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土星と制限

こういうリアリティショーが結構好きで見るんですが
アメリカ人は特に「好きな人(お金???)のためなら一直線、親も家族も喜んで捨てます!!みたいな人が多いのか?」と思ったら意外にそうではなく
「母親が求める結婚とは違うから、あなたと結婚は・・・」
「お父さんが悲しむあなたとの結婚は出来ない」
「家族に祝福されない結婚は出来ない」なんて発言が良く飛び出て
「アメリカ人ってのは意外に親、家族の枠の中で生きてるんだなぁ」と思う事が多かったです(特にシーズン2)

相手と結婚するのが良いか悪いかは分かりませんが
ショーに出てくる人たちが家族という巨大な紐にガンジガラメになって、外に出れないままのように感じ
いわゆる自由なアメリカ人とは全く違う印象でした。

なんで、こんな感じなのか?を解き明かすヒントが建国チャートにあるんじゃないかと思い
アメリカの建国チャート(時間は諸説あり)を土星を中心に読んでみました。

そもそも土星がいる10Hはダブルハウス
土星とタイトに150度を取っているセドナがいる3Hはインターセプトしています。

土星は天秤座にいてルーラーの金星は蟹座。
金星と土星は特にアスペクトをとっていませんが、ハウスの関係性で言えばトライン。
ここから考えても確かに結婚などのパートナーとの関係に家族の意見や家族の存在が大きく関わるんだろうと思います。

ただ、てんびん座の土星、ルーラーの金星は蟹座の7H
土星の本拠地の10Hはダブルハウスで山羊座のエネルギーは強調されている事からも
とにかく自分の周りの人達の間で波風を立てたくなくて
みんなが良い状態を目指し過ぎて
自分自身がどうしたいのかが分からなくなるんだと思います。

でも、自分の金星が示す「人生での心地よさ」は家族との関係性の中にあり、と強調するので家族の意見=自分がどうしたい、と考えるようになるんでしょうね。

でも、こうやって家族の意見ばかり聞いて選択し続けていると自分が何をしたくて生まれてきたのかすら分からなくなるでしょう(金星と木星が合で、9Hに海王星がいある)
その結果、自分が魂と繋がるためのテストにパスできず
いつまでも家族の顔色を重視して、家族の満足の為の人生を生きることになるし
魂の願いの実現には程遠い人生になってしまう。

この状態を脱するには「自分がどう生きたいのか」を明確にする事。
そのためにセドナが示す「親の計画の達成のために自分は見捨てられた経験から生まれた恐怖、絶望」をシッカリ終わらせること。
(アメリカの建国までの歴史を知らないのですが、建国前にどこかに国?から見捨てられたから独立するしかなかったんですかね)

また、アメリカ人が「ハッキリ言う」と言われますが
それはDESが双子座で、3Hのルーラーの天王星と合だからで
ただ、このハッキリ言うのは自分の本心、自分の正義のためにいうんじゃなくて
天王星が抱える傷(親の計画の達成のために自分は見捨てられた経験から生まれた恐怖、絶望)を再体験しないための発言
だから前のめりで自分の意見をハッキリ言うしかないってのもありそうです。

彼らにとっての「ハッキリ言う」は「誰かの計画のために自分が利用され、見捨てられる」のを未然に防ぐ事になることが多いけど
本当は「傷を昇華した上で見つかる本心」を言葉で語る事で自分たちがより成長出来るんでしょうね。

*      *

何気なく見ていたリアリティーショーの中で感じた問題の解決の方法をちょっと探ってみました。
でも、これはリアリティーショーでアメリカ人の内面を見たことが大きなキッカケとなりました
その人の内面に触れてからのチャートリーディングのほうが読みやすいですね。

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