見出し画像

神社と鳥居についてのエトセトラ-1


先日、Twitterにて「神社について知りたいことがあったら教えてください」との主旨で、いただいたご意見を主軸にして今回は書いてみることにしました。


鳥居には主に2種類がある

意外と知られていないようですが、まず鳥居を目安にして推測することが出来ます。

下記が「明神系」と呼ばれる鳥居です。
(富士山頂上浅間大社奥宮公式HPより)

明神系鳥居



一方、下記が「神明系」と呼ばれる鳥居です。

靖国神社鳥居1

(靖国神社公式HPより)


形の違いが解りますか?

大きな違いは、上から2本目の横の柱=貫(ぬき)が縦の柱からハミ出しているか・いないか。ですね。

そして、神明系鳥居は丸い断面になる…つまり円柱を使用するのが主流(?)になっている雰囲気です。
※これがまた、100%ではない為にややこしくなりがちなんですが…。


過去記事で、私はこのような記事( ↑ )を書きました。

ただ、これだけでは不足があり、不十分であることも解り、今回改めて「神社と鳥居について」解説させてもらうことにしました。


ネットで拾える似たような記事は幾つかあります。
でも、………いつの間にかそれらの記事を書いているライターさん達は、調査は確かにしているけど、肝心な部分は華麗にスルーしていることに気付きました。

この辺りのいきさつについては、私事なので割愛します。


神社は神道(しんとう)という信仰に該当する

一般的な日本人としては、「信仰」と言われると「宗教?えー?ヤダー」という感覚に陥るのかな?と思います。
何故なら、かつての私がそうだったからです。
そもそも、「信仰」や「宗教」と聞くと、ワイドショーを賑わす「悪役」のようなイメージが強くありました。
でも、今にして考えるとそれ自体が「ハテ?」という曖昧な根拠から来ているのです。

だって、こういうの( ↓ )は「ほーーー」なんて言って見てるのに。
多分、ほとんどの人が「天皇だからね~」くらいにしか思わなかった筈。

ただし、天皇が絡むのは「国家神道」です。
(個人的に、確認出来ているのは明治天皇以降のみですが)

※それ以前の天皇は影が薄くて確認出来ていません…ボソッ

天皇と伊勢神宮


ナルソク4


ナルソク5


そして、国家神道は神明系です。

上の1枚目の画像はネットからのスクショですが「伊勢神宮」勅使発遣(ちょくしはっけん)の義」と書かれています。
★勅旨とは;天皇の意思を直接に伝えるために派遣される使い。

伊勢神宮の鳥居を見てみましょう。

伊勢神社鳥居1

(伊勢神宮公式HPより)


「神道」は「国家神道」とイコールではない

ちょっと混乱してしまう流れで書いてしまった気がしないでもないのですが、「神道」は3種類あるとされています。

「神道」、「国家神道」、「古神道」の3種類です。

「神道」は日本人なら、所謂「無宗教です」という人までもが何の疑いも戸惑いもなく初詣に行ったり、お正月に鏡餅をお供えしたりするくらいの日常的な「信仰」です。
(大雑把な解説ですが)
ただし、鳥居の違いや神社の中身を理解していないと、そうとは知らずに「国家神道」の神社を参拝してしまうというだけで…。
(だって、以前の私も「鳥居って全部同じだと思ってたYO!」状態なので)
鳥居の形で言えば「明神系」が「神道」ですが、あくまで目安なので詳しくは別の記事で続きを書きたいと思います。

「国家神道」は、上記で解説したように「神明系」の鳥居が目安になります。

「古神道」は、「神道」と「国家神道」がゴチャ混ぜになってしまっているのが現状です。
というのも、解釈や定義が厳密ではなく人によって主張が異なったりもするからなのです。
例えば、原点回帰を目指して~というのが大筋なのですが、その割には流派や派閥らしきものが複数あり………。
内容も、申し訳ないけどやはりゴチャ混ぜです。

ですので、私個人は「古神道」は避けているというか、特に気にしていないというか…です。


(*゚ロ゚*)ハッ!!

1500文字オーバーにて…次回に(いつか)続きます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?