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とある小説賞に応募した。苦い思いを書き留めておく

 昨晩、とある小説賞に小説を送った。一万字の小説で、この賞のために9月頭から書いてきた。
 WEB応募だったので、締め切りギリギリまで推敲をしていた。

 送った後で、ちょっとしたミスに気づく。

 あれ? ファイル名の賞タイトル違う?

 Wordファイルを添付して送ったのだが、そのファイル名に書いた小説賞の名前が間違っていた。
 「○○賞」なのに「○○文学賞」と書いていた。
 
自分の補完で勝手に文字が付け足されていた。

 「文学」って要らないじゃん! 余計な単語ついてるじゃん。


 自分でも賞の正式タイトルを勘違いしていたことに驚いた。
 年単位で参加したいと思っていた賞だからだ。

 振り返れば、自分の脳の補完で、賞タイトルがねつ造され、長年そうだと思い込んでいたらしい。

 Google検索は完全一致じゃなくてもヒットするから、間違って覚えていることに気づかなかったし、思い込んでいるせいで、応募ページではタイトルが載っている冒頭をスクロールして後半に記載されている「条件」「募集要項」「注意事項」ばかり目を通していた。
 推敲でも、小説の中身ばかり見ていて、Wordファイル名は未チェックだった。
 WEB応募寸前で、原稿ファイル内(本文)にタイトルが記入されていないことを注意書きで気づき、慌ててタイトルと作者名を冒頭に書くが、Wordファイル名のことまでは気が及ばなかった。


 これがどう響くかはわからない。
 紙の原稿や本文(テキスト)を入力する方法でも応募できるので、その方法を取った作品にはWordのファイル名にあたるものは存在しない。
 Wordのファイルで参加した場合はファイル名まで審査に含まれているのだろうか?と恐ろしくなった。

 ファイル名は自分が識別できる目的でつけるので、深く考えず、安直につけているものが多い。そして、最初にWordファイルを生成する時に名付けてそのまま見直されない。


 今、めちゃくちゃ苦い思いだ。

 賞の選考は最初の段階では「選ばれる」よりも「払い落とされる」感覚だと思うので、文字数オーバーや「○○してください」を守らなかったものは読まれずに落とされる。

 ファイル名を見て「賞タイトルまちがっているじゃないか」と読まれずにおとされやしないかと気が気じゃない。
 中身は完璧だったのに、ファイル名でミスるのは手痛い。
 どうか、ただのファイル名として見過ごして欲しい…!

と、願うばかりだ。


 実は家族がコロナ感染してしまい、月曜日から家族で自宅待機状態だ。
 小説賞応募の締め切り間近で、追い込み時期に、こんな事態。
 いつ自分も体調が悪くなり、小説賞どころじゃない。パソコンの前に座れない。応募できない。そんな事態になることは避けたかったので、家族ケアと在宅勤務を終えた深夜に応募する強行に出た。
 もう、「えいや!」でやるしかなかった。

 それでちょっと冷静さを欠いていたとも擁護できるが、自分の思い込みはなかなかの強敵なので、このような事態にならなくても、うっかりやらかしてしまった可能性はある。

 とにもかくにも応募後で取り返しがつかないので、ネガティブになるのはやめにする!!

 これでひとつ重荷がおりたので、リクエストの短編小説執筆と、長編小説執筆に時間を割ける。
 苦い経験は次回間違えないように活かして、新しいことをどんどんやっていきたい。

余談。
 昨日からものすごーく喉が痛くて。これは私も罹ってしまったかもと不安になっている。疲れているはずなのに、喉が痛くて眠れなかった。
 熱はない。喉以外は元気。痛いといっても過去に経験したような痛みなので、風邪かな?程度。
 陽性確定になると、症状が軽くてもあとあと大変になるのがなんとも悩ましい。

 ちなみに、小説賞。何に応募したかは後日の結果をもとに振り返る際に公表したいと思います。


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