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【☆56話☆】8/18札幌11R・札幌記念(バイトリーダーN)

夏競馬最大の祭典・札幌記念。去年は9番人気◎トップナイフで皆さん大フィーバー!今年も歓喜に至れるよう頑張りたいところですが、閉幕したパリオリンピックでも頑張った人たちが多数。雑感を含めて「斜会学」的に総論します。是非ご覧ください!


パリオリンピックが閉会した。

皆さん、深夜・早朝までテレビに釘付けで、熱く盛り上がったのでしょうか?

オラはというと、すっかり偏屈になってしまったのか、今回のオリンピックについては何も興味が湧かず、胸躍ることもなく、なにひとつ競技を見ることはせず、ネットで結果を知る程度。

喫茶店で購読している日刊スポーツも、1面~4面まではオリンピック特集だったので「どうでもええわ」と読まずにとっとと紙面をめくり、5面のプロ野球から熟読。

そのくらい、どうでもよかった。

あんなに大好きだったオリンピックが、なんでこんなにどうでもよくなっちゃったんだろう??



原因とすれば、2020東京で見せた、スポーツの祭典と銘打った実はゴリゴリの商業イベントとして、政財官がこぞってIOC役員とズブズブの癒着が露になったことに、冷めたから。

…ああ、大好きなオリンピックって、そういうやつだったんだ。
子供のころからコーフンして観ていた自分が、すこし虚しくなった。

アスリートの情熱を盾として、裏では誘致・広告合戦等、巨額の金が動めく現状。これで熱くなることが、「乗せられている」「負け」と思うようになってしまった自分がいる。偏屈かな?

スポーツを通じての真剣勝負を、挙行・興業として執り行うのは日本のプロ野球やJリーグでも常なのだが、あまりに利権の規模が違いすぎて、国家まで巻き込んでやるのは異様。その甘い樹液を少しでも吸うべく政財官がこぞって血眼になっている狂気ぶりはドン引きしかなく、後から暴かれる談合・裏金問題に波及して化けの皮剥れる後味の悪さ。

こんなことで政治が止まるんだったら、最初から東京でやらないでくれ。
これが、オラの東京オリンピックでの総括であり最後の印象だった。

特段、ベイスターズやファイターズのような、一生懸命な営業努力は微塵も見られず、完全にオリンピックという看板に胡坐をかいて、庶民離れした法外な入場料取って、陰でウハウハ札束を抱えている連中の姿がやうやう見えてきて、この盆の上で踊らされているアスリートたちを思うと、悲しくなってくるからだ。

で、個人的にはこのオリンピックのハイライトは、公平性のカケラもない、「柔道のインチキルーレット」。これに尽きる。

このルーレット。フランス人は騙せても、日本人は騙せないんだ。

だって、我々日本人は、そんなインチキルーレットを「ヤラセ」「演出」と見抜ける土壌が、すでに30余年前・平成初期の辺りから、このスーパージョッキーの「熱湯コマーシャル」でシッカリと構築されているのだから。

ルーレットの不自然なランプの動きの末、熱湯に入るのはいつも上島。見た目はランダムなのハズなのに、止まるのはいつも上島。その上島はもうガウンを着てもう風呂入る準備万端ww。ランダムなのに、なんてすばらしい先読みではないか?

このテのアンフェアな操作を、もはや「お約束」として後ろめたさなく発する送り手がいれば、それを汲んでちゃんと笑って昇華させられる受け手。この理解によって生まれる日本独特の「お約束文化」が、この熱湯風呂の頃からできていたのだ。

なので、ラヴットのこの瞬発力。これも秀逸だった。

演出側の悪意もさながら、盛山の即座に「おい!リネール!」は腹いてぇ。
さすがだね。いや、リネールさんは悪くないんだけどねww

サイコロを振ったり、ドラフト会議のような紙の抽選ならまだしも、機械はダメだって。「どうにでもできる」モノをわざわざ持ってくるなって。

我々が中坊~高校の時に見ていた、日本テレビの「クイズ世界は SHOW by ショーバイ!!」のミリオンスロットもその最たるもので、このスロットの結果いかんによって番組をどのようにでも盛り上げることはできた。

