たべものコンサル日記R6:自然回帰就労で、農業・漁業・林業に参戦しよう!
■閉店・休店がここ3~4か月間もっと増えます!
(マイナスイメージの点)
飲食業界も、すべてのお店がマイナスの影響を受けている令和3年
1月の状況です。コロナの減少期が見えない不透明感がつきまといます。
昨年の後半期では、それでも個室型の焼肉店やオープン席ですが、低価格短時間利用の回転すしは他業態よりも好調でしたが、「東京宣言:20時閉店」以降は、遠い九州の大分県でも、夜間はガタ減りの売上状況です。
今から3月~4月の期間で何店舗が閉めてしまうかなと思います。
■しかし、新たな店の出店の話が複数動き出して
います!(プラスイメージの点)
飲食業は例えるなら「雑草」のごとき商売です。
風雨にさらされ、氷雪にたたかれて枯れてしまった雑草の根はちゃんと
地中に残っており、また時と共に「新たな芽を出す」生命力を持っています。
多くは関与先ではありませんが、身の回りの動きとしては、
決して悪い流れではありません。
飲食業の衰退の一途から転じて、復活と再生に向けての動きが
始まっています!
●焼肉店の代がわり
昨年閉店したお店を飲食業以外の方が新たに居抜き経営を検討
●物販店併設飲食コーナーの新設
物販の売上減少をカバーする目的で開業準備
●焼肉店の新店舗展開
昨年度の出店計画を変更せずに出店準備を進行中
●弁当店の小規模工場新築検討
景気回復のための補助金等の活用をきっかけに検討する意向
●30年以上経過したレストランを他業種の企業が買い取り改装する
飲食関連の食材製造業の会社が飲食店経営を行いパイロットショップ化を
兼ねた飲食店づくりを検討しています。
多分日本国中で同じような動きがあっていると思います。
■あるレストランの話
経営者の方との話し合いで協議する議題は、
「コロナの半減や終息が全く見通せない状況で、
売上が例年の半減以下の状況では、いまの満額給与は出せない!
対策を取らないと数か月以内に資金の枯渇で倒産する見通し」
とのご意見でした。
昨年の4月、5月はそれでも、短期で終息する見通しで、
勤務がゼロや半分でも、給与を80%出した企業ですが、
長期戦の様相の今では、給与を従業員さんの耐えうるギリギリの線まで
下げさせてもらって、売上高と手持ち資金の減少を注視しながら、
1月、1月を薄氷を踏む思いで経営するしかないのです。
1,経年の借入金残高が多く、昨年の決算がコロナ禍で赤字の飲食企業に
公的融資がどこまで可能なのかも定かではありません!
2,資金のめどが見えなくても、10日ごとに支払日は訪れます
飲食店経営の場合は、日銭商売の強みと、支払いリスクの分散を
身につけた支払い設定日を設けており、3つの支払日を
10日ごとに設定しているところが多くあります。
●給与
●家賃等固定経費全般
●食材費
3,当面の切抜け手段
①残業勤務手当のカット(例:給与に含む45時間分で月額5万円)
②本給の20%カット (80%は保証される)
実際の営業に必要な勤務時間は45%分くらいです。
このお店の場合は、40万円の給与で、45時間の残業見込み分が
5万円の方の場合は、税込40万円→税込28万円になります。
経営者の方が個別に話し合いをされて、決めることになると思います。
4,年単位での切抜け手段
①経営継続に必要な資金の調達(公的融資中心・保証協会がらみ)
一般金融機関は、国の保証がつかないとプロパーはあり得ません。
②社内の既存店の収益構造の強化
水光費の見直し、メニュー数の圧縮化、食材原価率の低減、
食材数の合理化など (*メニュー変更で解決できます)
③省人化対策によるスタッフ数の軽減
機器の導入、メニュー数の圧縮(重複)、客席数の縮小など
テイクアウト販売の導入(1人調理、1人窓口の2名で良い)
■自然と交わる「自然回帰就労」をやってみよう!
テレワークもワ―ケーションも農業参画もみんな含めて、
テレワ―ケーション・アグリカルチャーライフ
をイメージされたら如何でしょうか?
都会に住むことが必ずしも合理的で有意義とは思えません。
本来は、人間が健全に生きるには、「自然とのかかわり」が
不可欠であったと思います。
人間性の回復ができる仕事の選択が始まってきたと思います。
いま多くの方がそれに気づきだしたのではないでしょうか?
ベランダの小さな鉢植えの花でも自然の力を感じます。
人生でも、商売でも、
「やるだけのことを全力でやって」
天命を待つしかない!
シチュエーションが何度か訪れると思います
その時は、『終わり』でなく、
『再生』の時が始まる!
・・・と思ってください!
遠くに小さな明かりが見えれば、
我慢して出口まで前進して突破できる
・・・と思ってください!
なぜなら、あなた自身の「命」が息づいている
からです!大切なんですから!
(了)