どんな家に住みたいか
家にどんなものを求めるか我々夫婦の出した要望と実際どんな感じに落ち着いたかを書いていきます。
まとめ
健康的で経済的かつデザイン面でもこだわった戸建ての大自然と街の狭間に建つ注文住宅
もうちょっと細かいまとめ
生涯コストを抑えられる
冬はあたたかく、夏は涼しく、光熱費を抑えられ快適に過ごせる
日中明るく、デザイン的にも満足できる
家同士の間隔が空いており、部屋から緑や空が見える
戸建て
2階建てまで
再建築不可な土地ではない
耐震性がある
騒音に悩まされない
庭を持てる
車を持たずとも生活可能
京都市内
子供と夫婦の4人ぐらしがぎりできるぐらいの広さ
生涯コストを抑えられる
30代の我々夫婦は残り長くとも60年ほどの人生があると想定し、その通算のコストを下げられるように考えました。
光熱費やメンテナンス費を抑えるための詳細はまた別に書きます。
賃貸か持ち家か
一生賃料を払い続けることがストレスになるということで持ち家に決めました。
借主が圧倒的有利な法律の中で本当にコスト面で優位かは怪しくはありますが、住宅性能を重視したい私はより安く済みそうな持ち家が優位に思えました。
戸建てかマンションか
戸建てです。
マンションは区分所有ですから自分だけでは建物を触れなくなってしまいます。
郊外ではあれど京都市なら60年後も土地の価値は残ってくれるんじゃないかという期待もあります。
子供のころから戸建てで育った私たち夫婦はなんとなく戸建てに帰り着いたような気がします。
平屋か2階建てか3階建てか
2階建てです。
平屋を建てるには経済力が不足しています。
3階建てのペンシルハウスはなんとなく良いイメージがありません。
中古か新築か
最初はリノベ前提の中古で検討していました。
しかしちょうどよい中古よりも先に、ちょうどよい土地を見つけてしまったので、思い切って新築にしました。
やっぱり中古で住宅性能を重視した改修をするにも新築の8割位のお金が必要で、それでいて本当に求める性能には達しません。それなら新築で安心を買おうともなりました。
また建売で目標性能を満たす家を建てているところも見つけられませんでした。
立地
京都市内で自転車や電車で生活できるエリアで考えました。
ただ、京都市の多くの地域は住宅が密集しており、家同士の間隔は50cmも無いように見えます(主観)。
私たちはもうちょっと家と家の間隔が詰まった感じの無い地域を希望し、京都市内でも外れの方で土地を探しました(単純に中心部は地価的にも厳しさがありますしね。)
結果的に緑や空を見られるという点も叶いやすくなりました。
最終的に決めたエリアは非公開です。
車を持たずとも生活できる
私は幼いころからとても田舎に住んでおり、車がないと生活できない地域に一生住むという事が現実的ではないと感じていました。
いつかは運転免許を返納せざるを得ず、それでいて返納したら生活はできないように思えます。
そんなわけで、自転車や公共交通機関でギリギリ生活可能な地域を選びました。
再建築不可ではない
京都市の土地は接道義務を満たさない場所がかなり多くあります。
歴史的に秀吉の時代から路地が多く作られ、大火事に見舞われなかったりした地域には現行法では新たに建築できない建物がたくさん並んでいます。
個人的にはこの街並みは素晴らしいと思いますが、法整備も不十分に思え、新築して一生を過ごす場所としては選ぶにはハイリスクが過ぎます。(京都市都市計画局で動いているはずですが、そんなにスピーディには変わりませんね)
庭をもてる
土いじり全般が好きなので小さくとも庭がほしいです。DIYの作業スペースも必要です。
住宅性能
快適で経済的な生活のために目安として下記を目標にしました
高断熱(Ua値0.34 HEAT20G2〜G3)
高気密(C値0.5)
日射取得
日射遮蔽
許容応力度計算による耐震等級3
目標設定のためにyoutubeなどで情報を仕入れました。
とはいえ、最終的には素人の一夜漬けみたいな知識でなく、結局設計士さんがちゃんとしてるかが大事だと感じます。
断熱は京都市内でも寒いエリアに土地を決めたのと在宅ワークの多さから24時間全館空調をしても光熱費を抑えられる性能を意識しています。構造躯体の保護のためにも付加断熱できる点も重視しました。が、正確なところはどこまで付加断熱が必要なのかわからないままです。
気密は1.0を下回ると温熱には大きな影響がなくなると聞きましたが、壁内結露からの構造躯体の腐食を考えると低ければ低いほうがよいようにも思えます。結局は大きな追加コストなしでなんとかなる範囲でやってもらいました。
日射取得に関して南面は耐力の許す限り窓にしてもらいました。数値目標なしです。
日射遮蔽に関して南には庇はつけました。方角は東西に振ってないので庇以外は不要としました。東西北面は温熱的には不利ですが明るさ重視である程度大きな窓をつけました。こちらも数値目標なしです。
耐震は必ず許容応力度計算ができる所でと決めていました。私たち夫婦が生きてる間にほぼ確実に南海トラフ巨大地震が来ますが、そこで建て替えや大規模修繕をやらなくてもよいようにしておきたいです。地震保険料も変わってきます。
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