上記の動画は、ラストクイズで正解した商売マネー0円の野沢直子が、ラストスロットで激レアの100萬を出して、ゴールドプレート一撃到達だけでなく、70萬円だったオペラ歌手の中島啓江が、連続で100萬を出しスタジオは狂喜乱舞、最後に山城新伍に抱きついたという場面。平成2年10月にオンエアしたもの。

この連続100萬のフィーバー劇が、果たして偶然なのか、はたまた精巧な演出によるものなのかは、誰も知る由がない。

ただ、昭和は当たり前だった、型にはまった真面目一辺倒なクイズ番組ではできなかった「演出」が、このころのクイズ番組からはできるようになり、それが偶然出たという体で番組は進行、こういうバラエティー色あふれるクイズ番組は毎週大盛り上がり。

視聴者もこれに大喜びしたのか、この頃からこの番組の視聴率は爆上がり。それだけ、平成初めの日本人には斬新で一般人にはさぞかしウケたのだろうが、目の肥えた者には「ホントかよ~それ」とマユツバに映り、これ偶然ではない「演出」なのではないか?と疑念を抱く者も。当時、高校1年のオラもその一人だった。

さすがに2回目の100萬は受け入れることができず「ウソだろこれは…」と根拠なく断定。スタジオが狂喜乱舞するなか、ブラウン管の前でとってもがっかりしていた少年のオラがいた。

当時はイケイケのバブル経済真っただ中。就職戦線異状なし。
テレビも勢いがあって、面白ければ、ウケれば何をやっても許される時代に入った頃であり、ミリオンスロットはそんな番組の勢いを「調節」するには格好の素材だった。

ダテに毎週、スーパージョッキーを見ていないよ。
この熱湯ルーレットで我々は「下地」ができていて、その明らさまな操作っぷりは、見てくれ側も「お約束」として開き直り、我々もひ笑いとして容認してゲラゲラ。
もうこの時点で日本人は、このテの機械演出については「どうにでもできる」と疑ってかかれるモノという認識が芽生え、出来上がっていた。

なので、この柔道のインチキルーレット。
日本人の99%は冷たく笑っていただろうし、誰も信じちゃいねぇ。
いや、インチキと断言するのは失礼なことかもしれないけれど、そう思われてたって仕方がない「公平性ゼロ」のシステム。

「おい、オリンピックでソレやんのかい!?」

こんな「アンフェアの象徴」を、平然と導入しているIOCの厚顔無恥さが信じられなかったし、自分たちのすることはすべて正しいというファシズム的なものすら感じてしまった。

この時点でもうこれはスポーツではない。エンタメショー。

こんなモノにマトモに振り回されている日本柔道って…

これで世界を騙せても、日本人を騙せると思うな。
だとすればIOC、かなり読みが浅はかだよ。見くびるな。

このルーレットのニュースを遠くで知り、オラは改めて「あぁ、パリオリンピックで熱くならなくて良かった」と改めて思うのでした。

巴里は燃えているか? 結構ではないか。オラは札幌で燃えようぞ!

さあ行こう、札幌記念。虹と雪のバラードが鳴り響く!
(古っ。しかも夏だし。)

◎⑤チャックネイト
○③ボッケリーニ
▲⑪プログノーシス
△①②⑥⑨⑫

昨年の9番人気◎トップナイフばりに、すんごい◎を平然とブッ込んできたNリーダー。この◎⑤チャックネイトを中心とした◎○▲上位3頭で馬券を組み立てる。

人気しているシャフリヤール、ジオグリフ、ドゥラエレーデ、トップナイフのG1馬もしくはG1連対馬に共通しているのが、

・乗り替わり
・「旬」が過ぎている可能性が高い

この2点が挙げられる。

さらに、ステラヴェローチェは前走乗り替わりで継続騎乗ではあるが、こちらも成長曲線のピークとは断言できない。

もちろんこれら5頭はネームバリューもあるので、断然の1番人気・プログノーシスの対抗格としてすぐざま名前が挙がる位置にいるので人気もそれなりなのだが、オラからすれば、とっくにピークを過ぎてるかもしれない馬が、わざわざヤネが乗り替わりになって、それで人気して買いたいですか?と言われるとNOであり、

