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【夏到来!】プールがない保育園の水遊びの工夫。

こんにちは。
保育園の園長をしているSanaminaです。

もう毎日暑すぎですよね。
子ども達は汗びっしょり!

毎日熱中症アラート。

私は毎朝7時に環境省から公式ラインで「熱中症警戒アラート」と「暑さ指数情報」が送られてくる設定をしています。

それを目安に戸外活動を判断しています。

こんなに暑い日が続くとさすがにプールに入りたくなりますよね。
園見学では、見学者からの質問で「プールの有無」はよく聞かれます。
ただ、それはプール活動をしたいのか、危険だから不安なのかどちらとも取れるので質問の真意はわかりません。

私の園はプールがありません。

でも、先生達はプールが無いなりにいろんな水遊びを考えて取り入れてくれています。

水遊びは
夏だからこそ出来る遊びですし、水の心地よさを感じられる絶好の機会なのです。

乳児クラスの水遊び

沐浴、シャワー、清拭
まずは汗を流して清潔に。
立てない子は沐浴で洗い、立てるようになるとぬるめの温度でゆるいシャワーで汗を流します。
体調が気になる子は清拭にすることも。

慣れてなかったり、水が苦手な子は泣いていまいがちなので、沐浴中やシャワー中は水遊び用の玩具を持たせて楽しい空間になるようにしています。

清潔にすることの気持ちよさを感じてもらいます。

小さなビニールプール遊び
お部屋の中にビニールシートを敷いて、そこに小さなビニールプールを出します。
浅く浅く水を張って、子ども達はプールの外側に座ります。
中には入らず、手を入れてピシャピシャ、パチャパチャ!
水遊び用の玩具やバケツやジョウロなども遊び道具です。
水がかかるたびに「キャー♡」と叫んだり、恐る恐る水を触ったり、それぞれの反応が可愛いです。

プール遊びをするには、色々許可を取らなくてはいけません。
なので、プール遊びではなくて水に触れる遊びを楽しむ程度ですが十分満足そうです。

大変なのは後片付け。
バケツで水をすくって捨てての繰り返し、、最後に床全面拭き拭き拭き!!

水鉄炮
暑いけど今日は短時間なら出られるかも!という時は水鉄砲を持って、外遊びをすることもあります。
乳児さんの水鉄砲選びで注意するポイントは霧吹き水鉄砲にすること。
ストレートの水鉄砲だと、耳の中や目に直撃した時に危ないです。
小さい子はどこに鉄炮が向けられてるのか予測は出来ないし、スピーディに逃げることは出来ません。
耳や目の中に水が入ると、中耳炎や結膜炎など様々ま症状に影響するので気をつけましょう!

水鉄砲で洋服や帽子が濡れても嬉しいそうにはしゃいでいる子ども達です。
園に戻ったらすぐにお着替えですね!

幼児クラスの水遊び

冷やしタオルで清潔に
2歳児以上の子ども達は、外遊びから帰ってくると冷やしタオルで体を拭いて、気持ちよさを感じています。
毎日一人ひとりがタオルハンカチ程度のタオルを持参して、それを先生が濡らして冷蔵庫にイン!

お散歩から帰ってきた頃には冷えっ冷えのタオルに変身しているのです。

汗も引いて、気持ちよくて、清潔になる。
夏には欠かせない取り組みです。

手作り水鉄砲
500mlのペットポトルにストローをさして、中に水を入れるだけ!
ペットポトルを押すと、ストローから水がシューッと勢いよく出ます。

ペットポトルには自分たちで絵を描くとオリジナルの水鉄砲が完成です。

それを持って外遊びに行くことを子ども達は楽しみにしています。

水鉄砲が終わって園に戻ってきた時は、先生が1番びしょびしょ…なんてことはよくある話です。笑

色水氷
いろんな色の氷を作って、それをクレヨンがわりにして画用紙に絵を描きます。
冷たいし、溶けてくるし、難しいけど面白い。
出来上がった絵はなんとも言えない芸術アートのように見えます。

注意ポイントは
絵を描く紙はコピー用紙ではなく画用紙がいいです。
コピー用紙は水をあまり吸わないので、綺麗に色が染み込みません。
口に入れそうな子がいる場合は、色水を作る時に食用色粉を使いましょう。
心配なければ絵の具で問題ありません!

洗濯ごっこ
バケツに水を入れて泡泡入れて、使った冷やしタオルをゴシゴシします!
別のバケツで泡を洗い流してゴシゴシゴシ。
最後はひねってぎゅーと絞っておしまいです。

泡泡も気持ちいいし、ゴシゴシも楽しいし、なにより最後のひねって絞ることって中々難しいし、中々体験することがありません。

良い経験になりますね!

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