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人の過失を見るなかれ

『 法句経 (ダンマパダ) 』という仏典の中に …

他人の過失を見るなかれ。
他人のしたこととしなかったことを見るな。
ただ自分のしたこととしなかったこととだけを見よ。
法句経(ダンマパダ)50

… というのがあります。

このコトの詳しい解説は、大愚和尚様
解りやすく解説されておりますので …
是非、ご視聴ください。☟


それで、僕が思ったことを …

自分のしたこととしなかったこととだけを見よ

ココがとても大事なコトだと思る。

何故なら、『 見よ 』とは説かれているが、【 語れ 】とは書かれていない。

そう、自分の『 あり方 』に従って生きているのなら、『 今ここ 』に集中してさえいればいい。

岸見一郎氏と古賀史健氏で有名な『 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 』の中の一文に …

「 お前の顔を気にしているのはお前だけ 」
… というのがあります。

当に言い得て妙 … なワケで …

それでもなお、人によってはその「 お前の顔 」を他者に評価してもらいたがったり …
「 幸・不幸 」に於いて、他者より上に立ちたいというか …
優越感に浸りたいというか …

そういう人も少なからずいます。

そして、自分のしているコト、しなかったコトを【 正当化 】するために、敢えて誰かしら(ナニかしら)を悪者や間違い、過失として訴える …
… というコトをついついしてしまっている。

そして、気付かぬ内に、周りから徐々に、倦厭・敬遠・嫌悪 されてしまっている。

そして、当の本人は全然気付いていない。

気付いていないので …

何故に自分がこの様なトラブルに
見舞われてしまったのかがわからない。

自分が言う『 正義 』も受け取る相手によっては【 攻撃 】になり得る場合だってある。

『 悟 』という言葉は …
心+五+口 で出来ているけれど …
大切な言葉(思い)を大事に守る心 … という意味らしく。

この世で真に修行・学んでいるモノは、あちこちベラベラと(特に自分のコトを)吹聴しないモノだ、というコトになる。

真に『  』を歩んでいる者は …
他者に多くを説く(語る)のではなく、よくよく他者から傾聴する者である。

… と思う。

僕も、そういう者になりたい。


( *´艸`)

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