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すぐやる! 行動力を高める”科学的な”方法

2021.02.06 No.33「すぐやる! 行動力を高める”科学的な”方法」
著者:作業療法士 菅原洋平

脳の仕組みから改善するアプローチ

著者 菅原洋平さんは作業療法士として活躍されているということで、
「すぐやる」ということができない人(=先延ばしにして自己嫌悪に陥ってしまう人)はその人が怠けているわけではなく、
脳の働きとして先延ばしにしてしまうことは仕方のないことだ、
という記載がありました。

今まで習慣化できない、先延ばしにしてしまう自分は自己管理ができていないダメな奴だなと思うことが多かったのですが、
脳の働きだから仕方がないと思うとなんだか気が楽になりました。

菅原洋平さんがおっしゃるには、先延ばしにしている状態から、「脳がすぐやる」状態に変えていくとよいそうです。

そのように、「脳がすぐやる」状態にするための方法がわかりやすく載っていました。

他の本で書かれている根拠が明確に

最近、「習慣」や「行動力」の本を重点的に読んでいるのですが、
そういった他の本で書かれている内容の科学的な根拠にあたる部分が
本書で開設されていました。

この本を読むことで、他の本でも書かれていた「小さい単位から始める」というやり方が脳にとっても受け入れやすいものなのだということがわかりました。

個人的には、「自己管理を高めよう」というより「脳の働きを改善しよう」の方が、
「脳」を第三者的に捉えられることで自分のことを責めすぎずに改善できていくと思いました。

印象に残った一文

本書では、「自分の体験したことを話すことで、その体験の情報をより鮮明な感覚とともに保存できる」ということが書かれていました。

その一文を読んで、「やっぱり自分の体験や感じたことを人に話すことはいいことなんだ」というように感じました。

ただ、自分の体験を話す表現の仕方を工夫する必要があるらしく、
「経験的な言葉」で話すことが重要だと述べられていました。

どんなことをやったのかにプラスして、「なぜそれをやったのか?」「やったときの気分は?」「その時の体の状態は?」という情報を付け加えるとよいそうです。


本書を読んで、最近の自分は「すぐやる」くせが徐々に身についてきたなと感じました。
今後も脳を「すぐやる」状態に慣れさせるとともに、自分の体験を周りの人にもっと聞いてもらうことにします!

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