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221011_物質化されているものは既に誰かの記憶

インターネットを検索すると色々な情報がありますけども。

トラブルなどが起きた際に前例が無かったか?解決法は無かったを検索することはよくあることだと思います。検索して載っている情報というのは誰かによって文字起こしされた記憶情報と考えることができます。料理1つとってもそうで。誰かがレシピ化したものは記憶情報ですね。

記憶情報をもとに行動した結果はクリエイト(創造)したものではないと思うのですが、このように見てみますと世の中のほとんどの活動は記憶情報を今風にアレンジしたものばかりで決してクリエイトしたものではないと言えるでしょう。

クリエイトするってのは無の領域みたいなところから、現実世界の素材を使ってつくりあげたもので。無の領域と言いつつ、全ての可能性を保持している領域ですね。携帯やパソコンなどばかり見ていると、どうやらこの無の領域にアクセスすることが困難になっていくようで。

新しい店が出来ました~と言って見てみると、まあお洒落感は出していても今までの延長線上にある誰かが簡単に再現できそうなものであることも多いし、絵、歌、料理、他ありとあらゆるジャンルはそんな感じがあることを否めないですね・・・。ですから、情報が沢山、舞っている中、そのような情報が自分が本来持つセンスを曇らせていることを考えると情報から如何にして自分のセンスをガードするか?も割と重要な課題ですね。

誰かの記憶をアレンジばかりしていると、【それ人間がやる必要ないやん?】【人間がやるとコストかかるから人工知能AIで】と普通はなっていきます。奇抜さを狙ったものも基本誰かの物真似になってしまいますので、何かをクリエイトしていくには今まで習ったものを逆に削ぎ落していく作業が必要なのかもしれないです。

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クリスタル・フラーレン

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