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DJ Naruhisa Matsuoka / Fog Plants

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90年代後半の東京のジャズ~ブレイクビーツ界隈で、高い支持を得ていたDJの一人が松岡成久だ。海外のジャズブレイクやトリップホップ、初期のアートコアと呼ばれたジャジィなドラムンベースを咀嚼したDJプレイは、当時の東京のエクレティックな雰囲気を最も体現していた。また、自身の作品でも、当時の薄暗いクラブの空気を存分に感じさせてくれるブレイクビーツをいくつか作っている。このFog Plantsは、自身の12インチやアルバム(というか、CD用にまとめたシングル集だが)に収録されていたほか、フランスのトリップホップDJ、DJ CAMのミックスにも収録されており、今もサブスクリプション上で聞くことができる。前半で延々と断片的な電子音やサンプリングが続き、ようやと1分半近くでビートが入るあたりが、いかにもあの時代のDJトラックっぽい。なんとなく、Death In VegasとかMr. Scruffあたりが好きな人が好きそうな音。

収録

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DJ Matsuoka Naruhisa* ‎– The Structures Of Breaks


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