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ジャケ買いについて。

サブタイトル:どう見せるかが重要。

本の表紙/アルバムジャケット/動画のサムネイルどれをとっても「自分が見たいと感じさせた物」を手に取ると思う。

いわゆるジャケ買いといったものだ。
手に取った時に満たされる所有欲、それが進むとある種のステータスにもなるのだろうと想像する。
僕はかなりジャケ買いをする方でレコードショップに行った時は欲しいレコード+ジャケットが気に入った物をよく買う。
もちろんジャケットや表紙はただの要素(掴み)の一つにしか過ぎず、内容が最重要事項なのは重々理解している。

①僕が適当に作ったburzumのジャケ
②burzum-filosofemのジャケ

ただどうだろう、この2つを見比べた時に圧倒的に②のジャケの方がレコードショップで見かけた時に購買意欲がそそられると思う。

画像はVarg Vikernes、Samothからなるノルウェーのブラックメタル・アンビエント・バンド。filosofemのジャケはノルウェーの画家テオドール・キッテルセンの「Op under Fjeldet toner en Lur」の絵画を使用している。

また、目に付くだけではなくアーティストや作家自身の世界観を構築する一部の要素である。

① westside gunn -Play for Paris
②westside gun-Pease''Fly''God

これまたアルバムジャケットで説明するが、例えばアメリカ・ニューヨーク・バッファローを拠点に活動するラッパー:westside gunnのアルバムジャケット。彼はジャケに海外やアートを使用する事が多いラッパーだと思う。
ちなみに①のPlay for ParisのジャケットではデザイナーVirgil ablohがデザインしたアルバムジャケットである。
画家:カラヴァッジョの「ゴリアテの首を持つダヴィデ」を使用し、westside gunnの特徴的なジュエリーをダヴィデの首に纏わせた洗練されていながらも泥臭さも感じるアルバムジャケットに仕上がっている。
彼の男臭いラップスタイルととても相性が良いように感じられる。

番外編:ジャケで選んだ曲&本
(お気に入り)

・曲
日課のApple music珍道中をしていて出会ったジャケで選んで、良かった曲達を紹介する。
(もはやジャケ買いでは無くなってきてる。)

1:Doug Carn-Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son

Doug Carn-Al Rahman! Cry Of The Floridian Tropic Son

ジャズアルバムで暖かみがあるボーカルがとても良かった。曲数も7曲とまとまりのあるプロジェクトに仕上がっていてどの曲も素敵な曲ばかりである。


2:Darkthrone-Astal Fortress

Darkthrone-Astal Fortress

最近ブラックメタルに妙にハマってしまい、この喧しいサウンドが癖になってしまった。
彼らDarkthroneもburzum同様ノルウェーのブラックメタルバンド。
悲壮感ある残酷な大自然のジャケがかなり刺さって曲をいざ聴いてみたらかっこよすぎて病みつきになった。

:本
書店で値段を気にせずにジャケ買いしたら地味に高かった事しかない。。

1:村田沙耶香-生命式

村田沙耶香-生命式

「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した小説家。
生命式は12篇の短編集、主にカニバリズム出産のシステムなど食や生を絡めた話が多かった印象。本を読むのが苦手な人でも世界にのめり込んでしまう。

2:一條次郎-レプリカ達の夜

一條次郎-レプリカ達の

ミステリー大賞受賞した作品。工場を中心に物語が展開し、支離滅裂すぎる出来事が次々と起きていき悪い夢を見ている錯覚に陥らせてくれる作品。

番外編終了

おわり

かなり行き当たりばったりで肝心な話の根幹にあまり触れれなかった。(ただの雑談じゃん)
でも結局大事なのは中身だよね?って思っている自分もいるがやはり初めて作品と相対した時の印象はその作品のアイコンだけが力を持っていると言っても過言ではない。
要は最初の掴み。恋愛とかもそういうのあるよね。
皆さんも良いジャケ買い珍道中をお楽しみください。

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