230616_便利さが溢れているときほど不便さに遭遇する

社会には次々、便利と思ってしまうようなツールやアイテムが投入されますが。

しかしよく考えてみると、【これは便利！】と思ったツールやアイテムが次の瞬間も同じように便利と思えるのか？と言うと人間はどうもそのようには出来ていなくて【段々とそれが在って当たり前】のような感覚になって便利と思わなくなっていくのが普通だと思います。

当たり前と思える感覚がいわゆる安定した状態で在るということだと思いますが、現実世界でこれがずっと続くのか？と言われるとそうもいかないところがありまして。
便利という方向性の裏に一緒に不便という方向性のものが影でスッーと伸びてきているところ、人間の視野が片一方しか認識しない特徴があるのでこの不便という方向性を無意識のほうに落としています。

んで、その無意識に落とした不便さの方向性はずっと無意識のほうに隠れた状態でいるのか？と言うとそうでもなく、あるとき顕在化していきます。

不具合、不便さは突如出てきます。意識せざるを得ない状態となるということです。

便利さに慣れるとそういう不具合とか不便さは非常に面倒だと思えますが、その面倒だ～としっかり感じる瞬間が人間には必要であります。
これは誰にでも訪れる瞬間であるのでしっかり受け入れることが重要なのでしょう。

自分の場合ですと、この不便さの象徴として出てきたのが、水道の水が止まらなくなったという現象で出てきまして。これは参ったなーと思いました。とりあえず根本の止水栓を止めているのですが、止水栓止めてしまうと家全体の水がそもそも出なくなるのでこれまた面倒。そして蛇口すぐ下に大概、そこだけの水道を止めれるところがあるのですが、これがまた固まって動かないという面倒なことが起きました。

固まってネジが動かないという現象はいったん時計まわりに回すのでなく、ほんの少しネジを締める方向に動かしてから時計周りの方向に回すことで固まっていたネジが動いたのでこれはスンナリ解決したのですが。

また蛇口の根本にカートリッジがはまっているのですが、水が止まりにくくなっているのはこのカートリッジの老朽化であろうと思っていたところ、新品に交換したら見事に止まるようになりました。
（蛇口にメーカーの品番が大概書かれていますので、その品番に適合したカートリッジを自分でAmazonで購入しました）

お金払って業者さんに修理を依頼すればいいのですが、何となくそれとは別に感じたことは普通に水が止まるというものが止まらないという当たり前がなくなったなーと感じましたよ。

クリスタル・フラーレン