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食品のマイクロプラスチックを要警戒:美味しさをとるか将来の健康不安回避をとるか

いま地球は温暖化と水と空気の汚染の両方で劣化しつつあります。いま一度、汚染と食べ物について考えてみませんか。人生100年のために。病気で苦しまない人生にするために。

黄砂・pm2.5・次はマイクロプラスチックやナノプラスチックも注意

マイクロプラスチックやナノプラスチックは、大気や海水に混じり、空気や食物を通じて人体に取り込まれます。

まずは違いをチェックしてみます。

黄砂:中国の西部から飛来する鉱物粒子

黄砂とは中国西部のゴビ砂漠、タクラマカン砂漠、黄土高原などから、土壌や鉱物粒子が飛んでくる現象、または飛来物質そのものを指します。黄砂は砂塵嵐などの強風によって数千mの上空にまで舞い上がり、偏西風によって日本に飛来して、大気中に浮遊したり地表に降下したりします。(天日干しの食材や海水に降り注ぎます)

黄砂はほぼ年間を通して日本各地で観測されます。毎年2~5月の春先に多く飛来し、4月頃にピークを迎えます。黄砂の粒子は石英や長石などの造岩鉱物、雲母、カオリナイト、緑泥石などの粘土鉱物を含んでいます。その大きさは1~30マイクロメートルといったところですが、日本に到達する黄砂の粒の直径は4マイクロメートル前後の物質が多いようです。

いずれにしろ、黄砂は健康被害(喘息など)も起きています。
*生成AIから大気汚染に関するWEB記事より引用させていただきました。(以下同じ)

PM2.5:大気中に浮遊している直径が2.5μm以下の粒子

PM2.5とは、大気中に浮遊している直径が2.5μm(1μm=0.001mm)以下の非常に小さな粒子です。PM2.5は、燃焼などで直接排出される一次生成粒子と、大気中の化学反応によって生成される二次生成粒子のふたつに分けられます。一次生成粒子と二次生成粒子は、どちらも季節や気象条件など、さまざまな要因で発生します。

PM2.5は場所や季節を問わず一年中発生している。PM2.5はその小ささから、口や鼻から吸い込むと肺の奥深くまで入り込み、さまざまな健康被害をもたらすとされています。

直径2.5マイクロメートル以下であれば黄砂もPM2.5です

PM2.5は先にご説明したとおり、2.5マイクロメートル以下の微小粒子のことです。大きさによって分類された名称なので、直径2.5マイクロメートル以下であればどんな物質でもPM2.5と呼ばれます。PM2.5の組成は、主に炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなど、さまざまありますが、その中には微小な黄砂が含まれていることもあるのです。

マイクロチップ・ナノチップはもっと怖い

マイクロプラスチックやナノプラスチックは、プラスチックが細かく分解された小さな粒子。人間の細胞に入り込むほど小さく、エベレストの頂上から人間の肺の中に至るまで、あらゆる場所で発見されている。科学者たちは、これらが体内で炎症や健康問題を引き起こすのではないかと懸念してきたが、これまでそれを示唆する証拠は限られていた。

マイクロプラスチックの大きさは1µm(マイクロメートル)から5mmとされている。1µmは100万分の1mで、人間の髪の太さはおよそ70µmだ。ナノプラスチックは1µmより小さい粒子で、nm(ナノメートル)つまり10億分の1mの単位で計測される。

人体への影響

いずれも非常に小さい粒子が肺や血管に入り込むため、影響が懸念されるのは呼吸器系や循環器系の病気です。喘息・肺機能の低下・血圧上昇、心拍変動など。特に、子どもや高齢者、呼吸器や循環器系の病気を持つ人などは、健康に影響が生じる可能性があるため、体調に応じて屋外に出ない、出る時は防塵マスクをする、そして、以下のような食べ物を避けるのもひとつの健康法の選択肢です。

