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【もっと身近なCAMPFIREを】作成公開アップデートから振り返る、クラウドファンディングの現在地

こんにちは、CAMPFIREカスタマーサクセスチームの宮迫です。

2019年のCAMPFIREに入社してから早いもので今年で5年目。これまでカスタマーサクセスチームのキュレーターとして、数多くのプロジェクトオーナーさんのサポートをさせていただき、現在は主にチームの運用改善を担っています。

 プライベートでは二匹のワンチャンと一匹のネコチャンと五匹のニンゲンとシェアハウスをしています

私自身は、「誰もがありたい自分として生きれる社会を作りたい」という夢のもと、その夢の実現に最も近い場所としてCAMPFIREを選び、そして5年前から変わらず、今もクラウドファンディングの可能性を強く信じています。

1万円を集める個人の活動の第一歩から数千万円を集める大規模なプロジェクトまで。規模の大小を問わず、日本中のチャレンジが一つの場所に集まり、そして支援者さんの支援によって、日々数多くの夢が形になっていく。その挑戦をプロジェクトオーナーさんと同じ目線でサポートさせていただける、非常にやりがいのある仕事だと感じています。

でもそんな誇れる自社サービスの中で、実はこれまであまり言えてこなかったことがあったんです。それが、クラウドファンディングに挑戦しようとCAMPFIREサイトを訪れてくださった方の離脱率です。日々大変多くの方がプロジェクトの作成を開始いただいても、そのうち多くの方が、作成フェーズや審査のフェーズで離脱してしまい公開にたどり着けるのはわずかという現実がありました。

私たちCAMPFIREは、「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」というミッションのもと、クラウドファンディングで挑戦者の夢をサポートしています。でも、せっかくここで挑戦するぞと思ってページを作成開始いただいたにもかかわらず、プロジェクト作成の複雑さや審査期間の長さなど、公開までたどり着くためのハードルが存在していました。

もっと身近に、もっと手軽に

そこで2022年の末から、より多くの人に実際にクラウドファンディングにチャレンジいただくため、プラットフォームの大幅な改善に着手しました。その取り組みが、「作成公開アップデート」プロジェクトです。

このプロジェクトはプロダクト、カスタマーサクセス、マーケティング、法務といった複数のチームが連携する、過去に類を見ない大規模なプロジェクトとなりました。

顧客体験を0から見直し、作成の手間がかかる場所には適切なサポートを、ストレスになる審査やメッセージの待ち期間は極力短縮するための組織編成を行いました。AIを活用した例文提案システムの導入や、審査項目の見直しなどで、ありとあらゆる角度から作成者の負担を減らすアプローチを模索しました。

概要文を入力するとAIがオリジナルな例文をつくってくれる

具体的な例で言うと、私たちカスタマーサクセスチームでは、業務フローを効率化することで、これまで以上に細やかなサポートを提供しながらも、審査期間を4分の1程度まで短縮することができました。

日々データを見て、仮説を立て、検証を行い、またデータを見る。こうやって書くと単純なようですが、そもそも何のデータを見ていくのか、どのように分析をしていくのか、そういった基本的なことがほとんど決まっていないところから、PDCAを回していく日々は、毎週毎週が試行錯誤の連続で、苦しい時期も長くありました。

しかし、この苦難をチームを超えて共有し、連携して解決していくプロセスを積み重ねた日々には得るものも多くありました。「より良いサービスを」という共通の想いを持って、それぞれのチームで持ち寄った仮説を、お互いに交換し合い、異なる目線でのフィードバックやサポートを行う。この日々を繰り返すことで、チームを超えて、共に課題に向き合い連携する習慣ができ、組織としても、より強くしなやかに成長する機会になりました。

そうした試行錯誤を経て、プロジェクトの作成・公開までの期間を短縮し、以前よりも手軽にクラウドファンディングを始められる環境ができました。作成者は自分の想いを言葉にするヒントを得られ、必要な情報をそのプロジェクトにあった、適切なタイミングでしっかり受け取ることができるようになりました。

こうして、現在のCAMPFIREは、公開まで辿り着けるユーザーさんの割合を大きく伸ばし、挑戦しやすいプラットフォームとして成長を遂げることができました。

「一人でも多く一円でも多く」というミッションを体現し、より多くの人に、より身近にクラウドファンディングにチャレンジしてもらえるようになったことを本当に嬉しく思っています。

アイデアと実装

サービスの改善だけでなく、組織としても成長する機会を得た「作成公開アップデート」プロジェクト。改めて、一人ひとりのメンバーのアイデアと行動力が原動力となり、実現できた成果が多かったと感じます。

プロジェクトを進める中で、カスタマーサクセスチームの中でも、メンバーの提案や工夫がどんどん出てきました。

例えば、リターン設定の改善。これまで作成者は、リターンの構成や説明文を一から考えなければいけませんでした。改善アイデアを集める中で、入社3ヶ月のアルバイトのスタッフから、よく使われるリターンの例とテンプレートをプロダクト上で提供する提案が上げられました。

スラック上の改善アイデアをポストするチャンネルに上げられたこの提案は、すぐに関係者が集まり、議論が始まりました。そして短期間で実装され、リリースされました。

まだリリースされて間もない機能ではありますが、プロジェクト作成者の負担はさらに減り、自分のプロジェクトに合ったリターンを設定するヒントを得られ、スムーズに公開にたどり着けるユーザーの数はかなり増えてきています。
社内ではどうして今までこの機能を提供できていなかったのだろうかという声が上がるとともに、さらにここを起点にサービスを改善していく計画も動き始めています。

普段は別の部署で働くメンバーたちが、それぞれの専門性を活かしながら、一丸となって課題解決に取り組む。お互いを信頼し、アイデアを出し合える環境がある。そして何より、ユーザーの立場に立って考え、行動できるメンバーがいる。

今回のこのプロジェクトを通じて、お互いをより深く知り、絆が深まることで、こういったCAMPFIREらしさにより磨きがかかっていると感じます。

変化と継続

そうしてひと段落となった「作成公開アップデート」ですが、その中で得られた数多くのヒントをもとに、チャレンジは次のフェーズに進んでいます。

今回さらにチャレンジしやすいプラットフォームになったとはいえ、まだまだ改善できる点は山ほどあります。そして、クラウドファンディングという概念そのものも、これからさらに大きく成長していくチャンスに満ちていると私は考えています。

クラウドファンディングを通じて、日本中の素敵なアイデアや想いが形になっていく。そんな世界を皆さまと一緒に作っていけるように、引き続きメンバーと一緒に精一杯努力してまいります。

桜もCAMPFIREもこれからが花盛り!2024年の楽しみはこっからです!

そして、この記事を読んで、CAMPFIREで働くことにご興味を持っていただいたあなた。ぜひ一緒に、クラウドファンディングの可能性を広げていけると嬉しいです。

CAMPFIREでは更なる進化に向けて、各種ポジションを幅広く募集しています。まずは以下のサイトから募集中のポストをご確認ください。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。私たちCAMPFIREはこれまで以上に、身近で、夢を形にすることができるプラットフォームになるため、今後も進化を遂げていきます。

引き続き、CAMPFIREをどうぞよろしくお願いします。

キャンプファイヤー株式会社 カスタマーサクセスチーム 宮迫大樹

※今回文章の中で紹介した機能については、現在一部のユーザーさんのみを対象に検証提供中のものが含まれています。
そのため、ここで説明した機能が使えないケースがございます。


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