・継続騎乗
・今が「旬」である

この2点に力点を置くと、◎○の金子馬2頭のほうを買ってみたいと思うところ。

検索条件:堀厩舎と佐々木ダイスケの2024北海道シリーズ全成績

レーンさんもなかなか来ず、モレイラも帰った今、堀センセイは新たな「日本人エース」の育成に特化すべく、この北海道シリーズでは3年目・佐々木ダイスケを多用し、佐々木も5勝、馬券圏内率なんと.467と、キチンと結果を残している。

馬質が良いと言えばそれまでだが、函館2歳Sのサトノカルバナルも、1番人気のプレッシャーもありながら、じつに涼し気に先頭ゴール。1番人気の馬で初重賞制覇というのはあまり聞いたことがなく、佐々木ダイスケもプレッシャーに負けないだけのメンタルの土壌はできているからなせる業。

単純に、夏の北海道で2回に1回お金になるレベルの「丁半バクチ」なのに、勝ったら2倍以上にお金がいっぱいもらえるゲーム。だったら買っといたほうが良くない?というギャンブラーとしての単純な発想で◎⑤チャックネイトとしても良い。

しかし、そんな佐々木ダイスケも、この夏、常に順風満帆というワケではない。

この令和の世ではもう言わないかもしれないが、結婚式で親戚のおじさんとか、上司などの目上の方が、スピーチで「人生の3つの坂」の話をするのを聞いたことがあるだろう。

「これからの長い結婚生活には3つの坂があります。
『上り坂』『下り坂』、そして『まさか』です。
夫婦生活では、楽しいことや辛いことのほか、予想できないことが起こるものです。もし何か意外なことが起こったとしても、ぜひ夫婦で協力して乗り越えてください。」

なんか懐かしいね。
昭和の匂いがぷんぷんで、オラんど世代にとってはノスタルジックしかないこの挨拶文だが、佐々木ダイスケにとってもこの「まさか」は、結婚したワケでもないのだがこの夏の北海道で続いている。

まず、前走の函館記念での◎チャックネイトでの騎乗。
ハンデ58.5キロを背負って、外枠⑮番引いて1~2コーナーは外々を回らされる距離ロスが発生。お金になった馬がすべてインを通った3頭で決まったレースだけにこの枠順はついていなかった。

そして、佐々木ダイスケは「マークする馬を間違えた」と猛省コメント。
通過順位は⑦⑦⑩⑨→⑥着と、これを見るだけでなんかキナ臭く、普通のレースはしていない事は解るのだが、パトロールを見ると

向正面から、ピンク帽⑮チャックネイトは、前を行く武豊のオレンジ帽⑬デビットバローズの真後ろをピッタリマーク。完全に風除けとして直後で待機。

この「すぐ真後ろで待機」というのは、前が先に仕掛けたところをすぐざま一緒に上がって行き、いいところで交わそうという作戦。

外には同じくピンク帽の丹内ユウジ騎乗・⑯マイネルクリソーラがビタッとフタをしているので、なかなか横移動もできないポケットに。

そんな中、3コーナーに差し掛かると、前を行く⑬デビットバローズの手応えが怪しくなり、なんと失速! これを予期していなかった真後ろの佐々木ダイスケは「!?」となり、ズルズル下がる⑬デビットバローズのブレーキをマトモに喰らうしかなく、自身も合わせて後退。これが⑦⑦⑩⑨の通過順位の真相。

そこから下がるデビットバローズをやり過ごし、体制立て直して直線猛然と追い込んで⑥着に来たことは来たが時すでに遅し。巴賞2着の豊さんがこんな早く下がって来るとは…これは佐々木ダイスケにとって

