Cymbals / Show Business
Cymbalsもまた90年代後半に出てきて、クラブミュージックの手法を取り入れながら、ロックバンドのダイナミズムを拡大深化させてきたバンドの一つである。初期のアルバムはかなりUKロックの影響力の強いトラックを作っていたが、後々にクラブ的な音響を取り入れて進化していく。ここではメジャーでの1stアルバムの冒頭のトラック Show Businessを紹介しよう。キャッチーなメロディと音の塊のような一体感のあるバックトラックが耳に押し寄せるトラック。UKのビッグビートDJがかけるインディロックのようなダイナミズムを感じる。多少の贔屓目をもっていえば、Tahiti 80やSpearmintsとの同時代性と言うべきか。CDでしかリリースされていなかった曲なのに、当時しばしクラブでかかっていたのも納得である。
収録
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