飲食店未来学27:和民のこだわりのれん街の客席構成に注目してみた
🌰料理はそれなりに中高品質で客単価アップ狙いと同時に値上げ可能な商品力です
鹿児島のかみむら牧場(和牛の大手生産者)の肉を使っており、
品質も良い。魚も見る限り品質は良さそうです。
🌰客席設定から見えてみたワタミの考え方
この表と以下の写真を見るとわかる通り、
1,この新規店は大規模複合集約店舗の実験店といえる
従来、屋台型のお店は利用時間の偏りや、複数のニーズの違う客層が
来店することによる「客席でのバッティング」が起こりやすい。
・・・多くの客席で、好みで利用分散することで、バッティングを
最小限度にできる。
また一挙に兼務しにくい「調理の煩雑さ」があり、作業をこなすために、
複数の人間を必要とします。人件費がかかる業態です。
事業の成功のためには、
●売上高の確保が必要とされる。
客単価3,000円×235席×満席率80%×5回転(最大11時間営業)×30日
=月商8,460万円
客単価3,000円×235席×満席率80%×8回転(最大11時間営業)×30日
=月商1億3,536万円
少なくとも月商1億円超えをめざしている規模となります。
2,20代~40代の人をターゲットにしている
①客単価設定 3,000円(税込)としている(食べログ)
およそ2,500円客~4,500円客を想定しているとみる。
(83%比率)(150%比率)
②客席 さほど豪華にはしていない
長テーブルタイプ。イスの造りは、90分タイプに見える。
(2時間以上は座り心地が良くなくなる固さのイスの感じ)
③営業時間 14:00~翌3:00まで(月曜~金曜)
15:00~翌2:00まで(土曜)
15:00~23:00まで(日曜)
23:00以降までの営業時間は、都会型、若者型の
立地選定と客層を想定しています。
④団体会食型
10名掘りごたつ式 3 30名
20名 〃 個室 2 40名
貸切テーブル掘りごたつ式 1 45名
団体向きの席数が、235席中115席 比率48.9%(約半数)
いろいろな冒険要素を持っている新店舗と思います。
どのような結果になるか、年末まで見てみましょう。
いろいろな飲食企業が、強い次世代型飲食店のあり方を
真剣に模索しています。
(了)
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