「まさか」

以外の何物でもなく、昨日の函館2歳Sみたいに、堀センセイの馬で2日連続重賞制覇なんて、やっぱそうカンタンに行かねえなぁと、この「まさか」に苦渋を舐めたのだった。

それでも堀センセイは、チャックネイトを札幌記念でも継続オーダー。酷量58.5キロを背負い、3~4コーナーでマトモに下がり、それでもまた伸びてきた脚はホンモノであり、そんなチャックネイトをもう一回佐々木ダイスケに任せる。佐々木ダイスケ本人も「今度こそはやってやるぞ!」の意気込みは相当だろう。

それゆえ、馬は決して悪くなく、6歳だが「旬」の真っただ中であり、クッション値の低い洋芝の軟らかい馬場も問題なくこなせたことは証明済み。ただ単に、ついていなかっただけ。それでこの人気急降下はどうなんでしょ?


そして、最大の「まさか」は、同期との死別。

これについては、もう詳細を綴ることはしないが、

今村聖奈は、どんな時でも発信し続けることでアイデンティティを保つ。
これも生き方。その是非は問わない。スマホがないと生きられないのだ。

一方、同期の佐々木ダイスケは、こういう場では一切語らない。
しかし、今までは西と東に別れていたが、3年目の夏、初めて一緒に北海道での時間を過ごしながら、同期のトップワンツーとして凌ぎを削り合っていた仲。そこに飛び込んできた青天の霹靂。このショックは相当量であることは想像にたやすい。

が、それでも佐々木ダイスケは語らない。これも、生き方。
もしくは「語れない」のか? たのむからあの時の「同乗者」であってほしくないのだが…。

と、決して開かない箱のハナシは置いといて、語らない・動じない事がひとつの「生き方」であれば、馬に乗る時間も同じく動じないこと。心の揺れを、馬には悟られない。悟らせない。
この「不動心」こそ今の佐々木ダイスケを象徴しているワード。

だからこそ、3年目でこの位置にいられるのだ。

重賞2勝となると、今村セイナ、角田タイガを抜いて同期で単独1位。佐々木ダイスケも、ここを勝って同期でイチバンになること、当然にこれを意識しているだろう。

なので、函館で大きくしくじった堀センセイへの報いと、亡き同期に向けての「お前の分まで俺も頑張る」のメッセージ。この夏に起きた、21歳にはとってはあまりに重い2つの大きな「まさか」に呼応する、不動心・佐々木ダイスケの騎乗を見たいと思っている。

○③ボッケリーニも、8歳馬ながらいまが「旬」。
栗東販路で自己最速を出す8歳馬なんで今まで見たことがなく、カンパニーを超える晩成血統馬の誕生に面白さが止まらないところ。

勝ちきれないが、崩れない。
馬券ジャンキーにとってはそれだけお金になっていて、ただでさえグチョリンコ馬場が大好きなこの馬が、クッチョン値7.9の札幌・極ヤワ馬場が合わないワケがなく、8歳馬はもう意識するだけ損。鞍上・浜中スグルもすっかり手の内に入れていて、変な乗り替わりジョッキーよりも、人馬の出せるパフォーマンスは上と考えると、ここは消せる要因は何一つない。

断然の1番人気⑪▲プログノーシスは、リピーター。
去年の札幌記念は人気薄◎トップナイフによるワープの印象が強すぎるのだが、よくよく振り返るとプログノーシスの強さが際立ったレース。よほどの成長曲線の降下がない限り、去年同様のパフォーマンスは必至と考えると、重い印を打たざるを得ないところ。

あとは馬券力で、収益計上に向けて画策したいところだ。

単勝・複勝 ⑤
馬連BOX ③⑤⑪(本線)
ワイド   ⑤-①②⑥⑨⑫
3連複   ③-⑤-⑪(本線)
      ③⑤⑪-③⑤⑪-①②⑥⑨⑫
     (おさえ)



新体制、早く軌道に乗せたいと思っているので、よろしければサポートお願いします!(*^_^*) がんばって書いていきたいと思います。