見出し画像

障がい者雇用で大事なこと⑩

こんにちは

障がいのある子を育てながら、企業で障がい者雇用担当をしている櫻澤です。

年末年始で、少し間があいてしまいましたが、このブログも10回目を迎えられました。
やったー❕

まだ、10回ではありますが、同じテーマで10回続けられたことは、自分を誉めたいです(笑)

この後は、テーマは変わるかもしれませんが、障がい児ママの一助になるように続けてまいります❕

それでは、今回のテーマですが、「ご家族の支援」です。

前の方の回でも、ご家族の取り組みについて、触れることがありましたが、

やはり生活面の課題は、ご家族の支援なしでは改善されないため、とても大事です。

私の職場では、メンバーに注意するようなことがあった場合、

ご本人には直接指導しますが、親御さんに細かくお話しする機会を持つことはありません。

それは、働く大人、社会人として対応をしているからです。

いちいち、「お母さんに言うよ」とか、

「お母さんに来てもらうよ」と言うのは、

子ども扱いになるので、

ご本人に自覚をしてもらうためにも、親御さんに直接報告することは行なっていないのです。

職場だけで解決できないときには、支援機関を利用します。

支援の方は、定期訪問でいらっしゃるので、その時に最近の様子をお話しし、

ご本人と解決策を考えていただいたり、

ご家族へ報告して下さっています。

ただ、ご家族は、どのように受け止め、
どのように対応されているのか、いないのかはあまりわかりません。

本当は、ご家族に「ああしてください」「こうしてください」と言いたい
気持ちはすごくあります。

直接お願いしないのは、ご本人への尊重の気持ちもありますが、

「親御さんへどこまで言っていいのかわからない」と言う気持ちや

「どうしてほしいか察してほしい」という気持ちもあります。

ご本人に繰り返し指導することで改善している人もいます。

でも、

何度指導しても改善されない人もいます。

半々か、むしろ改善されない人の方が多いかな?!

内容は、様々ですが、

例えば、

髭の剃り忘れが多い、ひげを剃らずに出社するとか

出勤時間がギリギリだとか

服薬管理ができない

夜更かし

お金の使い方

仕事に直接影響が無さそうなものもありますが、

ご本人の特性などから来ているものも多いので、何かしら仕事に出ています。

髭剃りをしなかったり、服薬管理ができていない人は、

「これでいいや」と、自己判断をしてしまうことが考えられるため、

仕事も確認せずに自己判断で進め、ミスに繋がる。

髭の剃り残しの多い人は、

注意不足なので、片付けをせずにやりっぱなしで、他の事を始めたり、整理整頓ができない。

出勤時間がギリギリの人は、時間管理がうまくできない。

自己判断や注意不足の改善は、時間がかかりますが、

時間管理は、時間を意識できるように働きかければ

あまり時間をかけずに改善される場合が多いです。

髭そりをしないことを何度も指摘されていたとき

出勤時間がギリギリや遅刻が多いとき

服薬が定着していないとき、など

生活面での指摘があった時には、ご本人任せにせずに、ご家庭でも取り組みをしてください。

やはりこれも「自立」に向けた取り組みですね。

いずれ、自立をした時には、一人で取り組まないとならないものです。

定着するまで、根気よく

もし、親は何をすればいいのか、分からないことは、聴いてください。

就労している方は、支援機関や勤め先に

就学中の方は、学校や実習の時に

就労移行支援や能力開発校などに通っている方は、支援員や指導員、または実習の時に

生活面は、社会人として基本的なことです。

これができていないと、就労は、続けられない可能性も出てしまいますので、とても重要なことだと受け止めてください。

今回は、ちょっと厳しめな話でしたが、就労を継続するために是非是非❕

最後に補足です。

私の職場は、基本、親御さんと直接やり取りする機会は、普段ありませんが、

絶対やり取りしないわけではなく

2年に1度程、家族ごとにおいでいただき懇談会を行っています。

情報交換をしたり、

自立に向けた取り組みは、どのようにお考えなのか、

直接、伺っています。

また、状況によって、お電話やメールで

長期戦の場合には、

連絡ノートを作って、情報交換をしています。

企業によって、ご家族との関わりは、色々です。

実習の時などに、お尋ねください。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

寒い日が続いていますので、ご自愛くださいね✋

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?