健康を願うなら天日干し食品に注意しよう

国も厚労省も地場産業の抑圧につながるので積極的には言えません。しかし、美味しさよりも健康を重視する人たちにとっては重大な問題のため、この投稿をしています。

天日干しには、従来の晴天下で干す場合と、屋根がある建物で、大きな窓を開けて、多くの風を取り込むことで天日干し効果を出している場合の2つがあります。

私は、個人的にはこの屋根付き天日干しが良いと思います。ここにも天日干しの本物にこだわる生産者と、汚染物質を軽減させる天日干し効果を出したい生産者に、考え方が分かれます。やはり本物の天日干しは美味しい。しかし、食べ続けると、PM2.5やマイクロプラスチックを体内に取り込んでいることになります。それが将来に疾病の遠因となるかもしれません。

天日干し野菜類

●そうめん
●切干だいこん
●干し柿
●高野豆腐
●干しこんにゃく
●ドライフルーツ(機械乾燥も多い)
●梅干し
●ドライベジタブル(機械乾燥、レンジ乾燥もあり)
●干しシイタケ
●干し芋
●干し海苔

天日干し海産物

●アジの干物(機械乾燥あり)
●イワシの丸干し(同上)
●鰹節
●干し海老
●ちりめん
●スルメ
など

天日干しは天候に左右されるため、機械乾燥の方が多くなっています

今後は完全陸上養殖魚が安全な時代

人口の海水により陸上で養殖された魚が最も安全と言われるようになるでしょう。野菜であれば、完全にHaccp仕様で生産された野菜工場製の野菜が安心安全です。

海洋を泳ぎ回る魚の内臓にはマイクロプラスチック類が蓄積されているとすでに発表されています。そして微細なプラスチックは、内臓から血管へゆき、魚の身の中に取り込まれています。

決してなくならないこの物質が将来は、安心安全な食べ物の危険因子になることが予測されます。

話は少し変わりますが、

マグロについても厚労省はメチル水銀の害を公表し、1日の摂取量の目安を50gとしています。(妊婦の方は摂取に要注意)(マグロ好きな若者も)

マグロのデカ盛り丼などは、美味しさをとるか、水銀摂取肩を避けるかもどかしい時代です。ひとり一人が自分に合った食のあり方を選択する時代なのです

1  平成15年6月、メチル水銀の毒性に関する資料、魚介類中の水銀濃度に関するデータ等に基づき、審議会において審議を行い、妊婦を対象に魚介類の摂食と水銀に関する注意事項を公表しました。

 2  その後、国際専門会議(JECFA)において、発育途上の胎児を十分保護するため、暫定的耐容量(PTWI)3.3μg/kgから1.6μg/kgに引き下げられ、また、諸外国において、妊婦等への注意事項の発出あるいは改正が行われました。このようなことにかんがみ、今回、注意事項の見直しに当たって、食品安全委員会に食品健康影響評価を依頼しました。

 3  厚生労働省としては、この食品健康影響評価結果に基づき、審議会における議論を踏まえ、今回、注意事項の見直しを行いました。
 (参考)
  1μgは1/100万グラム(1μg=1/1,000,000g)

食品安全委員会における食品健康影響評価において、特に水銀の悪影響を受けやすいと考えられる対象者(ハイリスクグループ)は胎児とされました。このため、今回の「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」(以下「注意事項」という。)は妊娠している方または妊娠している可能性のある方(以下「妊婦」という。)を対象としています。

胎児に多くの栄養分を運ぶために胎盤組織に大量の血液が流れるようになるのは、胎盤が完成する妊娠4ヶ月以降ですから、妊娠に気がついてから食生活に気をつければ、メチル水銀は体外に排泄されていくので、心配する必要はありません。

魚介類は良質なたんぱく質を多く含み、EPA、DHA等の高度不飽和脂肪酸がその他の食品に比べ一般に多く含まれ、また、微量栄養素の摂取源である等重要な食材です。今回の注意事項の見直しが、魚介類の摂食の減少につながらないよう正確な御理解をお願いします。

厚労省HP

健康に気をつけて、食べ物を選び、元気な人生を全うしましょう!

(了)

飲食コンサルタント業30年の経験を通じてお知らせしたいこと、感じたこと、知っていること、専門的なことを投稿しています。 ご覧になった方のヒントになったり、少しでも元気を感じて今日一日幸せに過ごせたらいいなと思います!よろしければサポート・サークル参加よろしくお願いします