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【☆9話☆】3/9中山11R・中山牝馬S(バイトリーダーN)

オラの小さい頃からの夢は「ウルトラクイズで優勝する」ことだったが、その番組はもう存在しない「伝説」へ。しかし、夢叶わぬ今でも、そこで学んだ事はその後の人生に大いに活きている!…と、四半世紀経った今でも感じることが多々。さて、その具体例とは? ぜひご覧ください!

幼少期。オラは「クイズの虜(とりこ)」だった。
テレビを見ると、昼夜問わず毎日のようにクイズ番組が放映されていて、幼いながらも、知ってる問題が出て正解したときの快感は、他のどんな快感よりも爽快であり、オラはいつもブラウン管越しに歓喜していた。

中でも、一年に一度、秋に放送される日本テレビの「アメリカ横断ウルトラクイズ」。これはもうオラのココロを鷲掴み。母の実家が電気屋ということもあり、クラスの誰よりも早くにビデオデッキが我が家にあったという最高の環境を活かし、昭和57年の第6回大会から、毎年ビデオに録画して、テープが擦り切れるまで見まくっていた。

当然、「大人になったらゼッタイ出て、優勝したい!」と夢膨らませていたのだが、ちょうど自分が出場資格を得られた18歳ちょうどに、このウルトラクイズは制作を中止。これまさに運命のすれ違い。

これには本当に悲しくなって、涙も出た。何のために自分が生まれてきたのか?自分の存在意義とは何か?と、何度も哲学者になりながら考えるも、生きる目的を失って腑抜けになったものだったが、それでもオラは、たとえ出られなくともこの番組に出会えたことに感謝の意が絶えなかったし、アラフィフの今でもそれを感じていて、レタリングの文字の「クイズフォント」をネット上で見つけると、カラダが反応してアドレナリンが出まくる。

「クイズフォント」

まあ、出られなかったからこそ、夢は夢のままで終わったからこそ、今もなお貪欲に追い続けてられているオラがそこにいるのかもしれない。

と、そんなクサ過ぎるドラマの主人公を勝手に演じているのだが、実際、今の生活においても、そのスピリッツは大いに活きている。

そのキッカケとなるポイントが、下記の動画。

誰もが「ウルトラ史上最高の大会」と認め、今で言うところの「神回」とされるのが、今から35年前の平成元年にオンエアされた「第13回」。

ここで優勝した長門勇人が、司会の福留功男アナウンサーから優勝の祝福後にいろいろ問われる場面で「クイズって、君にとって何だね?」と言う質問に対し、チャンピオンの長門は意外な回答をしていた。

「ウルトラクイズは、恋人のようでした。恋人に好かれるために、自分を、いい男にしたんです。それまでは、何回も玄関(後楽園予選)で追い返されたけれど、やっと今年、家に入れてもらった。こんなチャンス逃しませんもの!」と語ったチャンピオン。(上記動画6:51より再生)

まだ、恋人という存在が間近になく、フラれたどころか、告白すらしたことがなかったチキン童貞の中坊にとっては、とても衝撃的な回答だった。

…そうかぁ。いい男になれば、家に入れてもらえるのかぁ。当たり前の理屈だが、じつに斬新で、衝撃で、心の奥底まで響く比喩だった。

否、その24年後にも、AKB48の総監督だった高橋みなみが

「努力は必ず報われる」と要所要所で叫んでいたが、「いやそりゃそうだろ?」と突っ込むだけで、そんなに響いてくるものはなかったのだが、このチャンピオン長門勇人は、その24年前に、マンハッタンの夜景の下で、じつに彼らしい表現でこれを語っていたのだった。ストレートな言葉よりもこういう比喩の方がジワるもの。

一度玄関で追い返されても、努力していい男になれば、いつの日か、家に入れてくれる。男にとっての希望の光。

当時中坊だったオラが得た「あきらめない心」「ダメでも努力して克服する」、そんなガッツとバネの原点はすべてここに帰属していて、その数年後に恋人に果敢にアタックするも「私と付き合うなら、もっと痩せてよ」と返り討ち。ここまでの自分の不摂生、喰いたいときに喰いたいだけ喰うというその末路を激しく後悔した後は一転、奮起。92→59キロまで意地のダイエットに成功(悔しかったので二度とその玄関には立たなかったが…)できたのも、この長戸チャンピオンの言葉があってのもの。

