見出し画像

まずは過去世を終わらせて、生まれることから始める。

占星術では人の一生を「ハウス」で表します。
1Hで生まれ12Hで死ぬ。
そして各ハウスには「学びのテーマ」があり、それを一つ一つこなすことで人は成長できる。

私は12Hは今生の死でもあり、今生に必要な過去世が12Hに含まれていると考えています。

人は1Hで新しい人生のための肉体と共に生まれているのですが、
実は意図的に12Hから持ち越した過去世を終えることで、その人の「今生」はやっと始まる。

だから、1Hのルーラーは火星。
火星のグリフは〇と矢印で、魂と剣が一緒になっている。
火星の剣は「魂の軌跡の中で取りこぼされた過去世、過去世からのしがらみを自分で断ち切る剣」であり「この剣によって自分の運命を切り開く」なわけです。

このことは私がいろんな人のチャートを読む中で気づいた事です。
ネイタルの内容と全く合わない生き方、考え方をしている人がとても多く
中にはネイタルの内容を「そんなの無理、出来ません」と言う人も。
20代だろうと、60代だろうとネイタルのチャートとその人が合わない事が多い。

なぜ、このようなことが起こるのか?がとても不思議だったので
そこを探求していくと「12Hのまま生きてる人が多い」ことに気づいたのです。
ネイタルを読む前に12Hであり過去世を読んでいくと、クライアントさんが納得する事が多かった。
そして、その過去世を意図して終わらせることでやっとネイタルの内容とその人が噛み合うようになったのです。

色んな人にチャートリーディングしてもらってるけど、ピンとこない。
なんか腑に落ちない、という場合は「過去世」を読んでもらうと良いと思います。

私たちの魂は数千年前(たぶん)からずっと様々な経験をしながら旅している存在。
その時々によって肉体は変わるけど、魂はずっと過去から未来に続く一つの道を歩んでいる。
その中で過去世が今世に影響するのはある意味、当然ではないでしょうか。

チャートを読むときに「今」だけではなく「魂の軌跡」として読むと理解が深まります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?