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12Hと月の過去世リーディング・あるご相談

※ クライアントさんの承諾を得て、書いています。

クライアントさんのお子さんが音楽の道を目指して奮闘中だそうです。
しかし、客観的にお子さんの事を見ても特別な音楽の才能があるようには思えないそうで、親としては方向転換を考えてほしいと。

今まで音楽系の習い事はいくつかしてきたそうですが、音楽の道に進むよう助言を受けたこともないそうです。
が、本人は自分の音楽に絶対的な自信があり、他の道に進むことは一切、考えていないとの事。
なぜ、本人がそのように思い込んでいるのか??というご質問からのチャートリーディングです。

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お子さんのチャートを出してみると、12Hカスプは天秤座。
そしてルーラーのて金星はしし座のMCとパータイルで合
チャートについて詳細を語ると個人情報過多になるので、月についての情報公開ははぶきます。

このチャートから分かる過去世はとにかく、しし座の影響をがっつり受けていたこと。
そして過去世では自分の感性に価値に絶対的な自信があり
自分の好きなものに対して全力で向き合う集中力、具現化する力もあり
生きる姿はまさに情熱的なアーティスト。
アーティストと言ってもどの分野だったのか、はハッキリとは分かりませんが過去世では音楽というより陶芸家や画家、ダンサー?のような分野だったと思います。

当時でも初期のころは絶対的に自分の才能に自信があったので、自分に良い評価をしない人が居ると「自分の良さが分からないなんてダメだな!」と平気で言えるほど。
ただ、かなりの頑固者だったので、自分、自分、自分!!だけで周囲からの助言を聞く事なんて無かったようです。

そして、しし座が絡むので自分の活動は人の注目を浴びるような経験をしていますし
自分の才能を信じていたからこそ、注目されるのは当然!という認識だったでしょう。

そして「自分の才能は多くの人に受け入れられる」と信じていたのですが
現実は本人の想像よりも厳しかったようです(頑固さが影響して、自分の世界に没頭してしまった)

この現実は、自分の自身にヒビを入れる事となり
また、この現実を絶対的な自信だけでは乗り越えることは出来ず(人のアドバイスを聞けば違う結果になっていた)
そのリアルな現実に本人は「やっぱり全国区で認められることは、自分には無理なんだ」「自分の才能もこれが限界」という傷が出来たのです。
でも心の奥底では「いつか!」という思いがあり、そのやり残した気持ちが今生に影響しているのでしょう。

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過去世のアーティストだった時、ある意味、自分にだけ集中していて
自分の才能だけ信じてさえいれば満足だし、自己価値も自己肯定感も高くなる。
でも、その姿勢はいつの間にか、アーティストとしての現実(立ち位置、現状)を見たくないからの隠れ蓑になっていた部分もあるでしょう。
なので、過去世では理想の自分から抜け出せずにいた、とも言えるでしょう。
お子さんにとっての音楽活動は、リアルな自分から目を背けるため、の可能性もあります。

が、今生は自分という存在をきっちりと立ちげたいと思って生まれてきています。
今までとは全く違う、真新しい自分を立ち上げる事。
今までの輪廻転生の中で出来た魂の癖を刷新したい、そんな思いです。
過去世のように、リアルな自分から目を背けたままで生きるつもりはないのです。
そして自分の足で等身大の現実を生きる。
もう理想の自分ではなく、現実の自分と共に生きていく覚悟。

そしてもう一つの課題は「人と関わっていくこと」
過去世でも人とは関わっていたのですが、過去世のようなかかわり方ではなく今生は共生がテーマ。
自分の才能を誰かのために使うこと。
誰かの才能が輝くために裏方としてサポートすること。

なので今生、自分の才能を生かすのであれば、自分の才能を作品にするのではなく
自分の才能を使って誰かを育てるような方向性のほうが合っているでしょう。

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という感じで読みました。
輪廻転生はある、という前提でないとこのチャートリーディングは意味を成しませんが
個人的には過去世があって、今生があるという視点でチャートを読むほうが自分をより深く知ることができると思っています。

そしてチャートを参考に今生を生きることは、過去世を癒すことにもつながる
その事を改めて実感するリーディングでした。

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