見出し画像

女性ならではの体調との付き合い方〜月経前症候群(PMS)編〜

私は長い間、PMSと戦ってきました。

今も戦っています。

その戦いの戦歴で得た知識を共有しようと思います。

月経前症候群(PMS)とは?

月経前、3〜10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始と共に軽快ないし消失するものを言います。(PEMSが重い場合は月経開始の時も辛い症状に悩まされます。)

医学的にはハッキリした原因は分かっていません。

女性ホルモンの変動がかかっていると考えられます。

↓の図を参照

画像1

PMSの症状は多岐にわたります。

心の症状

イライラ、ゆううつ、落ち着かない、泣きたくなる、集中できない、ぼーっとする、いつも張り詰めた気分になる、怒りっぽい、など。

身体の症状

疲れ、だるさ、肌荒れ、体重増加、むくみ、のぼせ、下腹部の張り、眠気または不眠、頭痛、腰痛、乳房の張り、など。

PMSの主な原因

ストレス、性格・考え方、食生活・嗜好品、自律神経・体力の低下、など。

PMSと上手く付き合うには

バランスの良い食事、アルコール・塩分・カフェインの摂取を控える、軽い運動(有酸素運動)、禁煙、PMS日記をつける。



上までは基本的に覚えておいて損はない基礎知識です。

私が独自にどのように、PMSを乗り越えてきたかを教えます。

①デジタルデトックス(TwitterやInstagramを観ない)理由→SNSを観ることによって、自分と反対意見の人に噛みつきたくなってしまうから。その感情のスイッチが入ると、深夜まで感情を引きずり、眠れなくなる。嫉妬心や焦りの心に押しつぶされる。周囲と過度に比較することによって抑うつや、イライラに繋がり、最悪、希死念慮が湧く。

②必要最低限の会話、必要最低限の人間関係に留める。理由→PMS状態の私は人に対して平気で傷つける言葉を吐いてしまうことがあると気がつきました。そのため何人もの知人と疎遠になりました。なので、PMSの日は今日は調子悪いからと、仕事は早めに帰ることにしました。希死念慮が湧いてしまった時は、友人ではない、例えば、よりそいホットラインなどにチャットで感情をぶちまけていました。私は友人はお勧めしません。何故ならば友人は私の持っているストレスに耐えきれなくなって疎遠になってしまった経験があるからです。今はmuuteというアプリに感情をぶちまけます。noteもよく使います。

③豆乳やアーモンドミルクを水のように飲む。理由→水のように飲むのは健康的にどうなのかと思うのでお勧めしませんが、エストロゲン値が下がる月経前2週間から月経中までずっと、豆乳やアーモンドミルクを飲んでいました。豆乳、アーモンドミルクは精神が安定しない人にとっては魔法の飲み物みたいなものです。飲み過ぎは注意かもしれませんが、豆乳アレルギー、ナッツアレルギーではない限り、ちょっと太る以上の大きな副作用は私には起こりませんでした。

④整腸薬を飲みまくる。理由→便秘の影響でニキビが出来やすいから。

⑤朝起きた時に寝たまま体温を測る。理由→排卵日を知ることによって、エストロゲンとプロゲステロンの入れ替わりが起きる時期を知ることが出来るから。

④食べたい物は極力我慢しない。理由→我慢することがストレスなら食べた方がいい場合もあります(アルコール、タバコ、カフェイン、嗜好品以外)まぁなるべくなら、白砂糖の入ってるものも押さえた方がいいと思いますが、そこまでするとストレスですよね。

⑤ちゃんと規則正しい生活を送る。理由→眠れないことで、些細なことでイライラしてしまうから。

⑥喧嘩はしないと心に決める。理由→月経2日前は必ず怒鳴り声をあげて、家族と喧嘩してしまう時がありました。イラっとした瞬間、深呼吸して、溜息だけで抑えられたら大したもんです。

ですが、これだけ心に決めても出来ない日はできませんでした。

なので、私が婦人科医に処方されている、月経困難症処方薬も最終手段としてはありかなぁと思います。

今はオンラインで診療してくれるところや、内心(股を開いて医者に診察してもらう)をしなくても良いと言ってくれる所もあります。

ただ、月経困難症治療薬にも大きな副作用があり、特殊な病気の人は処方されない場合もあります。慣れるまでに3ヶ月〜半年かかる人もいます。

他の薬との飲み合わせが難しい薬でもあります。


ちなみにPMSに関しては精神科医で抗うつ薬を処方していただいていた経験があります。

今治療法ではなく対症療法ですね。

それでも眠気が治らなくて、仕事中、眠ってしまうこともあったので、低容量ピルのフェリエルを処方して頂くことになりました。

それでもまだ飲み始めのなので、所感としては、慣れなくてとても眠いです。

婦人科医では、望めば血液検査もやってくれるので、鉄、葉酸などを処方してもらえる場合があります。

元医薬品登録販売者のとしての豆知識として、アスコルビン酸(ビタミンC)も鉄不足による月経前や月経中の症状に効果があります。ビタミンCは鉄の吸収を助けます。また、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンEもそれぞれ重要な栄養素です。カルシウム、マグネシウムも必須です。もちろんアミノ酸も。月経前や、月経中は栄養素に気をつけて過ごすことをお勧めします。

また、犬や猫などの動物と触れ合う機会を多くつくることもおすすめです。

幸せホルモンのオキシトシンが分泌されます。

PMS期間にパートナーと別れてしまう人も居るので、パートナーと合わない期間にすることをおすすめします。

余談ですが、パートナーに月経前症候群の症状を詳しく説明して共有しておくこともお勧めです。

何故、彼女が機嫌悪いのか、知りたくない人は少ないでしょう。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?