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神社と鳥居についてのエトセトラ-2

前回の続きとして、「神道」、「国家神道」、「古神道」の話から始まります。

「古神道」ってナニ?

古神道を支持したり、信仰(?)する人達について少し述べておきます。
同時に、これは私個人があまり気にしていない理由です。

基本的には「原点回帰」を目指しているようですが、そもそもの話として「現代の神道は様々な宗教(時には海外産)の影響を受けて、本来の神道ではないから」と、古神道派の方々は主張する事が多いようです。

「今の神道は、原型であった自然崇拝となっていない為」として、「古神道」を推す人もいます。
※この説明しかしない相手は「国家神道」をスルーしている事に気付くべし。

ついでに「古神道」とは呼ばれているけど、「今の神道は~」としている時点で神道・国家神道より歴史的には浅いのが実態であり事実。

だってね………
「神道」を真面目に調べて行くと、起源からして不明だし、資料も全然検索に引っ掛からないんだよ。
それこそ、「文献」って個人的にはまだ遭遇してない。
日本神話の世界に行っちゃう訳ですよ。本当に。

岩戸神の絵-1

(Wikiより)
※青線で囲んだのが有名なサルタヒコ=天狗。


明治神宮の不自然さ

明治神宮は明治天皇崩御、大正天皇崩御の後に建設されました。
明治神宮公式HPによると下記のように表記されています。

明治神宮公式より1

「国民の願いで創建」ですって。
当時の事は、まだ生まれていなかった私には解りません。
「そうなんですか」としか。

で、明治神宮の鳥居は…

明治神宮鳥居2

これは明神系の鳥居です。形は。

一応(←言い方)、明治天皇は御祭神にもなっているようです。
(明治神宮公式HPより)

明治神宮祭神


でも。
前回の記事を思い出して欲しいのですが、明治天皇以降の天皇は確実に神明系なのです。

【 な の に 、 明 神 系 鳥 居 と は ? 】

御祭神(=神社の神様)として名前は挙げられていますが、それだけなのです。

実際、所謂「明治天皇のお墓」は「明治天皇伏見桃山陵 京都府京都市伏見区」( ↓ )となっています。
※御祭神の本人は、明治神宮には入ってないということ。

ご覧の通り、本人のお墓は神明系の鳥居が…。

明治天皇の墓

明治神宮は「国民の願いで創建」らしいので、名前だけ貸して「本体はコッチ」という印象ですね~…。
(皇太后は不明です。私の調査不足かも?ですが)

Wikiより
陵の敷地の桃山は、豊臣秀吉の築いた伏見城の本丸跡地で、京都に墓所が営まれたのは明治天皇の遺言によるものという。

ついでに、大正天皇以外のお墓=陵も並べてみました。
どれも鳥居は神明系です。
(小さくて申し訳ないのですが…参考という事でサラッと)

大正~昭和天皇の墓


何かと話題になる靖国神社は?

一般的には「英霊」が祀られている神社という認識だと思います…が。

Wikiより
・九段坂の坂上に東面して鎮座し、日本の軍人、軍属等を主な祭神として祀る。勅祭社で旧別格官幣社。
・単立宗教法人(単立神社)であるために、神社本庁との包括関係には属していない。
・元来は東亰招魂社(とうけいしょうこんしゃ)という名称であったが、後に現社名靖國神社に改称された。
★東亰招魂社(とうきょうしょうこんしゃ)ではないのだろうか?と思ったりするんだけど、Wikiには「とうけい」とあるのでとりあえずそのまま引用。(読者様からもご指摘いただきましたので加筆)

靖国神社鳥居-2

(別のWikiからも引用が続きますが、暫く我慢してください)
明治天皇第六皇女子/第十子: 常宮昌子内親王(つねのみや まさこ、1888-1940)- 竹田宮恒久王妃(竹田恒泰の曾祖母)が………(略)

1904年(明治37年)、日露戦争の折りには、姉妹で全戦没者の氏名・没地等を直筆で書いた名簿を御殿の一室で祀っていた。その後、この直筆の名簿は靖国神社に奉納されている。


これを、ザックリ解説すると「招魂神社」である事がまず問題です。
何故なら、実質として弔っていないからです。
でも「亡くなった人が神になるのは珍しくない」とか「日本を守ってくれた方々を慰霊し感謝を捧げている」とか…過去にはそんな風に言われてモヤッとしていました。

そのモヤッとした感覚は正しかった………!!
「招魂(しょうこん)」の意味


招魂の意味

① 死者の霊魂を招き呼び、肉体に鎮めること。
② 生者の魂を招くこと。

(大事な部分なので繰り返しました)

「Σ(๑⊙Δ⊙๑)!?」と思った人は、ひとまず素直で正常。


………で、今回はココで一旦区切りたいと思います。
(格闘したけど、文字数の問題にて力不足で申し訳ないデス)

(๑•̀ω•́๑)キリッ.。oOまだ、このシリーズ続きますよ!っと。

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