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お爺さん(74歳)の思い出 その34 集落のこと

私が生まれ育った集落のことについて、振り返ってみます。

集落全体(今で言う自治区)では、その当時80戸〜90戸くらいだったと思う。その集落をまた、5つに分けてそれぞれの小集落毎に、色々な行事をこなしていた。それは今でも続いているようだ。

お葬式、祭り、田植え、頼もし講、道普請等々、あ互いに助け合いながら、生活をしていく生き方は、素晴らしいと思う。

一つの集落は、少ないところで7〜8軒、多いところで、16〜17軒くらいだったと思う。
大きい行事だと、全体を二つに分けて、人数を増やして行事を、行うこともあつたようだ。

兎に角、隣近所を始め集落毎の、助け合いは昔から延々と続けられてきたもので、その時々で、改善したもののようだ。

その集落毎の纏まりは、子育てなどにも関係する。隣近所の子供をその地域のお年寄りが、まとめて遊ばせる。両親が仕事で遅くなり、周りが暗くなつた時など、お年寄りのいる家で家の人が帰って来るまで、遊ばせてもらえた。

どれ程隣近所にお世話になったことやら。
また、テレビが普及し初めで、小集落に一台か二台くらいしか、なかった頃は皆子供が、そのテレビの前に集まって、見せてもらった。その家の人は食事もできなく、困っていたと思う。

そんな事がありまさしく、地域に育てられた子供の頃である。

本日も最後までお付き合い頂きありがとうございます。

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