2023年 11月 個展『焦がれ香』 高円寺 ポルトリブレ・デ・ノーヴォ
個展3回目は、作年に感染症拡大に懸念して延期にしたポルトリブレでの開催でした。
焦がれ香という題は
絵を描くということに夢中で
焦がれる気持ちがたくさんあって
いつも珈琲の香りがそこにあった
わたしはまだ焦がれるし描き続けたいという
一種の声明でもあります
今回は鉛筆でかいた作品を新作として置かせていただきました。紙が違ったり、久しぶりの落書きじゃない鉛筆絵なので色々考えながら楽しくかけました
ギャンギャンに濃く描く癖があるので、今回の個人的なお題としては「その癖をやらない」で「情景に想いを馳せる」でした
あとは小さい作品をたくさん出しくて描いてたのですが(急な行事に巻き込まれた)
時間かけてゆっくり描きたいものができました!
今後の活動の大きなターニングポイントだから、緊張もありました。
期間内、会場でライブペイントを珈琲で行い、できたものは壁に貼っていました。
今回は「珈琲だけじゃなくて鉛筆画も描くんです」ということと、今絵本を作っていて 『天使の街』というテーマですが、その登場人物を作品にいくつか出したり、新作ではなるべくエンジェルヘイローを戴いた人物を多く描きました。
5月に椎名町でやる展示ではその絵本の原画をお出しするつもりなのと、COMITIA140でスピンオフの漫画を描こうと思っています。
作家転向するまでは漫画を描いていたので(今でもたまに寄稿したり描いたりしています)ワクワクしてます。
なかなか日の目を見ることのなかった旧作の原画や今年の春のグループ展に出したとっておきを持って行きましたが、場所や季節によって見え方が違ってとても良いと感想をいただけたので、旧作は甘えと思わず好きな子はいろんなところに連れて行きたいです。
わたしは生活の中に垣間見える情景に惹かれ、描くことが好きなのですが、非現実を愛する作家様にもそれが伝わり「現実、悪くないじゃん」と思った!とご感想いただいた時は胸がいっぱいになりました。
今回の展示、芳名帳があんなに埋まるとは思っていなかったので、本当にひとえに 皆様の好奇心のおかげで成り立ったなと 一日もご来客がない日がありませんでした、ゆっくりお話もできましたし、混んだ日は来客者が相席してお茶を汲み合うなどまさに会場の「おじいちゃんち」らしく時間が流れました。
感想はかなりたくさんあって、本当に心配など何一ついらず、楽しんで6日間過ごすことができました。次に向けてすこし息抜きをしたら、じゃんじゃんやっていこうとおもいます。