この言葉に衝撃を受けたのはオラだけでなく、クイズを愛するすべての中坊男子は皆そうだったと思う。現に、オラの高校時代の同級生で、一緒に「クイズ愛好会」を立ち上げメンバーとなった同志のY君もまた、この第13回ウルトラの影響を大きく受けたひとり。愛好会の卒業記念に作ったオリジナル問題集のプロフィール欄には、「いつの日か、クイズ会場で(アタック25とか)会いましょう!」と書いていたが、Y君は大学には進んでもクイズ同好会に入りレベルを上げ大会にも出場、社会人となり2002年に本当にアタック25に出場し、最多のパネル枚数を取り優勝。ラストクイズも、「本居宣長」というラストらしい難問を軽々正解。本当にパリ・カンヌの旅をゲットしてしまった「夢叶い人」。ヤル奴はほんとうにやる。早押しクイズでの瞬発力も、筆記クイズの知識量でも叶わなかった実力者。そんな彼がもっと努力して、栄光を掴んだんだなぁと感慨したもの。

あれから20余年・アラフィフとなった今、オラはもうクイズこそもうガチではやらなくなっていて、凡人レベルに落ちてしまったが、そのかわり、この毎週の競馬こそ、あの頃全身全霊を捧げて挑んだクイズのようなものだと思っている。予想をする、馬券を買う事が、恋人に家に入れてもらえるかのどうかの「告白タイム」の時間。

しかし、ご存知ながらすべての告白が成功裏のハッピーロォン!となるワケではなく、オラの去年の打率は1324打数478安打の.361と、自己最最高の打率であり、一般人が.250程度だとするとかなり高い数字ではあるものの、決して10割打者ではなく、去年は864回は告白して残念な想いをしている。

大事なのはそこから。何がいけなかったか。
どうしたら家に入れてもらえるかを考えること。投げ出さない事。
上と下、どっちを向いて家路につくか。

もちろん、一発で告白に成功すれば何も言う事はないのだが、そんなラッキーパンチはそうそうなく、それが決まった時には「たまたま競馬の女神様がしたくたしたくてたまらず、誰でもOKのヌレヌレ全回転リーチだった」

と思うようにしていて、オラのロォン!の大半は、一度振られて門前払いとなり、悔しい思いをして「努力してイイ男になってきた」から家に上げてくれた、あのときの長門勇人チャンピオンのようなものと思っている。

もちろん、最初の撃沈はそれなりのダメージを受けるが、それを克服してのロォン!は、その時気持ち・お金で受けたダメージも、キッチリと精算して倍返しで満たしてくれる。

そもそも、打率.361でトータルプラス収支ということは、ロォン!できた時の方が金額的破壊力は大きいということであり、統計的には2度失敗しても、3度目の挑戦でロォン!できても、3回のトータル収支ではプラ転しているということ。そういう統計的概念からみても、一回二回失敗したくらいで諦めると、実はもったいないということが解る。


喫茶ラムネで小生がバイトリーダーNとして勤務するようになってからちょうど1か月。競馬開催で言うところの4週が経過して、この喫茶店においても「撃沈からの成功」という事例が、いろいろなパターンで複数発生しているので、きょうはその一部をご紹介したい。

先々週は土日で4-3、そして先週は5-3と大暴れしていた先輩猫店員・ロシタンの勝負。その最初の打席だったのが土曜小倉9Rのあざみ賞。

※無料ですので、未読の方はご参照ください。

ここで○に指名していたのが、単勝28.2倍の9番人気③クールベイビーだったが、この馬は、前走2/17・京都芝1400mの1勝馬クラスで◎を打っていた。

なんと喫茶店勤務2週目のこの時点でも「リベンジ」としていて、その前走・中山1/6の芝1200mでも実は狙い馬にしていて(さすがにその記事はもう見せられるというか、自分も見ることは不可能なのだが…)3度目のトライだったのだ。

さすがに○クールベイビーは1400mでは長くで歩いてしまったのだが、1200m。しかも前が止まらない平坦小倉の1200mならその中山の急坂があっても粘りこめた脚をもってすれば、当然この小倉ではお金になると!諦めず、3頭勝負のうちの○に抜粋。

結果は馬連3点で32.7倍、ワイド3点でも9.5倍と、これまでの涙・無念を高収益で晴らすリベンジロォォン!に成功。

読者さんからも歓喜のロォン!報告もございました。
回収率391%は高収益ですよね! おめでとうございます!

