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2024年 5月 個展『天使のすむ街』 目白/椎名町 cafe*lamp様

昨年11月に行った個展でも小出しにしていた「天使」を今後取り扱っていこうと決めていまして…

今年2024年は「天使の街」の絵本を作って世界観の外郭を描いてモノローグを添えたものを発行するつもりで、今回の展示ではその原画を出すつもりでしたがまにあいませんでした。

登場人物が街で暮らすようすを描き下ろした漫画を5月のコミティア(一次創作限定コミックイベント)で頒布しようと考えていました。

さまざまな活動や新しい仕事が重なって制作スケジュールがずれ込み、両方できない代わりにドローイング作品をいくつかと、絵本や漫画のためのイメージスケッチやラフを置かせていただきました。

コミティアに出す本(漫画本)については2024年11月か、2025年2月に発行するつもりです。

今回のテーマ
仕える神もなく、羽根もないが、この街にすむものを「天使」と呼ぶことににした。

こことはちがうどこかの、毎日のいとなみ
天使のすむ街の景色 その一端を
静かに過ぎるカフェの景色と…

「あかるい道のほうがいい」
暗くて歩きやすい道よりあかるくてでこぼこな道を選ぶ
「どうぞ」
街のはずれ、海に程近い通りにあるカフェの店主
coffee time「雨の日」
会場のコの字の壁に囲まれた席で静かに本を読むイメージ
coffee time「午后」
5月の過ごしやすく暑い時期の午后に一息つくイメージ

coffee timeシリーズは丸や決まった形をゆがめてかくことで目ざわりがある、ひとつだけの一杯を描きました。


会場入り口のモビール
飲食の仕込みや製造は店主が
それ以外を右のバイトちゃんがやっている
バイトちゃんと店主のドローイング
「カウンターとバイトの子」
お店を閉める前のひととき

その他数枚ドローイング…

会期を終えた感想
「作品」と呼んでしまってもよいのか、というくらい自信がなく、楽しみにしていたのにDMを作らなかったり、SNSでの声出しも少なかったりしていました。(全部いろんなことが立て続けに畳かかってきたせい)でも作品のほとんどが2024年ということを良いと言っていただけたり、珈琲作品ではない一面も見ていただけたかなと今では思っています。

また、池袋モンパルナス回遊美術館という街ぐるみのアート振興パンフレットをご覧になられていらっしゃった方がいたり「出るものには出ておくことだなぁ….」と思いました。

今後について
いま、というより今年の上半期はずっと自分の絵についてとても考えすぎてしまっていて、こんなに絵って不自由だったっけ?としんどい思いをしていました。ですがそれも5月でおしまい。
6月からは小さい作品やふつうのサイズの作品に黙々と取り掛かっていきたいなと考えています。
もちろん漫画や、絵本、その他のことも。

もっと自分のやりたいことに気づいて、正直になりたいと思っています。そのために旅行をするのもいいし、したことないことをたくさんしたいなと考えています。

むすびになりますが
「もっと自由にやっていい」と励まして勇気をくれたみなさま、今回の展示を気にかけてくださった皆様 本当にありがとうございます。思っていらっしゃる以上にこころの力になっています。
どうか腐らずやっていきたいです。

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