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焼きとんをつまんでいたら、したり顔でビールに氷を入れていた頃を思い出した話

Golang で API を作る作業は今日でひとまず終了。期間中に merge まで辿り着けなかったのは残念だが、コードレビューへの対応ができたのでよしとする。

終業後に友人と大井町で飲む。席が埋まると後ろを通れないほどコンパクトな空間。山盛りの焼きとんを二人でつまむ。連れが日本酒を一合頼んだので、「同じのもう一つ!」とカウンタに絶叫すると、お猪口が 2 つ出ますので、とたしなめられる。「粋」とは正反対の「いまいちよくわかってない人」というポジションを目指すのもいいのではないか。そういえば初めてビールを飲んだ頃、ジョッキに氷を入れてサーバーから注いだこともあったっけ。あれなんか「よくわかってない人」の極致だと思う。何の疑いもなく堂々と氷入りビールをこしらえたので、一緒にいた友人 2 名も釣られて作っていた。その場で 3 人でジョッキをしげしげと眺めていたら、それに気づいた先輩に笑われたのだった。あのときの精神を失わないようにしたい。いつでも気分は Day 1 だ。その後、二階のトイレから戻ろうとしたら、階段で盛大にこけた。何だかはっちゃけた大学生みたいで恥ずかしい。カウンタに座っていたお客さんに、ここでは皆こけると笑われる。お会計は 8880 円。中国では 8 は末広がりで縁起がいいと連れが伝票を写真に撮る。だが 2 人で割ると 4440 円で日本では縁起が悪いのではないか。知らないけど。

その後、大岡山まで移動して二軒目へ。岡山は大都会という謎のインターネットスラングがあったが、それなら大岡山は大大都会なのか。期待を胸に街に降り立つと、駅前は至って普通の通りだった。駅を出てから、ジムに行くと言っていた人に電話をかけて呼び出そうとする。減量中なのでと断られる。そもそも、もう中野駅で降りたところだそうだ。23 時過ぎの我々には絶望的な距離感。どうしたらここで、「じゃぁ行こうかな」と思わせられるか。こういうときに交渉力を身に付けたいと思う。

スマホを見ると明日は朝から雪。なんとなく浮き足立って、帰路につく。

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