なんだ結局勝ったレース自慢ぢゃねーかっ!?という荒んだ感想はいったん置いといてください。それだけでは終わりません。

では、せっかく○-▲のワンツーで馬連32倍ロォン!となったが、6番人気の単勝23.2倍の◎⑬ラストクリスマスはというと、下記のピンクの矢印。

大外枠⑬スタートもあり、向こう正面でも外目の追走、3~4コーナーでも外々を回らざるを得なかったのだか、いちばんスピードに乗る4コーナーの直線入り口で、内のピンク帽⑫セイウンデセオが外に張ってきて大きく進路カット。これがブレーキとなり、巻き返して伸びるもラスト100でまた進路が塞がり7着ドボンとなったもの。物凄いブサイクレースでした。

この日の小倉の馬場は連続開催の8週目で内外どこも軒並み荒れていて、それほど外差し一辺倒という馬場ではなく、果敢に内を通ったのが赤矢印の○③クールベイビーが粘りに粘り通せたことからも、大外ブン回す馬はマトモにトラックバイアスの影響を受けて厳しく、おまけに◎⑬ラストクリスマスは内から張られる不利を受けながら、それでも7着まで押し上げたところは一定の評価はできる。

◎⑬ラストクリスマスは福島1200mでのメイクデビュー勝ちがあることからも、長期休み明けでこの小倉1200mを選んだことに、平坦小回りの適正は抜群であることから、次走4/13の1回福島9R・雪うさぎ賞にエントリーしてきた時は軽視は禁物。リベンジチャンスと構えておきたいし、○③クールベイビーもここのところの中山→京都→小倉の過密ローテで疲れがたまっていることから、一休みされてこの福島に照準を定めて来る可能性もある。さすがに3/23の中山5Rに使ってくることはないだろうが、中山7の急坂もこなせることから、その2週間後の4/7の中山7Rの芝1200mの平場戦で1キロ減量の効く、原君の再騎乗ならあるかもしれない。

もう一頭のピンク帽・加害者側の⑫セイウンデセオが大きく外に膨れたおかげで、勝ち馬の黄色矢印⑥アンクルクロスの進路がポッカリ開いたことによって、天才長岡ヨシヒトは楽してのゴッツァンゴール。ただ突き抜けた脚は凄いものがあり、これがフロック視されると葵Sあたりではいい穴扱いとなるかもしれない。

で、加害馬のピンク帽⑫セイウンデセオは、左回り1400mの1勝馬クラスで2着と適性を示していることから、中京芝1400mでチャンスと見ているが、1回中京には1勝馬クラスの芝1400mが組まれていなく残念も、もしかしたら来週のファルコンSにエントリーしてくる可能性も。そうなるとこの敗戦で人気は急降下。メンバー次第で大爆穴候補! 

…と、一つのレース結果でそれでは近未来にお金になる馬たちの妄想劇が次から次に広がっていき、止まらなくなってしまうのです。これがいまのオラの仕事。

ただ、オラだけでなく、「午前中の厳選一鞍」コーナーで3連勝を飾った女店主・ラムネも、4週やって色々得るものはあった。

デビューから、中井君騎乗のミライテーラーが、年明け初戦として阪神ダート1200mを選択して、女店主も果敢にを打ったが、残念ながら2着は痛い。

しかし、断然の1人気がぶっ飛んだ効果もあって複勝は510円と跳ねて、女店主はショックで喫茶店営業が1時間できないダメージを喰らうも、一応のプラス収支に。

で、◎ミライテーラーは残念だったのだか、その複勝を510円まで釣り上げた「張本人」が③インユアパレス。スタートで躓き、その後何度も他馬と接触と、こんなひどい競馬でよく4着まで来たと逆の意味で圧巻。次にお金になる馬として真っ先に挙げておきたい。

と、◎ミライテーラーだけでなく、次のお金に向けてオラだけでなく女店主もしっかりとインプット。ただの喫茶店店主ではございません。挽きたてのコーヒー豆が薫る色香だけでなく、ロォン馬券!でも程よいアロマをお届けして、幸せ一献な気分となっていただくことが僕たち喫茶ラムネの仕事ですから・・。皆さん今後ともご注目ください。

そして今週から、アノ企画も導入決定! 
ついにこの二人による二人舞をお届け。まだ絶対やると断言はできませんが、チャンスが発生した時はいざ出陣とスタンバイ! 乞うご期待!


