてみると、読めない文字と意味不明な図形が載っているのみです。

なにこれ

 セプティマスさんのことはもうどうしようもないので、本を荷物に詰め、外に出る事にしました。すると、箱の出口をまた例の禍々しいデイドラ王が塞いでいるではありませんか。

出たーーー!

「我が勇者、こちらへ」
 こいつ…
「怪物さん、私はあなたの勇者ではありませんよ」
「誰がここにセプティマスを連れてきた?お前は箱を開けるため、私の知識を世界に放つために旅をしてきた。その間お前を守ったのは誰だ?」
「自分ですが?」
「自由な意思があるなど思い違い。認める、認めないは勝手だが、私は心に入り込む」
 こちらをコントロールしてこようとしていますね。
「さて、私のオグマ・インフィニウムを入手したな。忠実なる召使のザルクセスにも明かした通り、時代の知識が詰まっている。これは何百年もの間、世界から遠ざけられてきた。解放にあたって、セプティマスが道具として役に立った」
 この本に、時代の知識が?
「今はお前の手の中だ。共に奇跡をもたらそう…」

共にって…

 ハルメアス・モラはそれだけ言い残すと、姿を消しました。今は薄気味の悪い気配だけが残っています。

消えたようだ…

 改めて本を開きます。すると、不思議なことが起こりました。目の前に海の知識が広がる感覚です。

力の道を選択!

 すると頭の中に様々な知識が流れ込んできました。鍛治の知識、弓の知識、片手武器の知識…

な、なんだこりゃ!

 気が付くと手元から本は失われ、跡形もなくなっていました。

なんだったんだ…

 私の中に入り込んできたこれが、解放されたという時代の知識?これこそがハルメアス・モラの狙い?
 あのデイドラ王子は私に何を望んでいるというのでしょう。「共に奇跡をもたらそう」と言っていましたが…謎は深まるばかりです。

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