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目標設定

 昨日は久しぶりに遠出して、長野の先生に会いに行きました。初めてお伺いした所でしたので、校内を案内してくれました。自分は1学年2クラスの学校で小規模校の中ですが、それよりさらに小さく、複式で学級を組まれているそうです。

 その先生は、同じクラスの中で学年をまたいだ授業をなさっているそうで、自分はまだ未経験なので何をどうするのかさえ検討がつきませんでした。クラスを前と後ろに分け、それぞれが独自の授業を展開するとのこと、子どもたちは良く集中しているなぁと感心します。

 その時に必要なのは、適切な目当てを与えて、支援をすることだそうで、上手く目当てが与えることが出来れば、その授業は児童が勝手に進ませるようなことをおっしゃっていました。毎時間上手く当てはまるものでは無いにしろ、相当な工夫をなさっているなぁと思います。

 自分が授業をするときは、流れを意識して、何をやる時間かを明確に示すような展開を意識しています。それだと授業は進みますが、子どもたちが創り出すことにはなりません。習熟的な授業だとこれでも良いですが、やはり創造性を生み出すには、難しい所があります。
 目標設定を的確に行えば、その目標への道のりは自分たちで探し始めます。その経過でより良い方法を見いだしたり、早く正確な手立てを見つけたり等をしていくことが、勉強の一つなのではと思います。

 今の子どもたちは、与えられた具体的な問題に対しては、すぐに答えを見つけようとし、実際答えを教えて貰おうとします。単純な作業でしたらこれで充分ですが、もう一歩踏み込んで考えるときに、何をどのようにすれば良いか分からなくなる児童も多いです。
 ぶれない目標は、子どもたちが迷ったときも、道筋を見せてくれると思うし、どんな思考をして答えにたどり着いたとしても正解とでき、よりよい思考方法を子どもたち自身でも探求できる事と思います。

 これから(というか今までもですけれど)の子どもは、情報を取捨選択し、見極めていく力が求められることが多いと思います。その時に何を目指していくのか、何が到達点なのかが分かるようにさせていきたいです。


ではでは

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