というワケで、再掲。
大事なのはそこから。負けてからどうするか。
何がいけなかったか。どうしたら次は家に入れてもらえるかを考えること。決して投げ出さないで、上と下、どっちを向いて家路につくか。


競馬の女神様もスネ夫とおんなじで、三人までにしか微笑まない。
4着~ビリを選べば一円にもならないで門前払い。
そんな「幸福の三人」を選べるよう、オラは男を磨くんだ。

すべてはこれです。
お金になるレースは、たくさんありますし、努力次第でいくらでも見つけられます。それは、本能で思っている画像をそのまま描いてしまう欲求不満のオネェチャンが、この世の中にゴロゴロいるのと同じくらい、たくさん落ちているのです。

諦めず、怯まず。
大好きなオネェチャンに家に入れてもらって、そして、ギンギンMAXとなったセミの幼虫をブチ込みたい、中山牝馬S。


◎⑮フィールシンパシー


昨年のターコイズSでも、単勝18.6倍の8番人気ながら、積極果敢に◎を打ち2着に逃げ粘った◎⑮フィールシンパシー。距離は1800mに延長するが、得意の牝馬限定のハンデ戦で、G3連対実績がありながら、斤量はターコイズSと据え置き53キロと、ハンデキャッパーが明らかに1キロ間違えている今回、再び狙いが立つと判断して◎を打つ。

今年まだ1勝と波に乗り切れていない4年目・横山リュウトだが、馬券圏内率は10%を超えていて、通算の13%とそれほど遜色がないことから、2~3週間前までのミルコと同じで、たまたま勝ち星だけがついて来ないだけのであって、きちんと馬券ジャンキーの期待には一定量応えてはいる。

また、お手馬のソムリエを、2/28の中山最終でキッチリ3着へと持ってきたように、何度も騎乗して乗り味が解っている馬については、久々の騎乗であってもちゃんと能力の発揮できるジョッキーであり、数字ほどウデは劣っていなく、機会の問題と思料している。

◎⑮フィールシンパシーには、全17走中15走で跨る「完全なるお手馬」として小島茂センセイがここまでガマンしながらも使い続けているが、全4勝を横山リュウトが挙げ、重賞でも2着とテンパイ。そのターコイズSで先着した勝ち馬フィアスプライドが54→56キロと2キロ増に対して、2着の◎フィールシンパシーがハンデ据え置き、おまけに8着馬ヒップホップソウルまでが1キロ増の刑を喰らっていて、もうこの時点でニヤケが止まらない。もうハンデキャッパーが陰でフィールシンパシーの馬券を握っているとしか考えられない設定。

次に1800mの距離延長がカギとなるのだが、◎フィールシンパシーの父・ベーカバドは9年経った今でも重賞勝ちが出ないドマイナー種牡馬だが、距離実績は

芝の1600mよりも1800mのほうがお金になっている傾向があり、◎フィールシンパシー自身もコーナー4つの1800mの競馬で勝ち馬に0.1秒差と肉薄していたことと、母父ダンスインザダークの血統面からも、それほどコーナー4つの1800mは苦にはならないものと思料していて、今まで1600mに拘って使われてきたが、今回その殻は破れるものと見ている。

展開面では、ターコイズSのようにマイペースの逃げを打てれば文句はないのだが、昨秋の紅葉Sのように、前に数頭馬を置いてもストレスなく競馬できる逃げ・先行兼用馬であることは証明済みで、内には同じ4年目同期の古川ナホ騎乗の⑥グランスラムアスクが爆逃げすることから、前走逃げて勝った⑦コンクシェルが前走同様に飛ばしても、その外目3番手で、掘れていない馬場を好位追走することは問題ない。

ただ、さすがに前走の牡馬相手に56キロを背負った年明けのニューイヤーSは、それなりに人気をしたこともあり全く食指が動かなかったが、案の定ドボン。4F46.1-5F57.4のやや速い流れを、人気もあってある程度追いかけなければならないと思ったのか、最後の坂でアップアップ。斤量含めて、全く自分のレースができていなかったゆえここは度外視。牝馬限定戦で斤量軽い今回だからこそ、出番。

ターコイズSでも◎フィールシンパシーでロォン!していたものの、買っていた馬券はなんと3連単1頭軸マルチ総流し630点のいわゆる「フルスイング」を敢行。残念ながら勝ったのは1番人気ルメールのフィアスプライドということで3連単は超絶ド安目の75,450円と大失敗。複勝1点63,000円ならば31万円超えだっただけにロォン!の後に、

あまりの安さに吐きそうになったが、今度こそフィアスプライドが1800mに実績はなく、人気馬は危ないカオス状態と推測として、フルスイング630点を敢行したい。

ただ、そんな馬券をここに調理の一例として書いても誰も真似はしないことから、ここではこの馬券を調理の一例として掲げる。ターコイズSの510円ほどではないものの、3~4倍ついてそれなりにムフフはできるものと見ている。

複勝 ⑮ 一点! ズドン!
馬連 ⑮-ALL



新体制、早く軌道に乗せたいと思っているので、よろしければサポートお願いします!(*^_^*) がんばって書いていきたいと思います。