見出し画像

小惑星・ハイロノーム

日本ではあまり注目されることがない、小惑星のハイロノーム。

昨日、恋愛に関すると書いたけど、ここでいう恋愛って魂レベルの関係性を意味すると思う。
なので、一般的なソウルメイトの一時的な学びを意味する恋愛とは別物。

そして、ハイロノームが抱える悲しみとは
相手と共に魂レベルで幸せになれるチャンスが目の前に来たのに、自らあえて幸せに背を向けた状態によるもの。
その目の前に来た幸せに自ら背を向けたことによって起きた相手との離別。
なのでハイロノームが言う「失恋による自死」の背景にある悲しみは絶望に近いと思う。

私自身、自分のチャートにハイロノームを出してみるとSNと合でした。
クライアントさんや友人のチャートでもハイロノームを出してみると、かなり強く影響している方がチラホラ。
思った以上に影響を受けて居る人がいるんだな、と感じました。

そのうちの一人の友人のハイロノームについて書いてみます。

彼女は明るく、情熱的でハキハキとした人物。
でも、奥にある人生に対しての諦めというか、人生に対して期待しない冷静さを感じることがありました。
そして、その諦めている感じが、彼女の魂の自由を奪ってしまっているようにも感じていました。
彼女の中にある諦めた感じを理解するためのヒントになるかな、と思ってハイロノームを出してみたら
彼女の場合はアセンダントとハイロノームがパータイルで合でした。

アセンダントと合という事は、彼女は生れたその瞬間からハイロノームが抱える「愛する人を失う」という深い悲しみを実感しているし
彼女が世界を見る時は常に「愛する人を失う」を通じて見ているわけですから「どうせ失うなら、最初からあきらめてた方がいい」という前提が出来たんだと思います。

そんな事を彼女に伝えると、四柱推命や九星気学でも同じ事を言われていたそうです。
また、その時に22,3歳まで苦しいとも言われたそうです。
チャートを見ていると、22,3歳の頃にはハイロノームのサインが変わり1Hも抜けていく時期でした。
四柱推命や九星気学もエネルギーの動きを読む学問だから、占星術のチャートの動きとよく、リンクします。

また、彼女のハイロノームの反対にはディセンダントと月がタイトに合(7H側)でした。
そこで月を彼女にとっての実母という視点でチャートを読んでみると
彼女は生まれながらに「母の愛を失った」と読める訳です。
実際にお母さんは男の子を望んでいたそうで、生まれたのが女の子だという事実が受け入れがたかったのだと思います。(実際にお母さんは男の子を望んでいたそう)
当然、その母の心の動きを赤ちゃんであった彼女は肌で感じる為
「女性で生まれた事で母の愛を失った」という悲しみを自分自身に刻み込んでしまったんだと思います。

でも、ハイロノームの面白い所なのが「なら私もあなたを嫌います」とはならず
相手が自分のことを愛してくれなくても、自分を選ばなくても、相手の選択に流されず、自分の中にある愛を貫けるという強さ。
その強さは相手の幸せの為には自分は喜んで死ぬ、そんな事を言えてしまうほど。

*     *

幼少期の彼女はお母さんのことをただただ真っすぐに愛していたんだと思います。
でも、月からお母さんを読んでみると、娘からの愛に気づかない生き方をされてたと思いました。
母を一人の女性と見て、ひとりの女性として幸せになって欲しいと願う娘と
娘を自分の未消化の傷のカバーアップ要員として見てしまった母のすれ違いが二人の間にあったなぁと思いました。

でもこのすれ違いによって、彼女の中にある「一人の女性として幸せになりたい」という思いが明確になったと思います。(彼女の顕在意識にはまだ上がってきてないかも?)

*     *

チャートリーディングするときに小惑星を採用するかしないかは読み手によって違いますが、私は必ずその人のチャートに影響している小惑星があると考えています。
だからこそ、影響している小惑星を見つけることは、チャートからより深い情報を得る為には必要だと思っています。

個人的にはハイロノームを学ぶことで、その人が抱える苦しみをより深く理解できたと思っています。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?