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スカイリムプレイ日記~狩人ちゃん第二章~#4

こちらの続きです

『アルドゥインの壁』


 リーチ要塞、カースワステンから南下し、橋を渡ったその先にフォースウォーンの野営地が見えました。目的地であるカーススパイアーへ向かうためには無視することはできません。

立派なキャンプだなぁ

 マーキュリオさんとデルフィンさん、エズバーンさんと共に乗り込めば、雨のように降る矢と強烈な破壊魔法、暴れまわる召喚魔法が飛び交う中、広いキャンプ地を駆け回りました。

いったれ!

 そうこうしているうちにカーススパイアーへたどり着きました。入り口はなんの変哲もない岩山にできた洞口に見えます。本当にこの中にエズバーンさんの言う『スカイ・ヘヴン聖堂』があるというのでしょうか。

おじゃましまーす

 洞窟の中を進んでいくと、レリーフを施された古い遺跡が現れました。

ほほー

 トラップや、隠された仕掛けを解きつつ進みます。古代ノルドの遺跡と違い、ドラウグルは出てきません。

 ついに聖堂への入り口を見つけました。開けた空間の中、印象的な顔面の巨大レリーフが目に入ります。
「素晴らしい!以外にも保存状態も良好だ」
 エズバーンさんが感嘆の声を上げました。

たしかにすごい

「ああ…これが”血の印”だ。もうひとつの失われたアカヴィリの技術だ。引き金が…血によって引かれたわけだ」

どゆこと?

 どうやらこの先に進むにはドラゴンボーンの血が必要なのだそうです。ウェアウルフの儀式でもこんなことがあったなぁと思いながら、手のひらにナイフの刃を当て、足元に彫られた巨大なアカヴィリのシンボルに血液を落としました。

いてて

 次の瞬間、シンボルが眩しく光り出しました。

なんじゃなんじゃ

 ゴゴゴゴゴ…
 光に呼応し、顔面の彫刻が動き出します。そこが入り口になっていたようです。

「お先にどうぞ、ドラゴンボーン。スカイ・ヘヴン聖堂に最初に足を踏み入れる栄誉はあなたのものよ」

怖いだけでは?

 階段を上っていくと、冷たく暗い石造りの広大な空間に、巨大な壁画を発見しました。
 エズバーンさんが叫びます。
「これだ!アルドゥインの壁…ほとんど傷んでいない。これほど見事な第二紀初期の、アカヴィリ彫刻のレリーフがあるとは…」

ほげー

 これがアルドゥインの壁…確かによく見るとドラゴンのようなものが彫られています。

 壁画の舞台はアルドゥインと竜教団がスカイリムを統治していた時代の始まりへと歴史を遡り――

 そして中央にはアルドゥインが倒された時の状況が描かれています。アルドゥインは空から堕ち、ノルドの舌と呼ばれる声の達人達が、アルドゥインに向かって配置されているように見えます。
「そうか、なるほど。この巻きひげは、ノルドの英雄たちの口から伸びてきている。つまり、アカヴィリはこの方法で”シャウト”を示しているんだ」

シャウト!

 つまり、彼らはシャウトでアルドゥインを倒した?
「シャウトを探さなければならいってことね…聞くのは初めてよ。ドラゴンを空からふるい落とすことのできるシャウトだなんて…」
 デルフィンさんが重くつぶやきます。
 私自身も今まで旅の中で様々なシャウトを習得してきましたが、そんな強力なシャウトは知りません。しかし…
「グレイビアートなら知っているかもしれませんよ」
 私がそう言うと、デルフィンさんはため息をつきながら同意しました。
「そうかも知れないわね。彼らを巻き込まないで済めばと思っていたけれど、仕方ないわ」

おや?

 なんだか気乗りしないようです。
「グレイビアートに何か気になる事でも?」
「彼らは自分達の力を恐れるあまり、それを使おうとしないの。考えてみて。内戦を止めるためや、アルドゥインについて、彼らが何かしようとした?」
 デルフィンさんは眉間にしわを寄せながらグレイビアートへの不満を訴えました。彼らが大きな力を持ちながらこれまでの世界の危機について不干渉を続けていることに、デルフィンさんは疑問と苛立ちを感じているようです。
「でも、力は危険なものでもありますからね。悪いことに利用されたりすることもありますから――グレイビアートの選択はあながち間違いではないかもしれませんよ」
「使い方を知らなければね。優れた英雄は皆、自らの力を使う方法を学ばなければならないものよ」
 ふむ…難しい問題です。英雄が英雄とされるのは、結果論という見方もあります。その強大な力を何のために、どのように使うか、正しい選択は何かと決断するのはとても難しい。
 私も今までの旅の中で、あらゆる選択を迫られました。そのたびに本当にこの道で正しかったのか思い悩むことも多々あります。グレイビアートがあえて世界に干渉せずにいるのもわからないでもありません。

「…とにかく、アーンゲールさん…グレイビアートがこのシャウトについて何を知っているか、確かめてみましょう」
「そうね。彼らがあなたを仲間に招き入れてくれてよかったわ。エズバーンや私なら、いくら頼んでも助けてくれはしないでしょうから」

皮肉っぽいなあ
 

 デルフィンさんはそう言いますが、少なくともドラゴンボーンとして目覚めた私に色々と授けてくれた彼らは、この私の働きに何らかの期待を抱いているように感じます。一見したところ不干渉ではありますが、この世界の未来について無関心ではないような気もするのです。
 
 まあ、それもこれもハイ・フロスガーへ行けばわかることでしょう。

 デルフィンさんはこの聖堂をブレイズの新しいアジトとして使うことにしたようです。いつまでもリバーウッドの宿の地下にこもっていても危険でしょうし、この場所はサルモールにも気づかれていないはずです。うってつけですね。

よかったね

 その後デルフィンさんからブレイズのメンバー勧誘を頼まれました。さっそくマーキュリオさんに聞いてみると、意外と乗り気だったのでそのまま推薦するとあっさりと入団を許可されていました。

審査ゆるくない?
がんばってや

 そのままマーキュリオさんと外に出てみたところ、いつの間にかブレイズの鎧に着替えていました。

うーん、誰かわからん

 マーキュリオさんとはここでお別れすることにしました。これからはブレイズの一員として人々をドラゴンの脅威から救ってくれることでしょう!

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